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翌年以降、[[師範学校]]附属小学校(現・[[筑波大学附属小学校]])生や附属幼稚園(現・[[お茶の水女子大学附属幼稚園]])生への音楽教育を行う教員の育成を行い、音楽専門教育機関の役割を果たすようになった。その後数回の名称変更を経て、[[1887年]](明治20年)[[10月4日]]に「東京音楽学校」と改称される。1890年5月12日には新校舎(現在の旧東京音楽学校奏楽堂が含まれていた校舎)が現在の奏楽堂の位置に落成された。 |
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また1893年に、一時[[東京高等師範学校]]([[東京教育大学]]を経た、現在の[[筑波大学]])の附属学校となったが1899年に独立。数回に渡る機構改革を経て「東京藝術大学」開学の2年後([[1952年]])に閉校。 |
また1893年に、一時[[東京高等師範学校]]([[東京教育大学]]を経た、現在の[[筑波大学]])の附属学校となったが1899年に独立。数回に渡る機構改革を経て「東京藝術大学」開学の2年後([[1952年]])に閉校。 |
2009年7月19日 (日) 03:19時点における版
東京藝術大学 | |
---|---|
音楽学部正門(上野キャンパス) | |
大学設置 | 1949年 |
創立 | 1879年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人東京芸術大学 |
本部所在地 | 東京都台東区上野公園12-8 |
学生数 | 3,217 |
キャンパス |
上野キャンパス - 東京都台東区 取手キャンパス - 茨城県取手市 横浜キャンパス - 神奈川県横浜市中区 千住キャンパス - 東京都足立区 |
学部 |
美術学部 音楽学部 |
研究科 |
美術研究科 音楽研究科 映像研究科 |
ウェブサイト | http://www.geidai.ac.jp/ |
東京藝術大学(とうきょうげいじゅつだいがく、英語: Tokyo University of the Arts)は、東京都台東区上野公園12-8に本部を置く日本の国立大学。1879年創立、1949年大学設置。大学の略称は芸大、東京芸大、藝大、東京藝大、TUA。
大学名について
学校名について、文部科学省に届け出ている法的な正式名称は東京芸術大学である。この記事では法的な正式名称である東京芸術大学としているが、大学側では届け出以前から使用していた旧字体の藝も通称として使用している。
また、平成20年4月1日から、英語表記がそれまでの Tokyo National University of Fine Arts and Music (TNUFAM) ではなく、Tokyo University of the Arts (TUA)が使用されるようになった。[1]。
概観
実技系の科[2]の試験にあっては実技検査を重視する。実技検査のほか、小論文や面接を課す科もある。科によっては、その受験者倍率は毎年数十倍に達する。
これまでに国内外で活躍する芸術家、演奏家、作曲家、研究者、教育者を数多く輩出している。 美術学部(絵画科、彫刻科、工芸科、デザイン科、建築科、先端芸術表現科、芸術学科)と、音楽学部(作曲科、指揮科、声楽科、器楽科、邦楽科、楽理科、音楽環境創造科)の2学部14学科から成り、大学院に美術研究科、音楽研究科、映像研究科が置かれている。
従来「美術」と「音楽」の二学部のみであったが、映像芸術(映画・アニメ)・舞台芸術(演劇・ダンス)までを包括した総合芸術大学への改革を進めている。その流れの先陣を切り、2005年4月より大学院に映像研究科が設置された。
沿革
略歴
前身は官立の専門学校「東京美術学校」と「東京音楽学校」である。1949年5月、国立学校設置法(昭和24年法律第150号)の公布施行に伴い、「東京美術学校」と「東京音楽学校」が統合され、新制「東京芸術大学」(東京藝術大学)として設立された。
2004年4月1日に国立大学法人法の制定及び国立学校設置法の廃止により、これまで国の機関の一部であった大学は法人格を取得して「国立大学法人東京芸術大学」となり、同時に東京芸術大学を設置。
前身
東京美術学校
1876年(明治9年)、工部大学校付属「工部美術学校」が設立され、お雇い外国人によるヨーロッパ式の教育が行われたが1883年に廃止された。その後、1885年(明治18年)に文部省の図画調査会において官立美術学校の設立が提案され、アーネスト・フェノロサ、岡倉天心、狩野芳崖等が中心となって「図画取調掛」が設立される。
その後1887年(明治20年)10月4日に「東京美術学校」と改称、1889年2月に現在の上野校地(旧教育博物館跡)に移転し授業を開始した。当初は日本画、木彫、工芸の三科で、後に西洋画科、建築科などが設置された。「東京藝術大学」開学の2年後(1952年)に閉校。
東京音楽学校
1878年(明治11年)伊沢修二は、目賀田種太郎と連名で音楽教育の意見書を文部大臣に提出。1879年(明治12年)、文部省に伊沢修二を御用掛とする音楽取調掛が設立され、日本国の音楽教育に関する諸調査等を目的とした。
翌年以降、師範学校附属小学校(現・筑波大学附属小学校)生や附属幼稚園(現・お茶の水女子大学附属幼稚園)生への音楽教育を行う教員の育成を行い、音楽専門教育機関の役割を果たすようになった。その後数回の名称変更を経て、1887年(明治20年)10月4日に「東京音楽学校」と改称される。1890年5月12日には新校舎(現在の旧東京音楽学校奏楽堂が含まれていた校舎)が現在の奏楽堂の位置に落成された。
また1893年に、一時東京高等師範学校(東京教育大学を経た、現在の筑波大学)の附属学校となったが1899年に独立。数回に渡る機構改革を経て「東京藝術大学」開学の2年後(1952年)に閉校。
年表
- 1949年5月 東京芸術大学 創立
- 1950年4月 音楽学部に邦楽科を設置
- 1951年4月 大学別科(音楽)を設置
- 1952年3月 国立学校設置法の改正により、東京美術学校,東京音楽学校を廃止
- 1954年4月 美術専攻科及び音楽専攻科を設置、音楽学部附属音楽高等学校を千代田区神田駿河台に設置
- 1963年4月 大学院美術研究科、音楽研究科(修士課程)を設置
- 1965年4月 美術学部附属古美術研究施設を奈良市に設置
- 1970年4月 芸術資料館を設置
- 1973年4月 保健管理センターを設置
- 1975年4月 美術学部工芸科を改組し、工芸科とデザイン科を設置、言語・音声トレーニングセンターを設置
- 1976年5月 美術学部附属写真センターを設置
- 1977年4月 大学院美術研究科、音楽研究科に博士後期課程を設置
- 1982年8月 那須高原研修施設を設置
- 1987年3月 取手校地取得、旧奏楽堂が上野恩賜公園内に復元完成
- 1988年4月 留学生センターを大学の内部組織として設置
- 1991年10月 取手校地を開設
- 1994年10月 新奏楽堂の新営工事を開始
- 1995年4月 大学院美術研究科に、独立専攻として文化財保存学専攻を設置、音楽学部附属高等学校を上野校地に移転
- 1996年3月 松戸に国際交流会館を設置
- 1997年4月 演奏芸術センターを設置
- 1998年3月 新奏楽堂完成
- 1998年4月 大学美術館を設置(芸術資料館の転換)
- 1999年4月 美術学部の既設学科を改組し、先端芸術表現科を取手校地に設置
- 1999年7月 新奏楽堂内にパイプオルガンを設置
- 2000年4月 情報処理センター(芸術情報センター)を設置
- 2001年4月 副学長の設置、事務局・学生部事務一元化
- 2002年4月 取手校地に附属図書館取手分室を設置、音楽学部の既設学科を改組し、音楽環境創造科を取手校地に設置
- 2003年4月 大学院美術研究科(修士課程)に先端芸術表現専攻を設置
- 2004年4月 音楽学部附属音楽高等学校が創立50周年を迎える。国立大学法人法の制定及び国立学校設置法の廃止により、これまで国の機関の一部であった同大学は、法人格を取得し、「国大学法人東京芸術大学」となり、同時に東京芸術大学を設置
- 2005年4月 横浜校地を開設、大学院映像研究科(修士課程)映画専攻を設置。各キャンパスと関連施設等にIP電話を導入。
- 2006年4月 大学院映像研究科(修士課程)にメディア映像専攻を設置 、大学院音楽研究科(修士課程)音楽学専攻を改組し、音楽文化学専攻を設置
- 2006年9月 千住校地を開設、大学院音楽研究科音楽文化学専攻の一部と音楽学部音楽環境創造科を千住校地に移転
- 2007年4月 創立120周年を迎える。大学院映像研究科に博士後期課程を設置
- 2008年4月 大学院音楽研究科(博士後期課程)音楽専攻内に音楽環境創造・芸術環境創造を設置。音楽学研究領域を音楽文化学研究領域に改組。また大学院映像研究科にアニメーション専攻を設置
教育および研究
学部
美術学部
- 絵画科
- 日本画専攻
- 油画専攻
- 彫刻科
- 工芸科
- デザイン科
- 建築科
- 先端芸術表現科
- インターメディアアート専攻
- 芸術学科
音楽学部
- 作曲科
- 声楽科
- 器楽科
- ピアノ、オルガン
- 弦楽
- ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ
- 木管
- フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サクソフォーン
- 金管
- ホルン、トランペット、テナートロンボーン、バストロンボーン、ユーフォニウム、チューバ
- 打楽器
- 古楽
- バロック声楽、バロックヴァイオリン、バロックチェロ、リコーダー、チェンバロ、バロックオルガン、フォルテピアノ
- 指揮科
- 邦楽科
- 楽理科
- 音楽学
- 音楽環境創造科
- 共通講座
- 言語芸術
大学院
美術研究科
- 修士課程
- 絵画専攻
- 日本画
- 油画、版画、壁画、油画技法・材料
- 彫刻専攻
- 彫刻
- 工芸専攻
- 彫金、鍛金、鋳金、漆芸、陶芸、染織、木工芸、ガラス造形
- デザイン専攻
- 視覚演出、視覚構成、視覚伝達、空間演出、空間形体、機能演出、機能設計、環境設計、映像画像、描画装飾
- 建築専攻
- 建築設計、環境設計、構造計画、建築理論
- 先端芸術表現専攻
- 先端芸術表現
- 芸術学専攻
- 美学、日本・東洋美術史、西洋美術史、工芸史、美術教育、美術解剖学
- 文化財保存学専攻
- 保存修復(日本画、油画、彫刻、工芸、建造物、保存科学)
- 絵画専攻
- 博士後期課程
- 美術専攻
- 日本画
- 油画
- 彫刻
- 工芸
- デザイン
- 建築
- 先端芸術表現
- 芸術学
- 文化財保存学専攻
- 保存修復(日本画、油画、彫刻、工芸、建造物、保存科学)
- 美術専攻
音楽研究科
- 修士課程
- 博士後期課程
- 音楽専攻
- 作曲
- 声楽
- 鍵盤楽器
- 弦・管・打楽器
- 室内楽
- 古楽
- 指揮
- 邦楽
- 音楽文化学
- 音楽学
- 音楽教育
- ソルフェージュ
- 応用音楽学
- 音楽文芸
- 音楽音響創造
- 芸術環境創造
- 音楽専攻
映像研究科
映像研究科は学部を持たない独立した大学院である。修士課程と博士課程が置かれており2005年に設置された映画専攻を始め、メディア映像専攻、博士課程の設置を経て、2008年にはアニメーション専攻が設置された。
- 修士課程
- 映画専攻(平成17年度開設)
- 監督・脚本・製作研究分野-------------------(監督領域、脚本領域、製作領域)
- 映画制作技術研究分野---------------------(撮影照明領域、美術領域、録音領域、編集領域)
- メディア映像専攻(平成18年度開設)
- コンテンツ創造研究分野---------------------(メディアデザイン領域、メディアアート領域)
- コンテンツ科学研究分野---------------------(コンテンツウェア開発領域、メディア文化財領域)
- コンテンツ産業研究分野 寄附講座------------(コンテンツ産業領域)
- アニメーション専攻(平成20年度開設)
- アニメーション表現研究分野------------------(立体アニメーション領域、企画構成領域域)
- アニメーション創造研究分野------------------(平面アニメーション領域、物語構成領域)
- 映画専攻(平成17年度開設)
- 博士後期課程(平成19年度開設)
- 映像メディア学専攻----------------------------(映像メディア研究領域)
大学別科(音楽学部)
大学別科は1951年に設置された、音楽に関する技能を教授する2年制のコースである。 専攻実技には声楽、器楽(ピアノ・オルガン・弦楽器・管打楽器・古楽)、邦楽(三味線音楽・邦楽囃子・箏曲・尺八・能楽・能楽囃子)があり、個人指導による授業が展開されている。
研究室
油画技法材料研究室
美術学部(絵画専攻)に属し、絵画の材料と技術の側面から、実技・講義・演習を通して油画の定義、成立と発展についての教育や研究を行う。ゼミの内容は学生の制作および発表、フラ・アンジェリコなどの模写実習によるテンペラ画の考察、支持体、地塗り、絵具の自家製法、写真、デジタル撮影など。2008年現在、佐藤一郎が指導しており、佐藤の訳書『マックス・デルナー:絵画技術体系』の講読・実習を行っている。
明治期の油画の材料・絵画技術の実態を知るために、大学資料館に所蔵される全作品を調査し出版[3]、また明治後期、西洋画科が設立された当時の教官と学生作品について油画保存修復研究室(1994年設立)との共同調査も出版されている[4]。
施設
キャンパス
東京藝術大学には大きくわけて上野、取手、横浜、千住の四つのキャンパスが存在する。
上野キャンパス
上野キャンパスは土地が道路を挟んで2つに分かれており、北側には音楽学部、南側には美術学部の建物が存在する。
音楽学部
1~5号館、練習ホール館、奏楽堂、赤レンガ1,2号館、大学会館、事務局・保健管理センター、音楽学部附属音楽高等学校、不忍荘、車庫、テニスコートが立ち並ぶ。
美術学部
中央棟、絵画・彫刻・金句の各棟、A~Cの3つの総合工房棟、附属図書館、大学美術館、大学美術館(旧館)、正木記念館、陳列館、藝大アートプラザが立ち並ぶ。
- 両学部正門付近には守衛所が設置されている。体育館は少し離れた場所に位置する。
- 食堂は音楽学部内の大学会館一階のキャッスル食堂、美術学部の大学美術館内一階にある大浦食堂の2つが利用できる。
- 同大学へは正門の他、奏楽堂の裏のテニスコートの横に置かれている入り口からも入ることが出来る。
- 旧博物館動物園駅跡の向かいにある美術学部の門は元々、現在の美術学部の正門の位置にあった門で、新大学美術館の新設に伴い移転されたものである。
- 赤レンガ1号館は東京都内最古のレンガ建築物である。
- 旧東京音楽学校奏楽堂は上野恩賜公園内に移設された。
- 交通アクセス
- JR - 上野駅・鴬谷駅 下車徒歩10分
- 地下鉄
- 銀座線・日比谷線上野駅 下車徒歩15分
- 千代田線・根津駅 下車 徒歩約10分
- 京成電鉄 - 京成上野駅 下車徒歩15分
- 都営バス - 上26系統(亀戸←→上野公園)谷中バス停 下車徒歩約3分
- 台東区循環バス - 東西めぐりん東京芸術大学バス停 下車すぐ
取手キャンパス
取手キャンパスでは、美術学部先端芸術表現科と、絵画・彫刻・工芸・デザイン・建築の各科の1年次の授業を行う。その他、美術学部共通工房棟、美術学部専門教育棟、メディア教育棟、美術学部登窯、野外制作場、福利施設、短期宿泊施設、大学美術館取手館、守衛所が置かれている。 また、メディア教育棟内には附属図書館取手分室、芸術情報センター取手分室が設置されている。
- 交通アクセス
- JR常磐線 - 取手駅東口から大利根交通バスで約15分(約5.9km)→「東京芸術大学前」下車
横浜キャンパス
馬車道校舎、万国橋校舎、新港校舎の3つの校舎が存在し、歴史的建造物である旧富士銀行横浜支店の建物に大学院映像研究科が置かれている。馬車道校舎では映画専攻。新港校舎ではメディア映像専攻。万国橋校舎ではアニメーション専攻をと、それぞれ設置されている。
- 交通アクセス
- 馬車道校舎 - 横浜高速鉄道 みなとみらい線馬車道駅 下車すぐ
- 新港校舎 - 横浜高速鉄道 みなとみらい線馬車道駅またはみなとみらい駅 下車徒歩15分
- 万国橋校舎 - 横浜高速鉄道 みなとみらい線馬車道駅 下車徒歩10分
千住キャンパス
大学院音楽研究科音楽文化学専攻の一部と、音楽学部音楽環境創造科が置かれている。 なお、このキャンパスは2006年9月に開設された。
- 交通アクセス
- JR - 北千住駅 下車徒歩約5分
- 地下鉄 - 千代田線・日比谷線北千住駅 下車徒歩約5分
- 東武鉄道 - 東武伊勢崎線北千住駅 下車徒歩5分
- 首都圏新都市鉄道 - つくばエクスプレス北千住駅 下車徒歩5分
その他の校地
上石神井校地
石神井寮(学生寮)が置かれている。
駒込校地
外国人教師宿舎が置かれている。
奈良校地
附属古美術研究施設が置かれている。
那須校地
那須高原研修施設が置かれている。
松戸校地
国際交流会館が置かれている。
附属機関
奏楽堂
昭和59年に解体、移築された旧東京音楽学校奏楽堂の跡地に新たに建築された。 地上5階、地下2階のホールでフランスのガルニエ製オルガンが設置されている。座席数は最大で、1,140席。
附属図書館
附属図書館は、1949年5月、東京藝術大学が発足したときに、東京美術学校文庫と東京音楽学校図書課の蔵書を統合することで始まったものである。46万点の蔵書のうち8割近くは、芸術関係の資料である。同附属図書館は美術学部内に設けられている。
東京藝術大学大学美術館
東京藝術大学大学美術館は1996年に完成した。現在の収蔵品は2万8000件近くに達している。一階には学生食堂である大浦食堂が、地下には絵画材料を小規模に販売している「画翠芸大店」がある。尚、昭和6年3月に東京美術学校敷地内に開設した売店は現有限会社レモン(レモン画翠)の流れにある。
美術学部附属 古美術研究施設
奈良、京都を中心に存在する飛鳥以降の各時代の建築物、絵画、彫刻、工芸品等の日本古来の優れた作品の研究を行っている。主に美術研究旅行や、教職員・学生の古美術研究、及び実習に利用される。
美術学部附属 写真センター
同写真センターは、写真を中心とした視覚芸術に関する研究の増大を目的に開設された。開設授業として、写真表現演習II、写真概論、現代写真論があり、そのほかに集中講義も実施している。
音楽研究センター
主にレポートや卒業論文、博士論文などの作成に、また個人の研究に利用できる音楽学部の学生・教員の研究施設である。
言語・音声トレーニングセンター
同センターは昭和50年4月学内共同教育研究施設として設置が認められたもので、主に正しい発声、発音の授業を開設している。
演奏芸術センター
新しい総合的な舞台芸術作品の創造を行うことを目的として、美術学部・音楽学部の枠を超えた教育研究を行う場を創っている。
芸術情報センター
学内共同利用施設としてセンターの芸術情報システムを整備運用し、研究、教育及び事務処理等の利用に供すると同時にキャンパスネットワークの適切かつ効率的な管理運用を行い、東京藝術大学における情報化を推進している。
アートリエゾンセンター
芸術を通じて、社会や人が連携・協力しながら有機的に結びついていくための活動を推進するための施設である。
藝大アートプラザ
東京藝術大学が企画開発した作品や、同大学の教員等が創作した作品等の教育研究成果を、社会に対して積極的に発信するとともに、文化芸術を身近なものにして、心豊かな生活や活力ある社会の実現に寄与することを目的として2005年に設置された。
保健管理センター
同センターは東京芸術大学の学生および教職員の保健管理に関する専門的な業務を行い、学生および教職員の心身の健康の保持増進を図ることを 目的として、運営されている。
留学生センター
同センターは留学生の奨学・生活指導に関する業務を行う施設である。
大学会館
同会館は学生及び教職員の福利厚生を図るための総合施設である。一階にはキャッスル食堂が設けられている。
体育館
主に保健体育科目の教育・研究及び同大本学の行事に利用するほか、学生の課外活動等に利用されている。 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校正門から道路をはさんだ向かい側から右に、約50メートルに位置する。
那須高原研修施設
同施設は東京藝術大学及び音楽学部附属音楽高等学校の学生・生徒及び教職員の教育・研修及び課外活動のために使用することを目的として設置されたものである。
取手校地 利根川荘
利根川荘は東京芸術大学の教員、学生、職員が取手校地における正課及び課外活動、その他の教育活動を遂行するため、短期の宿泊に利用することを目的として取手キャンパス内に設置された宿泊施設である。
国際交流会館
同会館は外国人の留学生・研究者に居住の場を提供し、あわせて教育研究上の国際交流に寄与することを目的として、設置された。
石神井寮
この寮は同大学学生、同大学院生ののために昭和50年に竣工されたものである。なお、同大学音楽学部附属音楽高等学校生徒の入寮は出来ない。
藝大山岳部黒沢ヒュッテ
小島アートプラザ
外国人教師官舎
学生生活
学園祭
東京藝術大学では『藝術祭』、通称「藝祭」と呼ばれる学園祭が毎年9月に3日間にわたって催されている (2008年度は9月5・6・7日)。上野公園内を練り歩く神輿が有名である。
サークル
東京藝術大学には文化、体育会系の2つのサークルの他、同好会も置かれている。
文化系サークル
- 裏千家茶道部
- ジャワガムランクラブ
- 軽音楽研究部
- 映像美術部
- バッハカンタータクラブ
- 芸大ミュージカルエクスプレス
- VOICE SPACE(現代詩研究会)
- サンバパーティー
体育会系サークル
- 空手道部
- ラグビー部
- 剣道部
- 山岳部
- バスケットボール部
- サッカー部
- バレーボール部
- 硬式テニス部
- 準硬式野球部
- バドミントン部
同好会
- ケルト音楽
- 小文間植生研究部
オーケストラ
東京藝大チェンバーオーケストラ
このオーケストラは2003年に創設され、東京藝術大学音楽学部と大学院に在籍する弦楽器の精鋭、25名が中心となって、様々な活動を行なう室内オーケストラである。
藝大フィルハーモニア
東京藝術大学管弦楽研究部(藝大フィルハーモニア)は東京藝術大学に所属するプロフェッショナル・オーケストラであり、オーケストラ演奏を専門とする研究部員によって組織されている。主な活動としては毎年春と秋に開かれる定期演奏会、声楽家との合唱付オーケストラ作品の演奏、オペラ研究部との共演、年度始めの新卒業生(各科最優秀者)紹介演奏がある。その他、年末には恒例のメサイア演奏会、第九公演などを行っている。教育面では、器楽科、声楽科学生との協奏曲等の共演および作曲家学生の作品演奏(モーニングコンサート)、指揮科学生による演奏会、試験・演習など、学生の演奏経験の拡充に資している。さらに各地の音楽文化向上のための出張演奏も行っている。このオーケストラの前身である旧東京音楽学校管弦楽団は、わが国初めての本格的なオーケストラであり、現在ではポピュラーに演奏されている、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第9番「合唱付き」チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」などを本邦初演し、日本の音楽界の礎石としての活動を果たしてきた。
大学関係者組織
同窓会
東京藝術大学の同窓会は音楽学部と美術学部とで別々に分かれている。
- 東京藝術大学美術学部杜の会
東京藝術大学美術学部の同窓会で、昭和62年に「美術学部同窓会」として設立され、平成8年より「杜の会」と改められ現在に至る。
- 東京藝術大学音楽学部同声会
東京藝術大学音楽学部の同窓会で、明治22年に設立された。
刊行物
- 藝大通信
- この刊行物は東京藝術大学の広報誌であり、年に2回、9月と3月頃発行される。
大学関係者一覧
附属学校
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校
優秀な音楽家を育成するための早期教育を目的として1954年、神田駿河台に創立された。
なお、1995年に同大学音楽学部、敷地内に移転された。
- 作曲専攻
- 声楽専攻
- ピアノ専攻
- ヴァイオリン専攻
- ヴィオラ専攻
- チェロ専攻
- コントラバス専攻
- ハープ専攻
- フルート専攻
- オーボエ専攻
- クラリネット専攻
- ファゴット専攻
- トロンボーン専攻
- トランペット専攻
- ホルン専攻
- サクソフォン専攻
- 打楽器専攻
- 筝曲専攻
- 尺八専攻
- 長唄三味線専攻
- 邦楽囃子専攻
専攻によっては受験者・合格者がいない年もある。
美術学部に附属する学校は存在しない。