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森気楼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

森気楼(しんきろう、1962年12月14日 - )は、日本イラストレーター。株式会社カプコンUXデザイン室デザインスペシャリスト。岡山県出身。岡山県立岡山芳泉高等学校卒業。

名前の表記について過去には、「森 気楼」と表記していた。

来歴

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デザイン系専門学校を卒業後、イラストレーション事務所に勤め建築や家電などのイラストを描く。ミズノオープンゴルフトーナメントポスター、国際花と緑の博覧会ポスター、CM絵コンテなどを手掛ける。その後フリーイラストレーター、漫画家として活動。

1990年4月SNKに入社。アーケードゲームの販促イラストを担当。2000年カプコンデザイン室室長のSHOEIに呼ばれ[1]、カプコンに移籍。ゲーム以外の仕事ではアメリカンコミックの表紙イラストを描いている。

作風

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CGや実写作品を思わせるような写実的でリアルな絵が特徴。SNK在籍時の初期はアメリカンコミック的な陰影の付け方が見られ、カプコンへの移籍後は主線を強調した作風も見られるようになった。

なお、『CAPCOM VS. SNK ミレニアムファイト 2000』における森気楼タッチのSNKキャラクターイラストは、カプコンのデザイナーが森気楼の技法を真似て描いたものである[2](森気楼本人はカプコンキャラクターを担当している)。

CG全盛の現在においても、2015年『モンスターハンタークロス』や2016年『バイオハザード0 HDリマスター』などのイラストにおいて、モンスターの体毛や草原などを手描きで作成することも多く、カプコン社内では“森気楼レンダー”と呼ばれている[3]

作品リスト

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漫画家時代

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SNK時代

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カプコン時代

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脚注

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  1. ^ 月刊アルカディア』2001年9月号、エンターブレイン、132頁。
  2. ^ 『CAPCOM VS. SNK 2 アナザープレイガイド』双葉社、10頁。
  3. ^ 『モンスターハンタークロス』イラストレーターインタビュー 第1回|モンスターハンター公式ファンクラブ「モンハン部」”. 2015年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月1日閲覧。

外部リンク

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