歩兵第1連隊
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歩兵第1連隊 | |
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創設 | 1874年 |
廃止 | 1945年 |
所属政体 | 大日本帝国 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 歩兵 |
編成地 | 東京 |
通称号/略称 | 玉5914 |
愛称 | 頭号連隊 歩一 |
補充担任 | 麻布連隊区 - 東京連隊区 |
上級単位 | 東京鎮台 - 第1師団 |
最終位置 | フィリピン セブ島 |
戦歴 | 西南 - 日清戦争 - 日露 - 乾岔子島事件 - 日中 - ノモンハン事件 - 第二次世界大戦 |
特記事項 | 二・二六事件 |
歩兵第1連隊(ほへいだい1れんたい、歩兵第一聯隊(旧字体:步兵第一聯隊󠄁))は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。駐屯地はのちの防衛庁、現在の東京ミッドタウン。
沿革
[編集]1874年(明治7年)1月、最初の歩兵連隊として東京で編成され[1]、東京鎮台に属した[2]。1888年(明治21年)に鎮台が廃止され師団制が布かれると、第1師団に属した。
- 1874年(明治7年)12月19日 - 軍旗拝受
- 1877年(明治10年) - 西南戦争に従軍、田原坂の戦いや城山の戦いに参加
- 1894年(明治27年) - 日清戦争に従軍
- 1904年(明治37年) - 日露戦争に従軍、旅順攻囲戦、奉天会戦に参加
- 1936年(昭和11年)2月26日 - 二・二六事件に関与
- 1939年(昭和14年)5月 - ノモンハン事件勃発
- 1944年(昭和19年)10月20日 - 上海から出港、フィリピンへ
- 1945年(昭和20年)8月 - 終戦
歴代連隊長
[編集]代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 |
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1 | 長谷川好道 | 1873.5.14 - | 心得(少佐)、1873.11.中佐 |
2 | 乃木希典 | 1878.1.26 - | 中佐、1880.4.大佐 |
3 | 山沢静吾 | 1883.2.12 - 1884.2.13 | |
4 | 立見尚文 | 1884.2.14 - | 中佐 |
5 | 井上光 | 1885.5.26 - | 中佐、1888.11.大佐 |
6 | 比志島義輝 | 1889.9.11 - | |
7 | 隠岐重節 | 1892.9.8 - | 中佐、1894.12.大佐 |
8 | 斎藤太郎 | 1895.12.26 - 1901.11.3 | 中佐、1897.10.大佐 |
9 | 丸井政亜 | 1901.11.3 - 1903.1.13 | |
10 | 小原正恒 | 1903.1.13 - | 中佐、1903.12.大佐 |
11 | 寺田錫類 | 1904.5.26 - | 中佐 |
12 | 生田目新 | 1904.12.13 - | 中佐 |
13 | 小原正恒 | 1906.3.14 - 1907.5.7 | |
14 | 宇都宮太郎 | 1907.5.7 - 1908.12.21 | |
15 | 与倉喜平 | 1908.12.21 - 1912.3.5 | |
16 | 朝久野勘十郎 | 1912.3.5 - 1913.8.31 | |
17 | 市瀬敬三郎 | 1913.8.31 - 1916.8.18 | |
18 | 天野邦太郎 | 1916.8.18 - | |
19 | 小泉六一 | 1918.3.13 - | |
20 | 松本五左衛門 | 1919.4.15 - |
大佐 |
21 | 岩倉正雄 | 1923.8.6 - | |
22 | 末松茂治 | 1924.8.20 - | |
23 | 服部兵次郎 | 1927.7.26 - | |
24 | 東條英機 | 1929.8.1 - | |
25 | 篠塚義男 | 1931.8.1 - 1932.8.8[3] | |
26 | 渡久雄 | 1932.8.8 - | |
27 | 本間雅晴 | 1933.8.1 - | |
28 | 小藤恵 | 1935.8.1 - 1936.3.28[4] | |
29 | 牛島満 | 1936.3.28 - | |
30 | 十川次郎 | 1937.3.1 - | |
31 | 柳田元三 | 1938.7.15 - | |
32 | 後藤光蔵 | 1939.8.1 - | |
33 | 浅見敏彦 | 1940.7.1 - | |
末 | 揚田虎巳 | 1942.8.1 - |
脚注
[編集]- ^ 遠藤芳信 2004, p. 77.
- ^ 公文別録(陸軍省衆規渕鑑抜粋)第11巻、「歩兵第一聯隊ヲ東京鎮台ノ管轄ト定ム」。
- ^ 『官報』第1683号、昭和7年8月9日。
- ^ 『官報』第2770号、昭和11年3月30日。
参考文献
[編集]- 『官報』
- 『公文別録』(陸軍省衆規渕鑑抜粋)。国立国会図書館デジタルアーカイブを2019年3月閲覧。
- 遠藤芳信「日露戦争前における戦時編制と陸軍動員計画思想(1) : 鎮台編制下の過度期的兵員併用・供給構造の成立」『北海道教育大学紀要. 人文科学・社会科学編』第54巻第2号、北海道教育大学、2004年2月、67-81頁、doi:10.32150/00005378、ISSN 1344-2562、NAID 110000080351。
関連文献
[編集]- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。