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2009年8月20日 (木) 18:24時点における版
Intel 80486DX2は、インテルが1992年に開発した486シリーズのマイクロプロセッサ(CPU)。80486DX2の基本技術は80486DXと同一だが、これに新たにクロックダブリングと呼ばれる技術を追加した。この技術は全体のクロック周波数をフロントサイドバスの2倍に引き上げるもので、80486DX2はこれを搭載した最初のマイクロプロセッサであった。これにより80486DX2は、80486DXベースの製品を同じ周波数に換算したものよりも高速であった。
インテルは80486DX2に関して、2種類のモデルを開発した:
- 80486DX2-50 : フロントサイドバスが25MHz、クロック周波数が50MHzのモデル
- 80486DX2-66 : フロントサイドバスが33MHz、クロック周波数が66MHzのモデル
DX2-66の伝説
この時代のx86型パーソナルコンピュータを知る多くの人にとって、80486DX2-66は伝説的なプロセッサである。8MBもしくは16MBのRAMやVESA ローカルバスのビデオカードと合わせて使用すると、当時のプロセッサの中では最速とも言える性能を発揮した。しかし3Dのグラフィックが導入された頃からDX2-66は次第に要求が満たせなくなっていった。それでもPentiumが登場した頃も、DX2-66はPentiumと同じ棚に並べられており、一定の支持を受けていた。
また、AMDは40MHzのフロントサイドバスで80MHzで駆動するDX2チップを開発した。
これ以後のCPUでは、複数のフロントサイドバス周期あたりのクロック周波数を実行するのが一般的である。