「ボンネビル (クレーター)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
NoSaito (会話 | 投稿記録)
en:Bonneville (crater)07:55, 14 August 2013‎を翻訳
(相違点なし)

2014年2月16日 (日) 14:47時点における版

マーズ・グローバル・サーベイヤーが2004年12月20日に撮影した画像

ボンネビル(Bonneville)は、火星の衝突クレーターである。より大きなクレーターであるグセフの内部に位置する。スピリットは、2004年にグセフの底面を探索した際、ボンネビルを訪れた。またボンネビルは、スピリットが着陸する際に、熱シールドを投棄した場所でもある。スピリットがクレーターを撮影した際には、反対側の壁に熱シールドが写っていた。直径は約210m、深さは約14mで、縁は周囲よりも6.4m高い[1]

ボンネビルという名称は、アメリカ陸軍ベンジャミン・ボンネビルユタ州ボンネビル湖に由来している。

形成と地質

ボンネビルが形成された地層は、緩い塵の総であると考えられている。岩盤は露出していない。このクレーターは比較的原始的で、特に水による浸食の影響を受けていない[1][2]

深さと直径の比から、ボンネビルは二次クレーターである可能性が高いと考えられている[1]

ボンネビルのパノラマ画像。右にコロンビア・ヒルズが見え、地平線上には投棄された熱シールドが見える。

出典

  1. ^ a b c Squyres, et al.; Arvidson, R; Bell Jf, 3rd; Cabrol, NA; Carr, MH; Christensen, P; Crumpler, L; Des Marais, DJ et al. (2004). “Surficial Deposits at Gusev Crater Along Spirit Rover Traverses”. Science 305 (5685): 807-810. Bibcode2004Sci...305..807G. doi:10.1126/science.1099849. PMID 15297659. 
  2. ^ Golombek, et al.. “Surfical geology of the Spirit rover traverse in Gusev Crater: dry and desiccating since the Hesperian”. 2008年4月24日閲覧。

外部リンク