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*[[2006年]][[1月23日]]:先回の衆議院選挙に無所属で出馬した[[ライブドア]][[堀江貴文]]元社長が[[証券取引法]]違反で逮捕された。武部は選挙中自民党幹事長としてわざわざ選挙区まで足を運んで応援演説に立ったことが批判された。

==関連項目==
* [[藤田幹雄]]
:2005年初当選。妹が武部の長男(公設秘書)の妻であり、武部と縁戚関係に在る。


==外部リンク==
==外部リンク==

2006年4月16日 (日) 20:58時点における版

日本の旗衆議院議員 武部 勤
生年月日 昭和16年(1941年5月1日
出身地 北海道斜里郡斜里町
出身校 早稲田大学法学部
学位・資格 法学士(早稲田大学)
前職 北海道議会議員
所属委員会 元・農林水産大臣
第1次小泉内閣
世襲 世襲ではない
選出選挙区 北海道12区
当選回数 6回
所属党派 自由民主党山崎派
党役職 幹事長
会館部屋番号 衆・第2議員会館426室
ウェブサイト www.takebe.ne.jp/
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武部 勤(たけべ つとむ、1941年5月1日 - )は北海道出身の政治家衆議院議員

プロフィール

昭和16年(1941年)5月1日北海道(網走管内斜里郡斜里町に生まれる。北海道斜里高等学校を経て、昭和39年(1964年早稲田大学法学部を卒業。三木武夫派の事務所で政治を学ぶ。昭和46年(1971年)北海道議会議員に当選。昭和58年(1983年)の自身にとって初の衆議院議員選挙では落選となったが、次回の選挙である昭和61年(1986年)の衆議院議員に初当選以後連続6期当選。渡辺派に所属。渡辺のためなら死んでもいいというぐらい心酔する。渡辺の死後は山崎派に所属。

平成12年(2000年)自由民主党の森喜朗政権の倒閣を目指して同党の加藤紘一議員らが起こした造反劇、いわゆる「加藤の乱」に山崎派の一員として名を連ねる。

第1次小泉純一郎内閣で、農林水産大臣で初入閣。

平成14年(2002年BSE問題では問題を軽視して初動が遅れたことや、その発言が批判を浴びた。特に、「感染源解明は、酪農家にとって、そんなに大きな問題なのか」や次々とBSEの影響が報道された後の記者会見では「そんなに慌てることは無いです。また更にBSEは発覚しますから」との発言や、「5年も10年も前の責任を私がとらないといけないわけではない」と辞任を否定したことから、生産者消費者から強い批判を受ける。だが、こうした武部の姿勢が反面教師として受け取られ、また本人も反省してこの問題に熱心に取り組んだため食品の安全管理体制が強化された。

郵政民営化に賛成の立場で、自民党政調筆頭副会長として政権公約づくりを担当したことなどが小泉純一郎首相に評価され、平成16年(2004年)9月27日自民党幹事長に任命される。その時の感想は「驚天動地」。

第44回衆議院議員総選挙では郵政民営化法案に反対した自民党議員に対して対立候補を擁立するなどの選挙戦略を実行し、与党大勝の立役者の一人となる。

平成17年(2005年)10月31日の党役員人事で引き続き自民党幹事長に留任。

2006年2月16日、先月逮捕された堀江貴文ライブドア前社長から武部幹事長の次男宛に3000万円の「送金メール」をしたという報道があり、2月17日衆院予算委員会民主党永田寿康議員が質問したところ、幹事長本人は「事実無根」と完全に否定。更にこのメール自体の信憑性や証拠も無い為、次男もこのメールにより名誉が傷付いたとして永田寿康に対し告訴を検討した。最終的に民主党と永田議員側が全面的に事実無根と認め謝罪した。

略歴

  • 1971年:北海道議会議員に当選。
  • 1983年12月:衆議院議員選挙に初出馬するも落選。
  • 1986年7月:衆議院議員選挙に出馬。初当選。
  • 1990年2月28日:北海道開発政務次官に就任。( - 同年12月29日)
  • 1992年12月26日:運輸政務次官に就任。( - 1993年8月9日)
  • 2001年4月26日:農林水産大臣に就任。( - 2002年9月30日)
  • 2002年4月:BSE問題に関して大臣の問責決議案が提出されたが、否決。
  • 2004年9月:自由民主党幹事長に就任。
  • 2005年10月:幹事長再任

人物像

  • 実家は中華料理屋(店名・珍満)で、TBSで水曜深夜(日付が変わって木曜日の放送)に放送されている浅草キッドが司会の「週刊アサ秘ジャーナル」でおなじみの出演者でもある。
  • 若い頃はデザイナーを目指していたという彼の特技は似顔絵で、来客の似顔絵をその場で描き贈ることもある。郵政民営化法案を広く知ってもらうために(Livedoo「郵政民営化PR紙芝居」作成を仕掛けたりもした。
  • 小泉総理に対しては絶対の忠誠を尽くす。本人曰く(小泉総理の)偉大なるイエスマン。

問題発言・行動とされたもの

元々口が軽いとされるが、小泉首相の名代として発言が注目されるためか、失言ととれるものはマスメディア等にその左右を問わず下記の如く細大漏らさず徹底的に槍玉に挙げられている。急激な出世で妬まれているため敵が多い上、小泉首相への忠勤に励めば「虎の威を借る狐」に見立てられるなど、失言と傲慢ぶりばかり注目され、好意的にマスコミに採り上げられることは事実上極めて稀という状況にある。

  • 2002年農林水産大臣就任後表面化したBSE問題に「感染源解明は、酪農家にとって、そんなに大きな問題なのか」と発言し、さらに「5年も10年も前の責任を私がとらないといけないわけではない」と辞任を否定したことから、国民から強い批判を受け、参議院問責決議案が提出された。
  • 2005年8月:「小泉総理総裁任期が切れたら消費税率をすぐにでも上げるべき」と発言するが、小泉総理との会談後、即日撤回する。
  • 2005年9月:「郵政民営化法案に反対票を投じた議員は無所属で当選しても復党させない」と言い切るが、またも総理に翌日否定される。
  • 2005年11月26日釧路市での講演で、耐震強度偽装問題について「悪者捜しに終始するとマンション業界がつぶれる。不動産業界もまいってくる。景気がおかしくなるほどの大問題だ」と述べた。この発言に対し民主党前原誠司代表は「だれの目線で考えているのか」と痛烈に批判、また内外から批判が相次いだことなどから28日の名古屋市での講演で、「(強度偽装の判明は)氷山の一角ではないか。不安が広がっており、(発言は)放置していたら大変だという意味で、業界寄りなど、とんでもない」と釈明、報道のされ方が一面的だとマスコミを批判した。
  • 選挙期間中にフジテレビ報道2001に出演した際に「消費税は総理の任期が切れたら、すぐにでも上げるべき。」という旨の発言をした事で自民党の他の執行部の人間や小泉総理から、かなりのお灸を据えられたらしく発言を早々と撤回した。そして各局の開票特番では失言をしないよう、かなり気を使った優等生的な発言を終始、繰り返していた。
  • 2006年1月17日全国都道府県議会議長会自由民主党三役との懇親会で、皇室典範改正法案に関して、「皇室典範改正は天皇陛下のご意思だ」「こんなことを国会で議論すること自体、不敬な話なんだ」「(ある女性皇族は)天皇側室の子だ」と発言した。宮内庁総務課報道室は「天皇陛下におかれては、記者会見で、皇位継承制度は法律に基づく制度の問題で、国会で議論されることであり、発言を控えたいとお答えになっています」と全面的に否定した。
  • 2006年1月23日:先回の衆議院選挙に無所属で出馬したライブドア堀江貴文元社長が証券取引法違反で逮捕された。武部は選挙中自民党幹事長としてわざわざ選挙区まで足を運んで応援演説に立ったことが批判された。

関連項目

2005年初当選。妹が武部の長男(公設秘書)の妻であり、武部と縁戚関係に在る。

外部リンク

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