イクチオサウルス

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イクチオサウルス
Ichthyosaurus
イクチオサウルス
イクチオサウルス
地質時代
ジュラ紀
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
: 魚竜目 Ichthyosauria
: イクチオサウルス科 Ichthyosauridae
: イクチオサウルス Ichthyosaurus
学名
Ichthyosaurus
De la Beche & Conybeare,1821
  • I. communis Conybeare, 1822(模式種
  • I. breviceps Owen, 1881
  • I. conybeari Lydekker, 1888
  • I. intermedius Conybeare, 1822

イクチオサウルス (Ichthyosaurus=“魚に似た爬虫類”の意、和名は「魚竜(ギョリュウ)」) は中生代ジュラ紀に生息していた水棲爬虫類ヨーロッパからアメリカ大陸までの広範囲で発見されている。魚竜上目 - 魚竜目 - イクチオサウルス科

全長約2メートル。体の輪郭まで分かる保存状態の良い化石も多数発見され、尾鰭と背鰭があったことが分かっている。尾鰭は長い尾が下方に湾曲し、上部に肉質の鰭が発達する事で形成されている。

体形は現生のイルカに似ており(但し、尾鰭は体に対して垂直についている。この形質は寧ろ同様の生態的地位にあったサメ類に似ている)、また身体の大きさに対し、巨大な目を持っているのも特徴。また、耳骨も大きく聴覚も発達していたと推測されている。海に住む爬虫類としては最も高度に水中生活に適応した動物で、卵を腹の中で孵化させてから産み落とす(いわゆる「卵胎生」)習性があった事が化石から推測されている。

魚やイカなど、海の小動物を餌にしていたと見られる。ある個体の化石の腹部には、死ぬ直前に食べたと思われるイカ類の異物(現存するイカの吸盤に相当する、触腕のフック状突起)が残されていた。

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関連項目[編集]