キング・ダイアモンド

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キング・ダイアモンド
King Diamond
キング・ダイアモンド、マーシフル・フェイトとしてのライブ(2006年12月9日)
キング・ダイアモンド、マーシフル・フェイトとしてのライブ(2006年12月9日)
基本情報
出生名 Kim Bendix Petersen
出生 1956年6月14日(57歳)
出身地 デンマークの旗 デンマーク
コペンハーゲン県
コペンハーゲン
ジャンル ヘヴィ・メタル
職業 ボーカリスト
レーベル ロードランナー・レコード
メタル・ブレイド・レコード
共同作業者 キング・ダイアモンド
マーシフル・フェイト
ブラック・ローズ
ブラッツ
公式サイト Official Website

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キング・ダイアモンドKing Diamond1956年6月14日-)は、デンマーク出身、アメリカ在住のヘヴィ・メタルヴォーカリスト。本名Kim Bendix Petersen。母国語デンマーク語、ネイティブレベルの英語(メディア取材に応じてブリティッシュイングリッシュとアメリカンを使い分ける)の他に3、4か国語のヨーロッパ言語を話すマルチリンガル。裏声を駆使したハイ・トーン・ヴォーカルと、シアトリカルなパフォーマンスで有名。ステージ・ネームと同名であるキング・ダイアモンド(King Diamond)というヘヴィ・メタルバンドを率いて活動している。本項目では、人物としてのキング・ダイアモンドと、バンドとしてのキング・ダイアモンドの両方について記述する。

略歴[編集]

~マーシフル・フェイト時代[編集]

デンマークのコペンハーゲンで生まれたキングは、ブラック・ローズというハード・ロック・バンドで活動。そしてハンク・シャーマン(ギター)、マイケル・デナー(ギター)、ティミ・ハンセン(ベース)と出会い、1980年マーシフル・フェイトを結成。1985年に解散するまでに、自主制作のミニ・アルバム1枚と、『ロードランナー・レコード』からのフル・アルバム2枚を発表する(詳細はマーシフル・フェイトの項目参照)。

キング・ダイアモンド結成~活動停止[編集]

キングは、マーシフル・フェイト時代の盟友のマイケルとティミに、アンディ・ラ・ロック(ギター)とミッキー・ディー(ドラム)を加えた布陣で、キング・ダイアモンドを結成。引き続き『ロードランナー・レコード』に在籍する。企画物のシングル「ノー・プレゼンツ・フォー・ザ・クリスマス」(1985年)を経て、アルバム『フェイタル・ポートレイト』(1986年)で本格的にデビュー。続く『アビゲイル』(1987年)の成功で、バンドの知名度は一気に上がった。しかし、マイケルとティミが脱退し、以後、メンバーは流動的になる。4作目『コンスパイラシー』(1989年)の発表と前後して、ミッキー・ディーも脱退した(ミッキーはその後、ドン・ドッケンを経てモーターヘッドに加入)。それでも、後任ドラマーにスノーウィ・ショウを迎え、『ジ・アイ』(1990年)を発表するが、バンドは活動停止に追い込まれた。

マーシフル・フェイト再結成以降[編集]

キングは1992年、マーシフル・フェイト再結成に加わり、『メタル・ブレイド』に移籍。その後、キング・ダイアモンドの方も活動を再開させる。相棒アンディ・ラ・ロックに加え、新たにハーブ・シモンセン(ギター)、クリス・エステス(ベース)、ダーリン・アンソニー(ドラム)を迎えて、復活作『ザ・スパイダーズ・ララバイ』(1995年)発表。それからキングは、マーシフル・フェイトとキング・ダイアモンドの2つのバンドを掛け持ちで活動する。

1999年にマーシフル・フェイトが再び解散してからは、キングはキング・ダイアモンドに専念。傑作『アビゲイル』の続編に当たる『アビゲイルII:ザ・リベンジ』(2002年)以降は、キングとアンディの2人に、マイク・ウェッド(ギター、元ミメント・モーライ~マーシフル・フェイト)、マット・トンプソン(ドラム)、1987年から1989年に在籍していたハル・パティーノ(ベース)というラインナップで活動している。

また、キングは、デイヴ・グロールのプロジェクト・アルバム『プロボット』にもゲスト参加。2005年には、『ロードランナー・レコード』25周年を記念したプロジェクト、ロードランナー・ユナイテッドのアルバム『オールスター・セッションズ』にも参加している。

2010年 心臓発作により心臓3枝バイパス手術を受けた。

2013年、LOUD PARKでキャリアを通して初来日の予定であったが、機材の遅れに伴い運営側から直前に出演をキャンセルされた事を公式サイトで公表した[1]

キングの歌唱スタイル[編集]

キングは、全く独特の歌い方でカルト的な人気を得た。不気味に蠢く低音~中音域と、裏声を駆使した高音の極端なコントラストが、楽曲にドラマを与えている。クレイドル・オブ・フィルスのヴォーカリスト、ダニ・フィルスを筆頭に、白黒のメイクも合わせて後のメロディック・デス・メタルブラック・メタルに大きな影響を与えた。

マーシフル・フェイトとキング・ダイアモンドの違い[編集]

両方とも、特異な個性の持ち主であるキングがヴォーカルを務め、不気味さと美しさを融合したヘヴィ・メタルを創造している。また、キング以外にも、両方に籍を置いたことのあるメンバーは多い。しかし、マーシフル・フェイトはハンク・シャーマンとの双頭バンドであり、ハンクの作曲能力も大きな鍵となっていた。それに対し、キング・ダイアモンドにはアンディ・ラ・ロックという名参謀もいるが、基本的にはキングのコンセプトを具現化するバンドと言っていい。

また、マーシフル・フェイトが楽曲単位でドラマを演出するのに対し、キング・ダイアモンドは、コンセプト・アルバムが多いのも特徴である。妻が悪魔の子を身籠もる『アビゲイル』、サイコ・ホラー的な『ザ・グレイヴヤード』、「イエス・キリストは実は生きていた」という奇想天外な発想を基にした『ハウス・オブ・ゴッド』等、多彩な恐怖物語を綴っている。

ディスコグラフィー[編集]

マーシフル・フェイト[編集]

マーシフル・フェイトの項目参照

キング・ダイアモンド[編集]

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ King Diamond Performance at Loud Park Japan Cancelled by Promoter 公式サイトより

外部リンク[編集]