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ボンネビル(Bonneville)は、火星の衝突クレーターである。より大きなクレーターであるグセフの内部に位置する。スピリットは、2004年にグセフの底面を探索した際、ボンネビルを訪れた。またボンネビルは、スピリットが着陸する際に、熱シールドを投棄した場所でもある。スピリットがクレーターを撮影した際には、反対側の壁に熱シールドが写っていた。直径は約210m、深さは約14mで、縁は周囲よりも6.4m高い[1]。
ボンネビルという名称は、アメリカ陸軍のベンジャミン・ボンネビルとユタ州のボンネビル湖に由来している。
形成と地質
ボンネビルが形成された地層は、緩い塵の総であると考えられている。岩盤は露出していない。このクレーターは比較的原始的で、特に水による浸食の影響を受けていない[1][2]。
深さと直径の比から、ボンネビルは二次クレーターである可能性が高いと考えられている[1]。
出典
- ^ a b c Squyres, et al.; Arvidson, R; Bell Jf, 3rd; Cabrol, NA; Carr, MH; Christensen, P; Crumpler, L; Des Marais, DJ et al. (2004). “Surficial Deposits at Gusev Crater Along Spirit Rover Traverses”. Science 305 (5685): 807-810. Bibcode: 2004Sci...305..807G. doi:10.1126/science.1099849. PMID 15297659.
- ^ Golombek, et al.. “Surfical geology of the Spirit rover traverse in Gusev Crater: dry and desiccating since the Hesperian”. 2008年4月24日閲覧。