驟雪

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遠くを通過する驟雪

驟雪(しゅうせつ、: shower snow)とは、対流性のから降るのこと。しゅう雪。降雪強度が急に変化し、降り始めや降り止みが突然で、空間的な雪の分布を見ても変化が大きく散発的であるのが特徴。特に、短時間で止むような一過性の驟雪をにわか雪という。

概要[編集]

対流性の雲とは、積雲積乱雲のことである。これらの雲は、大気が不安定な時に上昇気流により垂直方向にもくもくと発達する一方、水平方向への広がりが小さい。そのため、一つの雲が通過する際に降る雪は、平均で十分程度、長くても数十分であり、すぐ止んでしまうのがふつうである。

複数の雲が連続して通過すると、降り出してはすぐに降り止むことが繰り返され、強度変化の激しい雪が続いているものとして観測される。このように長く断続的に降り続く雪を、特に日本海側では時雨(しぐれ)や雪時雨と呼ぶ。

日本海側の冬の驟雪は、を伴うこともある。

国際気象通報式[編集]

国際気象通報式のSYNOPおよびSHIPにおいて天気の項では、

  • 26.前1時間内にしゅう雪またはしゅう雨性のみぞれがあった→Symbol code ww 26.svg
  • 83.弱いしゅう雨性のみぞれ→Symbol code ww 83.svg
  • 84.並または強いしゅう雨性のみぞれ→Symbol code ww 84.svg
  • 85.弱いしゅう雪→Symbol code ww 85.svg
  • 86.並または強いしゅう雪→Symbol code ww 86.svg

の5種類が驟雪・しゅう雨性のを表す。なお、などが同時にあればそれが優先され違う表記となる。

METARTAFでは、「特性」の欄のSHがしゅう雨性、「降水現象」の欄のSNが雪を表す。

日本式天気記号[編集]

にわか雪の天気記号(日本式)

国内気象通報日本式天気図における21種天気では「にわか雪」が定義されている。記号表記は雪を示す「雪の日本式天気記号」の右下に片仮名の「ニ」をつける。これはにわか雨と同様、「ニワカ」の略である。

を伴う場合、雷の記号が優先される。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]