太陽柱

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大阪市から六甲山方向に出現した太陽柱
2008年7月6日

太陽柱(たいようちゅう)とは、日出または日没時に太陽から地平線に対して垂直な方向へ焔のような形の光芒が見られる大気光象のことである。サンピラー(sun pillar)ともいう。

の中に六角板状の氷晶があり風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かぶ。このほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面で太陽からの光線が反射され、太陽の虚像として見えるのが太陽柱である。太陽柱の中心は太陽と地平線をはさんで対称な位置、つまり地平線下にあり、氷晶の水平からのずれのためにその上下に広がって見えている。

太陽の高度が高い場合は反射を起こす氷晶を含む雲が地平線よりも下になければこの反射光を見ることはできない。このような条件は飛行機や高山などに限られる。そのため、太陽柱が見られるのは通常日出または日没時のみである。太陽の高度が高い場合に飛行機や高山から見える反射光は太陽と離れて、太陽と地平線をはさんで対称な位置に見えるので映日(えいじつ)と別の現象名で呼ばれる。

アラスカ・フェアバンクスで撮影された白銀色の光柱

宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に登場する「天気輪の柱」のモデルという説もある。

太陽以外に月でも同様の現象が起こり、これは月柱(げっちゅう)と呼ばれる。また、遠くの地上の街灯などが同様の現象を起こすこともあり、光柱(こうちゅう)と呼ばれる。太陽や月の光がほぼ平行光線なのに対して、地上の街灯などは広がりがあるため光柱は太陽柱や月柱に比べて高く見える。

日本国内では、冬季に北海道などでダイアモンドダストによるものを見ることができる。このため、寒い地方で寒い時期のみに見られるものという誤解も多いが、氷晶によるものは季節を問わず各地で見られる。これは、夏でも上空の雲は氷晶で構成されているためで、氷晶の雲の下に光を遮るほかの雲が無ければ観測できる。

この例として、夜間に行われる漁の漁火による光柱が挙げられる。遠くの海上の白、黄色、青などの漁火が光柱として上空に現れ、日本海沿岸各地で観測されることがある。

雲中の氷晶による太陽柱や光柱などは、巻層雲高層雲のときが多い。これは氷晶が層状にまんべんなく分布してきれいに見えるためで、巻雲巻積雲高積雲などでは光が途切れ途切れになって見えにくい。

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