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2015年12月31日 (木) 10:00時点における版

金光教の時間(こんこうきょうのじかん)は、日本各地のラジオ放送局で放送されている宗教番組である。主に早朝に放送されている。

金光教の願いなどを説教(教話)やラジオドラマの形で放送(ドラマは毎年8-10月に放送)。ドラマ出演者は永井一郎中西妙子山本圭子三輪勝恵小野坂昌也龍田直樹中友子など(青二プロダクション所属者が多い)。

金光教放送センターが企画製作し、実際の番組配信・制作は朝日放送から行われている(その関係で朝日放送のアナウンサーが朗読を担当することがあった)が、ラジオドラマは出演者の都合上ニッポン放送のスタジオ等で収録する場合が多い。

歴史

金光教のラジオ放送が始まったのは、1951年11月24日である。以前にも、佐藤範雄佐藤一夫高橋正雄等が、NHKなどで数回にわたっての単発放送を行ったことがあるが、継続した番組となったのは戦後である。 当時、民間放送が始まった時点で、朝日放送ラジオから、文化の向上に資する教養番組の内容として、宗教放送を取り上げたいという方針が打ち出されて、西本願寺(浄土真宗本願寺派)、東本願寺(真宗大谷派)、知恩院(浄土宗)、カトリックプロテスタント天理教と金光教の7宗派に協力の依頼があり始まった。したがって、当時の放送料金等は無料であった。

金光教のラジオ放送番組では、教主や教監の挨拶や教話以外に、1959年の金光教立教百年の年には、放送劇「天地の如く」[1]という教祖伝記ドラマを13回に渡って放送するなど、その当時からラジオドラマに力を入れていた。

異色なものとしては桂米朝が当時内弟子になって間もない桂小米大阪駅金光教の団体列車に遭遇し、その列車に間違って乗ってしまうというくだりで始まる金光教紹介「ある落語家の物語」(三田純一作)なども作られ、当時の金光教本部のたたずまいが桂米朝の語りと録音構成で紹介されていた(これらの内容は金光図書館で閲覧貸し出し可能である)。

本格的な放送番組の安定制作を行うため、1976年に大阪に金光教電波布教センター(後に金光教放送センターと改称)を設置。現在に至っている。

放送されていなかった地域では、録音等により内容の紹介が行われたが、各地の要望により次第に放送エリアは拡大、たとえば長崎放送ニッポン放送などの場合は、地元の教会連合会の要望で電波料の地元負担により放送が始まった。

放送局と放送時間

放送局 周波数 曜日 時間
ニッポン放送(LF) 1242kHz 日曜 04:30 - 04:40
東海ラジオ(SF) 1332kHz 金曜 05:25 - 05:35
朝日放送(ABC) 1008kHz 水曜 04:50 - 05:00
RKB毎日放送 1278kHz 日曜 06:50 - 07:00
注 放送時間は変更になる場合がある。周波数は本局。

過去の放送局

※放送時間は打ち切り時点のもの。
放送局 周波数 曜日 時間 打ち切り年月
山陰放送(BSS) 900kHz 土曜 05:10 - 05:20 2009年3月
山口放送(KRY) 765kHz 日曜 06:10 - 06:20
長崎放送(NBC) 1233kHz 日曜 07:15 - 07:25
熊本放送(RKK) 1197kHz 土曜 05:50 - 06:00
大分放送(OBS) 1098kHz 日曜 06:35 - 06:45
宮崎放送(MRT) 936kHz 日曜 07:00 - 07:10 2015年9月
北海道放送(HBC) 1287kHz 土曜 05:10 - 05:20 2015年10月
東北放送(TBC) 1260kHz 日曜 05:00 - 05:10
和歌山放送(WBS) 1431kHz 日曜 06:50 - 07:00
山陽放送(RSK) 1494kHz 日曜 06:35 - 06:45
南海放送(RNB) 1116kHz 日曜 06:00 - 06:10
中国放送(RCC) 1350kHz 土曜 05:50 - 06:00

注釈

  1. ^ 天地の如く(1959年7月5日から9月27日放送、全13話) 青木茂 作、声の出演 柳川清、日高久、稗田敦子、浜田彰男、阪脩。

外部リンク