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里見駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
里見駅
駅舎(2017年9月)
さとみ
SATOMI
高滝 (1.9 km)
(1.8 km) 飯給
地図
所在地 千葉県市原市平野176-1
北緯35度20分12.0秒 東経140度8分43.8秒 / 北緯35.336667度 東経140.145500度 / 35.336667; 140.145500座標: 北緯35度20分12.0秒 東経140度8分43.8秒 / 北緯35.336667度 東経140.145500度 / 35.336667; 140.145500
所属事業者 小湊鉄道
所属路線 小湊鉄道線
キロ程 25.7 km(五井起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
[* 1]30人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1925年大正14年)3月7日
備考 有人駅
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里見駅(さとみえき)は、千葉県市原市平野にある、小湊鉄道線である。駅本屋は国の登録有形文化財に登録されている[1]

歴史

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1925年大正14年)3月7日開業。駅名は、当時この地域が市原郡里見村であったことによる。

当駅からは万田野まで1キロメートル(km)の砂利採取線が延びていたが、トラック輸送の発達により1963年(昭和38年)に廃止された[2]。同線は廃止以来長らく放置状態にあったが、近年保線区員により見学に適した状態に整備された[3]

2013年平成25年)4月、当駅のある加茂地区において、高滝小学校・白鳥小学校・里見小学校・富山小学校の4小学校が統合され、加茂中学校敷地内に統合した小学校を併設した小中一貫教育校・市原市立加茂学園が開校した。ここに通う小中学生の列車通学に対応するため、国・市原市・小湊鉄道が総額8,000万円を負担し、開校を控えた同年3月16日に列車交換の復活、駅長(駅係員)再配置化へ向けた再整備を行った。無人化後、日時を限って駅事務室内で営業していた喫茶店は、有人化に際し改札の横に移された[4]

年表

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駅構造

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千鳥状の単式ホーム2面2線を持つ地上駅。1998年9月16日に一旦交換設備の運用を停止するまでは、単式ホーム・島式ホーム複合型2面3線であった。2013年3月16日から当駅での列車交換を再開する際、島式ホーム内側の2番線を引込み線化し外側の3番線が新たに2番線に改称され、駅舎側ホーム(1番線)が下り列車(養老渓谷・上総中野方面)、対向ホーム(2番線)が上り列車(上総牛久・五井方面)の発着となった。

駅舎木造駅舎で、古くからのものである。駅舎の中には駅事務室と待合所があり、事務室において閉塞扱いを行っている。

また、上総牛久 - 上総中野間で唯一の行き違いが可能な駅である。当駅より終点の上総中野までは全駅単線でスタフ閉塞区間であるため、進入できるのは1列車のみである。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 小湊鉄道線 下り 上総中野方面
2 上り 五井方面

利用状況

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2020年度の1日平均乗車人員は30人[* 1]である。

近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。

乗車人員推移
年度 一日平均
乗車人員
備考
1986年(昭和61年) 253 [* 2]
2007年(平成19年) 31 [* 3]
2008年(平成20年) 22 [* 4]
2009年(平成21年) 17 [* 5]
2010年(平成22年) 16 [* 6]
2011年(平成23年) 13 [* 7]
2012年(平成24年) 13 [* 8]
2013年(平成25年) 64 [* 9]
2014年(平成26年) 58 [* 10]
2015年(平成27年) 60 [* 11]
2016年(平成28年) 69 [* 12]
2017年(平成29年) 62 [* 13]
2018年(平成30年) 56 [* 14]
2019年(令和元年) 43 [* 15]
2020年(令和02年) 30 [* 1]

駅周辺

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市原市立加茂学園(小中一貫校)

牛久以南の中心であり、加茂学園が隣接する。

喜動房きどうぼう倶楽部(いちはら市民活動団体)の活動により、駅構内の店舗にて毎月第1・第3土曜・日曜および祝日に喫茶店を営業し、野菜や物産品の販売も行っている[7]。また、レンタサイクルも実施している[広報 1]

バス路線

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最寄停留所は、駅前にある里見駅であり、以下の路線が小湊鉄道により運行されている[8]

のりば 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
里見駅 湯原・田尾 市原鶴舞バスターミナル 小湊鉄道 土休日運休
牛04 湯原・田尾・市原鶴舞バスターミナル・鶴舞局前・循環器病センター 牛久駅

その他

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撮影利用作品

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隣の駅

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小湊鉄道
小湊鉄道線
  • 里山トロッコ停車駅
高滝駅 - 里見駅 - 飯給駅

脚注

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出典

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  1. ^ 国登録有形文化財 小湊鉄道駅舎群等 市原市”. www.city.ichihara.chiba.jp. 2019年12月6日閲覧。
  2. ^ 里見砂利山線(万田野線)」廃線跡をゆく!”. 小湊鉄道. 2016年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月27日閲覧。
  3. ^ 「里見砂利山線(万田野線)」廃線跡をゆく!No10付近”. 小湊鉄道. 2017年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月24日閲覧。
  4. ^ 本件に関するいきさつについては、朝日新聞の連載特集「ひとえきがたり」の「里見駅(千葉県、小湊鉄道):過疎の駅に通学のにぎわい」(朝日新聞2013年4月30日東京本社版夕刊)に詳しい。
  5. ^ 有形文化財(建造物)の登録の答申について”. 千葉県教育委員会. 2016年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月27日閲覧。
  6. ^ 小湊鐵道の22施設が国の登録有形文化財に登録される”. 小湊鉄道. 2017年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月20日閲覧。
  7. ^ 喜動房倶楽部”. 小湊鉄道. 2018年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月11日閲覧。
  8. ^ 里見駅(1番のりば)”. 小湊鉄道株式会社. 2022年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月30日閲覧。

広報資料・プレスリリースなど一次資料

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  1. ^ (市原市観光協会)。
  2. ^ ドラマや映画のロケ地になった駅”. 小湊鉄道. 2008年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月20日閲覧。

統計資料

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千葉県統計年鑑

関連項目

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外部リンク

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