ディノクライシス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ディノクライシス
ジャンル サバイバルホラー
開発元 カプコン
発売元 カプコン
1作目 ディノクライシス
1999年7月1日
最新作 ディノクライシス3
2003年6月26日
テンプレートを表示

ディノクライシス』(DINO CRISIS)は、カプコンから発売されたテレビゲームシリーズ。

サバイバルホラーに分類され、操作や視点などのシステムは同社から発売されていた『バイオハザードシリーズ』とほぼ同じだが、敵キャラクターがゾンビではなく恐竜に変わっている。シリーズは『3』まで発売され、外伝として銃型コントローラー「ガンコン2」に対応したガンシューティングゲーム『ガンサバイバー3 ディノクライシス』がPlayStation 2で発売されている。Xboxで発売された3作目は宇宙に舞台を移し、『エイリアン』1作目をモチーフとした[要出典]SF色の強いものとなった。

全世界シリーズ累計販売本数は440万本に達している[1]

シリーズ一覧[編集]

発売日は最初に発売されたバージョンのみを示す。

ディノクライシス
1999年7月1日にPlayStationで発売。後にドリームキャスト版も発売され、ゲームアーカイブスPlayStation PortablePlayStation 3)でも配信された。
ディノクライシス2
2000年9月13日にPlayStationで発売。後にMicrosoft Windows版も発売され、ゲームアーカイブスでも配信された。
ガンサバイバー3 ディノクライシス
2002年6月27日にPlayStation 2で発売。ガンコン2同梱バージョンも発売された。
ディノクライシス3
2003年6月26日にXboxで発売。

ディノクライシス[編集]

ディノクライシス
Dino Crisis
ジャンル サバイバルホラー
対応機種 PlayStation
ドリームキャスト
Microsoft Windows
PS3PSPゲームアーカイブス
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア CD-ROM1枚 (PS、Windows)
GD-ROM1枚 (DC)
発売日

PlayStation:
日本の旗 1999年7月1日
アメリカ合衆国の旗 1999年8月31日
欧州連合の旗 1999年10月1日
日本の旗 2006年12月20日(ゲームアーカイブス)
アメリカ合衆国の旗 2009年11月25日(ゲームアーカイブス)
ドリームキャスト:
日本の旗 2000年9月6日
アメリカ合衆国の旗 2000年11月14日
欧州連合の旗 2000年12月22日
Microsoft Windows:
日本の旗 2000年
欧州連合の旗 2000年9月15日

アメリカ合衆国の旗 2000年12月4日
対象年齢 ESRB: Mature
CERO: 15+
BBFC: 15
売上本数 日本の旗 約75万本
世界 240万本[2]
その他 DINO CRISIS 5th Anniversary:限定版あり
テンプレートを表示

ストーリー[編集]

西暦2009年、「3年前に死亡したはずのカーク博士が生存し、軍事研究施設において『サードエナジー』の研究を続けている」との情報がエージェントによりもたらされた。政府は博士奪還の為に、政府直属の特殊工作チームの派遣を決定。リーダーのゲイル達とともに、レジーナは博士のいるとされるアイビス島へと赴く。

島に潜入するも人の姿は何故かほとんどない。不思議に思うレジーナの前に現れたのはこの時代にいるはずの無い恐竜であった。襲い掛かる恐竜達を退けて施設を捜索するレジーナ達はようやくカーク博士を発見する。カーク博士によると恐竜達はサードエナジーが暴走した際に現れた時空の裂け目から現れたのだと言う。博士を確保したレジーナ達は島からの脱出の為、ヘリを呼ぶがそこにティラノサウルスが現れてヘリは墜落する。

博士もその騒ぎの際に逃げ出したため、再びレジーナ達は博士の捜索と合わせて島からの脱出方法を探る。捜索の上、地下に港があることが分かるが港に通じる通路は時空の裂け目で塞がれていて通ることが出来なかった。再び博士を確保したレジーナは裂け目の消し方を聞くと方法はサードエナジーを暴走させるしかないと言われサードエナジーを起動する。サードエナジーが暴走状態となると裂け目が消えて通れるようになり、港で船を見つけた。そこへ再びティラノサウルスが現れるが何とか退けたレジーナ達は無事島から脱出する。

システム[編集]

改造による銃器の強化や、アイテムの調合など、同社の作品のバイオハザードシリーズと共通する操作システムがある。

アイテムは赤・黄・緑の3種類の色に分けられた緊急ボックスと呼ばれる保管装置で取り扱う。使用するにはステージ中に点在しているプラグというキーアイテムを必要とし、アイテムのやり取りは同色のボックス間でのみ行える。未使用のボックスからは僅かだがアイテムが補給でき、用意されているアイテムの主な種類はボックスの色によって異なる。一つのボックスに保管出来るアイテムの数が限られている等の制約がある。

連打イベント
ゲーム中の各所でコントローラーのボタンを連打して窮地から脱するイベントが発生する。襲撃してきた恐竜を撃退出来る物、成功しなければゲームオーバーなど内容は幅広い。
レーザーシャッター
赤色のレーザーで通路を遮断し、恐竜を閉め出し、レーザーの隙間から安全に攻撃を行う事が出来る。プレイヤー、恐竜共に触れると後方へ跳ね飛ばされるがダメージは無い。この他、一時的に恐竜をひるませる消火装置も存在する。
謎解き
DDKと呼ばれる英単語の暗号を解くことで、ドアロックを解除することができる。

登場人物[編集]

特殊工作チーム[編集]

某大国の諜報組織に所属する工作部隊。特殊工作チーム自体は諜報組織そのものの命令系統には属しておらず、政府直属となっているため、超法規的措置も実行可能とされる。実際の作戦行動は一般に情報開示されることはほとんどないので、どのような作戦が行われているかはほとんど知られていない。
ディノクライシス2では、このチームの名称が「S.O.R.T.」だったと明らかになっている[3]
レジーナ (Regina)
声 : ステファニー・モルゲンシュテルン
本編の主人公である女性。23歳。身長175cm。使用武器はグロック34/PA3
ゲイル(Gail)
声 : エイドリアン・トラス
ミッションの実質上のリーダー。38歳。身長182cm。使用武器はコルトAR15カスタム
不可能を可能にして来たと言われる伝説的エージェント。レジーナ以上に冷徹であり恐竜の襲撃という不測の事態でも些かも揺らぐ事が無い。任務を最優先に考え、その為なら仲間はおろか自分自身さえも切り捨てる事も厭わない覚悟の持ち主でもある。経歴はレジーナ同様不明な点が多いが、唯一の汚点とされる7年前の作戦で多くの仲間が命を落としゲイル自身も生死の狭間をさまよったことが明かされている。分岐イベントで彼が出す提案は短時間でのクリアを可能とするが強行突破であるゆえに危険が伴う。エンディングによっては死亡してしまうが、『2』でゲスト出演している。
リック (Rick)
声 : リチャード・イヤウッド
黒人の若者。25歳。身長173cm。使用武器はFN FAL
コンピュータ技術、医療、機械整備・操縦、狙撃など多彩な技能を買われてチームに特別配属され、初の大規模ミッションに挑む。常に軽口を絶やさない陽気さと任務よりも隊員の生命を優先する情にもろい性格のため仲間から信頼を寄せられているが対照的な性格のゲイルとはたびたび衝突する。分岐イベントでは時間がかかるが安全性の高いルートを提案する。どのエンディングでも確実に生存する。ゲイルと同様に『2』でゲスト出演している。
クーパー (Cooper)
声 : ロバート・ティンクラー
レジーナ達と同じ特殊工作チームの隊員。通信担当。OPではレジーナが集合地点で姿のないクーパーの居場所をゲイル、リックに聞いたが、リーダーであるゲイルは任務の達成を優先した為捜索されることはなかった。同じ頃クーパーは空挺降下の際に着地点を誤り、ジャングルに迷い込んでしまっていた。そして運悪くティラノサウルスと遭遇、捕食され死亡、チームで最初の犠牲者となった。
トム (Tom)
声 : ビーノ・トートレス / ロバート・ティンクラー
レジーナ達と同じ特殊工作チームの隊員。使用武器はイングラムM10
他の隊員とは異なり、事前にアイビス島の軍事研究施設に研究員を装って潜入しており、そこで偶然にもカークを発見し本国に報告する。レジーナ達と再会するがその後に恐竜に襲われて死亡するか、ストーリー展開によっては突如現れた恐竜からリックをサブマシンガンで護り刺し違えて死亡する為、生存ルートはない。チーム第二の犠牲者。

MISSION TARGET[編集]

エドワード・カーク (Edward Kirk)
声 : アレックス・カジス
『サードエナジー』の研究開発者。34歳。身長176cm。
3年前に実験中の事故により死亡したと思われていたが偽装であり、密かに亡命したボルジニア共和国で研究を続けていた。自己中心的で傲慢な言動が多くボルジニアの研究施設では多くのスタッフから疎まれており、目的のためには手段を選ばず自身の行いの犠牲となった者にも関心を払わない人格破綻者だが、研究に全てを捧げているだけに、自分を強引に連れていこうとするゲイルやスポンサーであるボルジニアの高官といった高圧的な人物の前では一転して気弱な面を見せる。

主なスタッフ[編集]

  • プロデューサー・ディレクター:三上真司
  • メインプランナー、イベントディレクター:巧舟

ディノクライシス2[編集]

ディノクライシス2
Dino Crisis 2
ジャンル アドベンチャーアクション
対応機種 PlayStation
Microsoft Windows
PS3PSPゲームアーカイブス
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア CD-ROM1枚
発売日

PlayStation:
日本の旗 2000年9月13日
アメリカ合衆国の旗 2000年9月29日
欧州連合の旗 2000年11月24日
日本の旗 2011年4月13日(ゲームアーカイブス)
Microsoft Windows:
日本の旗 2003年
欧州連合の旗 2003年4月11日
アメリカ合衆国の旗 2003年8月20日

中華人民共和国の旗 2003年8月20日
対象年齢 ESRB: Mature
CERO: 15+
売上本数 日本の旗 約33万本
世界 120万本[2]
その他 DINO CRISIS 5th Anniversary:限定版あり
テンプレートを表示

ストーリー[編集]

カーク博士奪還作戦から1年後の西暦2010年5月10日、サードエナジーが再び暴走した。研究都市「エドワードシティ」は研究職員、軍人から一般市民までを抱えたまま恐竜の栄えた時代へと飛ばされてしまう。政府はシティの全生存者の救出とサードエナジー実験データの確保のために特別編成部隊をタイムスリップさせることを決定。特殊部隊「S.O.R.T.」のレジーナ、「TRAT(Tactical Reconnoitering and Acquisition Team)」のディラン達を乗せた輸送艇を白亜紀へと送り込む。

到着後、部隊はキャンプの設営を行うが設営中に恐竜の襲撃を受けレジーナ、ディラン、デイビットを残して部隊は全滅。やむを得ず3人で任務を開始する。捜索中、ディラン達は黒いヘルメットとボディスーツを着た集団を見かけるが何故かこちらの声には答えず、ディラン達を攻撃してくる。そのうちの一人(ポーラ)を確保するが言葉が通じず意思疎通は出来ずに終わる。しかし何故かディランにだけは態度を軟化させる。

ジャングルにある施設を捜索するも特に手がかりが無い為、一度巡視艇に戻るが船内にある帰還用のタイムゲートが黒スーツ集団によって破壊されておりポーラも消えていた。任務に加え、帰還する方法も探すこととなったディラン達はエドワードシティを発見するが住人は恐竜の襲撃で全滅し生存者の確保は失敗に終わる。残る実験データの確保の為、ジャングルにあるミサイル施設へ向かったディラン達はデータの確保に成功する。

その直後、ティラノサウルスを上回る巨体のギガノトサウルスが現れ、施設にあったミサイルが破壊され施設は崩壊、ディラン達は施設裏にある船で脱出する。途中水門がありディラン、デイビットが協力して開放に向かうがアロサウルスに襲われたディランを助けるため、デイビットが犠牲となる。川に流されたディランが目を覚ますと目の前にポーラがいて謎の施設に案内される。施設の奥へ進むとポーラがホログラフィを起動し男が現れる。男が話すにはこの施設は「ノアの方舟計画」という計画の為の施設であり、この時代は白亜紀ではなくディラン達の時代よりも300万年も先の未来であった。計画の発端はレジーナが潜入したアイビス島のサードエナジーの暴走であり、調査の結果、あの事件で現れた時空の歪みが人類の誕生にまで影響を及ぼすことが分かった。その危機を回避するために恐竜達を白亜紀と似た環境の時代に転送し、危機を回避したのちに元の時代に戻すための計画であった。しかし計画終盤でタイムゲートが消失、取り残された人員はほとんど恐竜の犠牲となり、わずかに生き残った子供たちは延命処置の為、ポッドに入れられる。しかしポッドは恐竜用の為、入れられた子供たちは言語能力を失い本能的に恐竜を守ろうとするようになる。そのうちの一人がポーラであり、ポーラはホログラフィの男の娘、さらにその男は未来のディラン本人であった。

未来のディランは施設奥にあるタイムゲートで帰還するよう伝え、後を託し消える。そこへ再びギガノトサウルスが現れるが衛星兵器を使って撃退する。しかし施設の自爆装置が作動しポーラは倒れた柱に足を挟まれる。ポーラを見捨てられないディランはレジーナにデータディスクを持って先に帰還するよう伝え自身はポーラとともに残った。

システム[編集]

サバイバルホラーに分類された前作から、恐竜を倒す爽快感を前面に押し出したアクションアドベンチャーゲームとなった。大幅に向上した操作性とアクション、コンボシステム、敵を倒して得たポイントによる武器の購入などの新システムが採用され、武器の種類も飛躍的に増えている。体力はゲージ制になり、体力低下による移動制限もない。

バイタルクレジット
恐竜を倒すことで得られるポイント。恐竜を倒すごとに得られたポイント数が画面上部に表示され連続して敵を倒したり、一定の条件を満たすとポイントが加算される。このポイントに応じて各所に設置された「バイタルクレジットサービス」という端末から武器や各種のアイテムを入手することができる。セーブもこの端末で行うがポイントは消費されない。
DINO FILE(ディノファイル)
ゲーム中のステージ各所に隠されている、本作に登場する恐竜たちの生態や戦闘能力等を記録したデータファイル。全部で11個存在し、全て集めた状態で本編をクリアすると次回の本編スタート時、弾薬が無限の状態でプレイする事が可能となる。

登場人物[編集]

レジーナ (Regina)
声 : ステファニー・モルゲンシュテルン、田中敦子
24歳。アイビス島の経験を見込まれ、今回の任務に加わることになった。重火器の一部は装備できないが身軽に動くことができる。使用武器は速射性に秀でた物が中心。
ディラン・モートン (Dylan Morton)
声 : ガブリエル・ホーガン、大川透
米陸軍特殊部隊「TRAT」の隊員。26歳。身長180cm。非行を重ねていた少年時代(本人曰く、昔の俺は「最低のクズ」)に母と妹を対立していた不良少年のグループによって殺害され自分を痛めつけることを目的に軍に入隊したという過去を持ち、強靭な肉体と精神力はその悲惨な経験が原点となっている。大型の火器も扱えるが身のこなしは鈍い。使用武器は速射性に劣るが一撃の威力が高い物が中心。
デイビット・フォーク (David Falk)
声 :エリック・ヘムサル
ディランと同じ米陸軍特殊部隊「TRAT」の隊員。23歳。身長182cm。チームの中ではいつも陽気なムードメーカー的な存在。カウボーイに憧れ、カウボーイハットを被っている。しかし仲間がピンチの時は自分の身を捨てても救おうとする。ヘリコプターの操縦士としても活躍。
ポーラ・モートン (Paula Morton)
声 : リサ・ヤマナカ、中川翔子
フルフェイスヘルメットと黒いボディースーツに身を包み度々レジーナ達を襲撃した謎の一団に属する少女。初めはレジーナ達に敵意を抱いていたがディランの姿を見てから少しずつ心を開きはじめる。エドワードシティの生存者と思われていたが実は未来からやってきたディランの娘。ポーラと共にいた二人の人物やエドワードシティの記録に残っている襲撃者もポーラと同じ未来人の少年少女達。
リック (Rick)
声 : リチャード・イヤウッド
隠し要素の『ディノコロシアム』で登場。
ゲイル (Gail)
声 : エイドリアン・トラス
リックと同じくゲストで登場。

DINO COLOSSEUM[編集]

本編をクリア後に遊べるミニゲーム。キャラクターを選び、襲い掛かる恐竜達を倒していく。条件を満たすと新たなキャラクターを追加できる。恐竜も操作でき、コマンド入力で必殺技が出せる。二人同時プレイの対戦格闘ゲーム『DINO DUEL』も追加され恐竜同士で一対一の勝負ができる。

主なスタッフ[編集]

ガンサバイバー3 ディノクライシス[編集]

ガンサバイバー3 ディノクライシス
Dino Stalker
ジャンル サバイバルガンシューティング
対応機種 PlayStation 2
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア DVD-ROM1枚
発売日

日本の旗 2002年6月27日
アメリカ合衆国の旗 2002年9月9日

欧州連合の旗 2003年9月20日
対象年齢 ESRB: Mature
PEGI: 18+
その他 アナログコントローラ専用
ガンコン2対応
テンプレートを表示

プレイヤーの一人称視点で進行するガン・シューティングゲーム『ガンサバイバーシリーズ』3作目として時系列では『ディノクライシス2』のエンディング後にあたる世界でストーリーが進行する。多彩な火器による連射、爆発、放電といった演出が数多く取り入れられ、ベースとなった『ディノクライシス2』同様に爽快感を重視した構成となっている。操作は通常のコントローラーと拳銃型インターフェース「ガンコン2」によるコントロール双方に対応している。

ストーリー[編集]

1943年。大西洋上空でドイツ軍と交戦していたアメリカ軍のパイロット、マイク・ワイアード中尉は撃墜された乗機から辛くも脱出するが敵機の追撃を受ける。突如強い光に覆われた彼の前からは敵機の姿が消え無数の翼竜が現れた。マイクは何者かによって与えられた一丁の銃と無線機から送られて来る指示のみを頼りに恐竜の闊歩する謎の世界を渡り歩いていく。

登場人物[編集]

マイク・ワイアード (Mike Wired)
声 : エリック・ケルソー、宇垣秀成
アメリカ陸軍第3航空軍に所属するエースパイロット。階級は中尉。パイロットとしてもさる事ながら射撃とサバイバルでも高い能力を持つ優秀な軍人。恐竜との戦いを重ねる中で自身に降りかかる運命を知る事となる。23歳。
ポーラ・モートン (Paula Morton)
声 : ジャニス、中川翔子
タイムスリップしたマイクが出会った少女。恐竜に襲われていた所をマイクに救われ、以後は行動を共にする。『ディノクライシス2』から引き続いて登場するキャラクター。
ディラン・モートン (Dylan Morton)
声 : クリス・ウェルズ
無線を通じてマイクに情報を送る。『ディノクライシス2』から引き続いて登場するキャラクター。

ディノクライシス3[編集]

ディノクライシス3
Dino Crisis 3
ジャンル アクションアドベンチャー
対応機種 Xbox
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア DVD-ROM1枚
発売日

日本の旗 2003年6月26日
アメリカ合衆国の旗 2003年9月16日

欧州連合の旗 2003年11月7日
対象年齢 ESRB: Mature
CEROD(17才以上対象)
PEGI: 16+
テンプレートを表示

今作では舞台は宇宙、西暦2584年。キャラクターも大幅に変更された。現時点でのシリーズ最終作品。当初はPlayStation 2用ゲームとして、開発されていたが、ゲーム開発において技術的な問題から開発は初期の段階でキャンセルとなり、Xbox参入の為の開発に切り替われた[4]。また2001年5月当初の開発企画の段階では現代の大都市を舞台に恐竜達が大暴れするような構造の内容で、デモ映像も公開され[5]、施設にいる人間を、恐竜の群れから救い出すのが目的で、複数のパートナーと共に恐竜を攻撃できるシステムを利用し、遊び方によって色々な人間ドラマが展開する内容であった。しかしこの設定は後にキャンセルされ、今作の近未来の宇宙船が舞台と大幅に変更された。

登場する敵は、恐竜のイメージを元に造形されたゲームオリジナルのクリーチャーであり、現実の恐竜は出現しない。

ストーリー[編集]

300年前に連絡が途絶え、消息を絶ったはずの「難破船」オズマンディアス号が、木星の衛星領域内に突如姿を現した。政府は特殊部隊S.O.A.R.に調査命令を下し、探査船を派遣した。木星周辺域において船に接近するがオズマンディアスから攻撃を受け探査船は破壊される。パトリック達は宇宙に放り出されるも何とか船内に潜入する。しかし船内に人の姿は無く代わりにいたのは恐竜の姿をしたクリーチャーであった。ブリッジに向かうとオズマンディアスの船長、サトコ・エヴァンスのログが残されていた。ログによると移民目標の惑星であるアルファ2へ向かう途中、未知の宇宙線に遭遇し乗員全員が被爆。全滅は避けられない状況となった。そこで船長は船のマザーシステムに乗員たちをクローンで再生し移民計画を続けるよう指示する。

ログが終わると船内に生体反応をキャッチしパトリックが向かうとそこにいたのはカレンという一人の少女だった。たった一人で生き残っている状況を疑問に思う中、ソニアがデータを解析してさらに情報を見つける。移民の再生を船長から頼まれたマザーであったが人間のDNA情報だけでは移民を再生することが出来なかった。そこでマザーは船に積まれていたDNAの中で最も強靭な恐竜のDNAを使い進化してより強靭な人類を作り出そうとしていることが分かった。船内にいるクリーチャー達はその過程で生み出されたものであった。マザーがなぜ地球に向かっているのか確かめるため、パトリック達はマザールームへ向かう。その途中の戦いでジェイコブが犠牲となり、カレンも重症を負うがアンドロイドであったカレンは消えるようにいなくなる。しかし消えた直後、別のカレンが現れ、さらにマザールームに多数の生体反応があることが分かる。マザールームに近づくパトリック達であったがマザーは自分の区画以外を全てパージしワープゲートを作り地球のそばまでワープする。

マザールームに到達したパトリックが見たのは何人もの赤ん坊とカレンだった。マザーによると実験の結果、人間の再生には成功したがアルファ2は強化された人間ですら住むことの出来ない環境であり移民を断念。再生した人類の移住候補地として地球を選択し、カレンを母親として移住計画を再開した。しかし外見は人間でも中身が恐竜の怪物を降ろすわけにはいかないとパトリックはマザーを破壊。マザーシステムが破壊された船は自爆装置が作動しパトリック達は脱出を図る。その途中、究極生物ゲバルライに襲われ窮地に陥るがマザールームで大量の自分を見たカレンは人間じゃない自分は地球へ行けないとその身を犠牲にしてゲバルライを床の脆い部分へ誘い自分ごと転落する。パトリックとソニアは爆発寸前にシャトルを使って脱出するがシャトルにゲバルライが載っておりパトリックは撃退の為、船外に出る。攻防の末、ゲバルライを宇宙の果てに吹き飛ばしたパトリックとソニアは無事、地球に帰還する。

登場人物[編集]

パトリック・タイラー (Patrick Tyler)
声 : マイケル・ユチャク
本作の主人公。年齢25歳、身長183cm、体重72kg。犯罪、戦争などを自らの手でなくす事を夢見て特殊部隊S.O.A.R隊に入隊。高速で動く的でも簡単に撃ち抜いてしまうほどの動体視力と反射神経に優れており、新型のブースターユニットを使った高速白兵樹での戦功は著しく、目覚ましい物がある。
ソニア・ハート (Sonya Hart)
声 : ヴァネッサ・マーシャル
本作のヒロイン。年齢24歳、身長172cm、50kg。特殊部隊S.O.A.R.隊員。常にミッションの達成に主眼を置き、適格な行動を取るクールな女性隊員。
ジェイコブ・ランシャー (Jacob Ranshaw)
声 : ケヴィン・キルブルー
特殊部隊S.O.A.R隊長。年齢32歳、身長180cm、体重77kg。判断力に長け、誠実で裏がない性格。常に部下の安否を気遣う。
カレン (Caren Velasquez)
声 : シャネル・ワークマン
年齢17歳、身長160cm、体重45kg。オズマンディアス号で唯一生き残った人物であること以外の情報は一切謎に包まれている。

主なスタッフ[編集]

登場恐竜[編集]

この作品の敵は恐竜と言われているが、厳密には恐竜ではないクリーチャーも多い。

ヴェロキラプトル
足の鉤爪が特徴的な、敏捷性に優れた小型肉食恐竜。シリーズを通して登場する。体色は緑。『1』では稀に体力と攻撃力に優れた「青ラプトル(亜種)」と呼ばれる個体が出現する。『2』では色のバリエーション黄緑、緑、赤、青と増え、それぞれの色で能力が異なる。青ラプトルは特定の条件で登場するようになり、最強の強さを持つが、倒すと大量のバイタルが得られる。『ガンサバイバー』では同系統の恐竜で体格の大きなユタラプトルメガラプトルも登場。
プテラノドン
大型の翼竜。シリーズを通して登場する。魚を主食にしているが地上の生物も獲物としており、プレイヤーを群れで取り囲み上空から襲ってくる。『ガンサバイバー』ではより大型のメガプテラノドンや、ステルンベルキと呼ばれる小型の翼竜も登場する。
ティラノサウルス
シリーズのボスとして登場することの多い大型肉食恐竜。獲物と定めた生物を執拗に追跡し、弄んでから食する習性を持つ。『ディノクライス』においてはボスとして何度か登場。攻撃の噛み付きを受けると中盤のヘリポートを除いて即死する。『ガンサバイバー』には黒光りする皮膚を持った個体が登場する。
テリジノサウルス
『ディノクライシス』一作目に登場。大きさはラプトル程度だが、前足に長い爪を持ちラプトル以上の攻撃力と耐久力を持つ。爪での引っ掻きや、噛み付きで攻撃してくる。ゲーム中では肉食恐竜とされているが、実物には草食あるいは魚食とされている。
アロサウルス
目の上の突起が特徴の中型肉食恐竜。草食恐竜の他にラプトルなどの小型肉食恐竜も捕食しておりラプトルの出現するエリアに登場する事が多い。大きさはティラノサウルスに劣るが動きは素早くコンテナなど大きな段差の上にもジャンプで難なく登って追跡してくる。頭部が固いという設定があり常にプレイヤーに頭部を向けるように動く。対戦車ライフルやロケットランチャーのような重火器以外では怯みもしないので弱点である腹部を狙うように動く必要がある。また体力が低下すると全身が赤くなり防御力がさらに上がる。『ディノクライシス2』に登場。
プレシオサウルス
湖に生息している首長竜。普段は湖の中でアンモナイトなどを食べているが陸上の生物やプテラノドンも捕食している。長い首を水面から出してプレイヤーに襲いかかる。
モササウルス
湖に生息している水棲爬虫類。頭部はワニに似ており細長い顎とアンモナイトの殻をも砕く鋭い牙を持つ。大抵は泳ぎながらプレイヤーに襲いかかるが狭い空間を巣とする習性を持ち思わぬ所から奇襲してくる事がある。『ディノクライシス2』に登場。『ガンサバイバー』では、姿の良く似たクロノサウルスが登場している。
トリケラトプス
ゲームで唯一の大型草食恐竜。頭に二本、鼻先に一本の計三本の長大な角を持つ。本来は非常に大人しい性質の恐竜だが外敵と認識した生物に対しては自分のテリトリーから排除するまでどこまでも追いかける。
オビラプトル
奇妙な形の頭部と嘴を持つ小型の肉食恐竜。ゲーム中では毒を吐くが実際にそのような生態を持っていたかは不明。群れで行動し噛みつきや毒液、跳び蹴りでプレイヤーを攻撃する。『ガンサバイバー』では落ちているアイテムやプレイヤーから盗んだアイテムをくわえて逃走する事がある。
コンプソグナトゥス
ニワトリ程度の大きさの小型肉食恐竜。群れで死体を漁っていることが多くプレイヤーが近づくといっせいに逃げ出す。『ディノクライシス2』ではカラスのように光る物を集めて保管する習性があり人間の小物を盗んでいた。ゲーム上では基本は無害に近いがまれに突っつかれることがある。愛称はコンピー。
イノストランケビア
主に火山の洞窟内に生息している獣弓類(哺乳類の祖先にあたる生物)。高温と暗所を好み火山活動の再開と共に洞窟に住み着き始め洞窟を輸送路に利用していた兵士達を度々襲撃していた。四足歩行で湾曲した長い牙を持ち背中は強固な甲殻で覆われている。獲物を襲う時は二足で立ち上がることもある。『ディノクライシス2』に登場。
カルノタウルス
「肉食の雄牛」という名の通り頭部に角のある大型肉食恐竜。『ガンサバイバー』に登場。身体の色が青い個体と赤い個体が同時に出現し二頭の連携攻撃でプレイヤーに襲いかかる。
ギガノトサウルス
『ディノクライシス2』の終盤で登場する超大型肉食恐竜。兵士達の間で半ば伝説的にその存在が噂されていた。体長は21メートルとティラノサウルスよりも大きく顎の力だけでティラノサウルスを持ち上げることができる。実際に発見された化石はティラノサウルスより少し大きいという程度であったが大きいという面を強調して作中に出る個体は発見された標本の1.5倍近い巨体となっている。プレイヤーの武器では一切ダメージを与えられない為、フィールドにあるギミックを利用する必要がある。
トリニティ
『ガンサバイバー3』に登場する小型恐竜。外見はラプトルに似ており大きな青い眼が特徴。鳴き声で他の恐竜を操る能力を持っている。恐竜を統率するため、トロオドンの知能を強化して人工的に生み出された生物で厳密には恐竜ではない。

人造恐竜[編集]

『ディノクライシス3』に登場するクリーチャー達。それぞれ何かしらの検証を目的に生み出されている。

リゲル
ギガノトサウルスのDNAから生み出されたゲバルライの幼体で手足の無い蛇のような姿を持つ。個体としてはそれほど強くはないが、近い場所に群生する傾向があり、集団でかかればアウストラリスすら倒す事ができる。『ディノクライシス3』に登場。
アルゴル
ヴェロキラプトルのDNAから生み出されたクリーチャーで、デイノニクス並みの大きさを持つ胴体にシュモクザメのような横に突き出た頭部が特徴。常に複数の群れで行動する社会性の高い生物で、興奮状態に陥ると頭部の発電器官より電気を発するようになる。『ディノクライシス3』に登場。
コルネフォロス
アルゴルと同じくヴェロキラプトルのDNAから生み出されたクリーチャーで、体がゴリラのような体型となり、腕も物を持って投げられるほど器用である。恐竜を霊長類のように進化させる過程で生み出された存在であり、こちらも群れを形成して組織的な狩りができるようになっている。『ディノクライシス3』に登場。
レグルス
アンキロサウルスのDNAから生み出されたクリーチャーで、背中を分厚い装甲板で覆っている。その装甲板は銃弾程度にはびくともしない強度を誇り、その頑強さを利用してアルマジロのように体を丸めて敵に向かって突進するという攻撃を行うが、その反面、腹部は比較的柔らかい。『ディノクライシス3』に登場。
ミアプラキドゥス
スピノサウルスのDNAから生み出されたクリーチャーで、背中には刃のように鋭利な鰭、頭部には襟巻きのような器官が備わっている。水陸両生型の生物を生み出す研究の末に誕生し、水中における適応能力だけでなく喉の奥から強力な高圧水流を放つ能力まで有するようになった。『ディノクライシス3』に登場。
アウストラリス
ティラノサウルスのDNAから生み出されたクリーチャーで宇宙空間での適用性を調べるために開発された。ほぼオリジナルそのままの姿だが、宇宙環境では皮膚が定着せず筋繊維が剥き出しになっている。優れた身体能力と治癒能力を有するもアドレナリンの過剰分泌のため極めて凶暴で、なおかつ体内の発電器官が制御できていない。本作では主人公達と幾度となく戦う事になる。作中に登場するクリーチャーの中で唯一、眼球がある。『ディノクライシス3』に登場。
ゲバルライ
ギガノトサウルスのDNAから生み出されたクリーチャーで、2つに分かれた目の無い頭部を持つ。地上と宇宙の両方の環境で生きられる究極の生物として創造された。オズマンディアス号内での戦いで一度撃退されたかと思いきや、パトリック達の脱出用宇宙船に取り付いて再度彼等と戦う事となり、さらに今度は首がもう一本生えて三首へと変化、口から電撃のような光線を吐くようにもなる。『ディノクライシス3』に登場。

用語[編集]

サードエナジー
石油に続く第3のエネルギーとしてカークが提唱したエネルギー理論。大気中の組成分を利用して半永久的にエネルギーを生み出し僅かな量のオゾンなどを除いては副産物が発生しない究極のクリーンエネルギーとして注目を集めるが、反応の開始には大量のエネルギーが必要で、この時点で制御は困難を極め暴走の危険が高いという欠点があった。特に後者は最も深刻な問題であり、サードエナジーの反応を抑制する「スタビライザー」の改良は難航を続け、万が一暴走すれば周囲の大気にも反応が伝播し時空を歪ませる程の巨大なエネルギーを発生させてしまう。この時空のゆがみについてカークは当初「消滅」と考えていたが、アイビス島の暴走事故で恐竜が出現したことから「相互転移」であると見抜いた。この一件が後にとてつもない重大な事態を引き起こすと未来世界で判明し、ある一大計画が立案され実施された事が『2』で描かれる。『3』では実用化されていたようでオズマンディアスなど宇宙艦のエネルギーとして利用されていた事が判明している。
ボルジニア共和国
熱帯に位置する小国。国からの資金援助を絶たれたカークに接近し援助と引き換えに亡命を持ちかける。サードエナジーをある物に利用する事を最終的な目的としており、そのニーズに向けてもカークは研究を続けていた。なお、「逆転裁判シリーズ」と、「逆転検事シリーズ」でも登場する。
アイビス島
ボルジニア領に属する島。最新の機器や設備を揃えた軍の研究施設が置かれており、サードエナジーの他にも様々な実験や研究が行われていた形跡が見られる。「アイビス」とは英語トキを意味する。
ニュークリウム
劇中時点ですでに実用化されている、人造核燃料。既存のウランやプルトニウムと比較して安定性が高く、放射能汚染のリスクも少ないが、手荒に扱うと爆発する危険もある。アイビス島からホバークラフトで脱出する展開の場合、ホバークラフトの燃料であるニュークリウムを調達する必要がある。サードエナジーの開発が進められている現状を考慮すると、サードエナジーと比べて既に「旧世代」のエネルギーと見なされている模様。
エドワーズ・シティー
『2』の舞台となるサードエナジーの研究都市。サードエナジーの研究はカークの手を離れ、数多くの科学者が従事することになるが、カーク自身の功績を認める形で「エドワーズ・シティー」と命名された。過去の暴走事故を踏まえてエドワーズ・シティーは人里離れた僻地に建設されたが、新たなる事故によって全域が科学者や警備兵などのスタッフ諸共白亜紀の時代にタイムスリップしてしまい、急遽開発されたサードエナジーを利用した時空転送システムを用いてレジーナをはじめとする救出部隊が派遣されることになった。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 株式会社カプコン シリーズソフトの累計販売本数”. 株式会社カプコン (2011年6月30日). 2011年9月27日閲覧。
  2. ^ a b ミリオンセールスタイトル一覧”. 株式会社カプコン (2011年6月30日). 2011年9月27日閲覧。
  3. ^ ディノクライシス2 完全攻略ガイド, p. 6.
  4. ^ Dino Crisis 3 - PlayStation 2 - IGN
  5. ^ SBG:Xbox用「ディノクライシス3」のデモ映像

参考文献[編集]

  • 『DINO CRISIS PROLOGUE TO ESCAPE』株式会社メディアファクトリー、1999年7月1日、初版。ISBN 978-4-88-991893-9
  • 『ディノクライシス 公式ガイドブック』株式会社アスペクト、1999年8月13日、初版。ISBN 978-4-75-720514-7
  • 『ディノクライシス2 公式スターターブック』株式会社カプコン、2000年9月27日、初版。ISBN 978-4-75-770229-5
  • 『ディノクライシス2 完全攻略ガイド』株式会社講談社、2000年9月30日、初版。ISBN 978-4-06-339372-9
  • 『ディノクライシス2公式ガイドブック』株式会社カプコン、2000年10月16日、初版。ISBN 978-4-75-770240-0

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

カプコン公式サイト
ソニー公式サイト