狼なんか怖くない (1933年の曲)
音楽・音声外部リンク | |
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原曲及び原曲と同時代のカバー曲 | |
狼なんか怖くない(歌:ピント・コルヴィッグ、メアリー・モーダー、ドロシー・コンプトン、ビリー・ブレッチャー) - YouTube(ユニバーサル ミュージック グループ提供YouTubeアートトラック) | |
狼なんか怖くない(歌:ヘンリー・ホール) - YouTube(ワーナー・ミュージック・グループ・X5・ミュージック・グループ提供YouTubeアートトラック) | |
狼なんか怖くない(歌:ヴィクター・ヤング) - YouTube(Underground Inside Records提供YouTubeアートトラック) |
音楽・音声外部リンク | |
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日本語カバー曲 | |
三匹の子豚(歌:松島トモ子) - YouTube(日本コロムビア提供YouTubeアートトラック) | |
狼なんかこわくない(歌:石井里奈、小村知帆、小村美記、中右貴久、森の木児童合唱団) - YouTube(日本コロムビア提供YouTubeアートトラック) |
「狼なんか怖くない (Who's Afraid of the Big Bad Wolf)」は、フランク・チャーチルが作詞作曲し、アン・ロネル (Ann Ronell) が補作詞したポピュラー・ソングで[1]、1933年に封切られたディズニーの短編アニメーション映画『三匹の子ぶた』において、フィドラー・ピッグ(木の枝の家を建てる:声はメアリー・モーダー (Mary Moder))とファイファー・ピッグ(藁の家を建てる:声はドロシー・コンプトン (Dorothy Compton))が[2]、遊ばずに働いているプラクティカル・ピッグ(煉瓦の家を建てる:声はピント・コルヴィッグ (Pinto Colvig))を笑い、ビッグ・バッド・ウルフ(大きな悪い狼:声はビリー・ブレッチャー (Billy Bletcher))をやっつけてやると歌う歌である[2]。この曲の主題は1930年代にポピュラー・ソングとしてヒットし、さらに数多くの歌手やグループにカバーされたことで、今日でもディズニーの音楽の中でも最も広く知られているもののひとつとなっている。また、この曲は、1963年のエドワード・オールビーの戯曲『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』の題名のインスピレーションとなった。
日本語では曲名が「狼なんかこわくない」と表記されることもある。また、後述のように「三匹ノ小豚」「三匹の子豚」として邦題が付いた例もある。
後のディズニー作品での再起用
[編集]この曲は、『三匹の子ぶた』の続編でも使用され、1955年にはテレビ番組『ディズニーランド』の「Cavalcade of Songs」[3]の回にも再演された[4]。また、1990年に発売されたカラオケ・ビデオのシリーズ Sing Along Songs のひとつ『I Love to Laugh』に収録されたほか、数多くのディズニー関係のレコードなどで取り上げられている。
カバー・バージョン
[編集]「Who's Afraid of the Big Bad Wolf?」 | ||||||||
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LL・クール・J の シングル | ||||||||
初出アルバム『Simply Mad About the Mouse』 | ||||||||
B面 |
I Need a Beat I Can't Live Without My Radio | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | CD | |||||||
ジャンル |
オールドスクール・ヒップホップ ニュージャックスウィング | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | コロムビア | |||||||
作詞・作曲 |
アン・ロネル (Ann Ronell) フランク・チャーチル | |||||||
プロデュース |
B・A・ロバートソン (B. A. Robertson) エディ・F (DJ Eddie F) LL・クール・J | |||||||
LL・クール・J シングル 年表 | ||||||||
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LL・クール・J
[編集]アメリカ合衆国のラッパーであるLL・クール・Jは、ディズニーのアルバム『マッド・アバウト・マウス (Simply Mad About the Mouse: A Musical Celebration of Imagination)』で、「狼なんかこわくない」としてこの曲を歌っている。この曲は、エディ・F (Eddie F) とLL・クール・Jのプロデュースにより、1991年にコロムビア・レコードからシングルとしてリリースされた。そこでは、マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」がサンプリングされている[5]。このLL・クール・Jのバージョンは、ビルボード誌のチャートに登場するまでのヒットにはならなかった。
Track listing
[編集]A-side
- "Who's Afraid Of The Big Bad Wolf?"- 3:50
B-side
- "I Need A Beat"- 4:31
- "I Can't Live Without My Radio"- 5:27
他のカバー・バージョン
[編集]この曲のカバー・バージョンとして知られるものには、次のようなものがある[1]。
- 1933年 - ベン・バーニー (Ben Bernie) - アメリカ合衆国のジャズ・ヴァイオリニスト
- 1933年 - ドン・ベスター (Don Bestor) - アメリカ合衆国のバンド・リーダー
- 1933年 - ヴィクター・ヤング - アメリカ合衆国の作曲家
- 1933年 - ヘンリー・ホール (Henry Hall) - イギリスのバンド・リーダー
- 1934年 - ジャン・サブロン (Jean Sablon) - フランスの歌手、 曲名 "Prenez Garde Au Méchant Loup!".
- デューク・エリントン - アメリカ合衆国のピアニスト、作曲家
- リタ・パヴォーネ - イタリアのロック/バラード歌手
- 1961年 - 子供向けのテレビアニメ『ピンキー&パーキー (Pinky and Perky)』のレコード[6]
- 1963年 - バーブラ・ストライサンド - アメリカ合衆国の歌手、アルバム『The Barbra Streisand Album』に収録
- チュチョ・アベラネット (Chucho Avellanet) - プエルトリコの歌手、コメディアン
- 2006年 - B5 - アメリカ合衆国のボーイ・バンド、『WOW!〜ディズニーマニア4 プレゼンツ・ディズニーロック&ポップ!!ミュージック・アルバム』に収録
- 2007年 - マックス・ラーベとそのパレス・オーケストラ (Max Raabe and his Palace Orchester) - ドイツの歌手、アルバム『Heute Nacht oder nie』に収録し、ステージでもしばしば披露している。
原曲と同時代の日本語によるカバーには、次のようなものがある[7]。
その後の日本語によるカバーには、次のようなものがある。
- 1953年 - 松島トモ子「三匹の子豚」作詞:門田ゆたか、編曲:冨田勲[8]
- 1962年 - 松島ミノリ、芳川和子、栗葉子「三びきの子ぶた-おおかみなんかこわくない-」訳詩・脚色:丘灯至夫、編曲:松尾健司。日本コロムビアから発売されたディズニーランドレコードの『三匹の子ぶた』に収録された版[9]。
- 1974年 - 小鳩くるみ「狼なんかこわくない」作詞:わしづなつえ。『ディズニーランドの小鳩くるみ ディズニー映画主題歌集』(ビクターエンタテインメント)に収録された版[10]
- 1987年 - 山野さと子、森の木児童合唱団「狼なんかこわくない」。『ディズニー映画 名作主題歌集』(日本コロムビア)に収録された版
- 2005年 - 石井里奈、小村知帆、小村美記、中右貴久、森の木児童合唱団「狼なんかこわくない」。子供向けオムニバスCD『CDツイン テレビ・こどものうた~魔法戦隊マジレンジャー~』(日本コロムビア)に収録された版
出典・脚注
[編集]- ^ a b “WHO S AFRAID OF THE BIG BAD WOLF”. ACE Title Search. American Society of Composers, Authors and Publishers. 2008年10月16日閲覧。
- ^ a b “Three Little Pigs (1933)”. The Internet Movie Database. 2008年10月16日閲覧。
- ^ 日本での放送の有無、邦題は未確認。
- ^ “Three Little Pigs”. Disney Archives. The Walt Disney Company. 2008年10月16日閲覧。
- ^ “LL Cool J's Who's Afraid of the Big Bad Wolf sample of Michael Jackson's Billie Jean”. WhoSampled. 2012年3月15日閲覧。
- ^ Dave Bullock. “PiNkY & PeRkY ; Rare Records for Sale”. Pinky & Perky's website. 2008年11月9日閲覧。
- ^ いずれも、アルバム『オ人形ダイナ』日本コロムビア/ブリッジ(2011年) に収録されている。
- ^ CDでは『20世紀の軌跡 アイドルの時代 前半史(5)~みかんの花咲く丘』(日本コロムビア、1999年)、『決定盤 松島トモ子大全集』(日本コロムビア、2014年)に収録。
- ^ その後も日本コロムビアの子供向けレコードにたびたび収録された。
- ^ CDでは『うたのおねえさん 小鳩くるみ ベストセレクション』(ビクターエンタテインメント、2005年)に収録。