2020年スーパーベースボール

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2020年スーパーベースボール
ジャンル 野球ゲーム
対応機種 アーケード[AC]
ネオジオ[NG]
スーパーファミコン[SFC]
メガドライブ[MD]
開発元 SNK
発売元 SNK
ケイ・アミューズメントリース[SFC]
エレクトロニック・アーツ・ビクター[MD]
人数 1人 - 2人対戦
発売日 [AC]1991年
[NG]1991年10月25日
[SFC]1993年3月12日
[MD]1994年3月4日
システム基板 Multi Video System
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2020年スーパーベースボール』(にせんにじゅうねん-、英字表記:2020 SuperBaseBall)は、SNK1991年に稼動を開始したネオジオ野球ゲームスーパーファミコンメガドライブにも移植されている。

概要[編集]

基本的には野球ゲームであるが、近未来の「CYBER EGG STADIUM」を舞台としており、ホームランゾーンやファウルゾーンが通常とは異なる、回が進むにしたがって外野にクラッカーが設置されるなど、普通の野球とは異なる部分が多々ある。

ゲーム内容[編集]

基本的には、2種類のリーグ、各リーグ6球団の中からプレイヤーの球団を選び、リーグ優勝を目指す野球ゲームである。但し、近未来を舞台としており、以下に示すように普通の野球とは異なる部分がある。

普通の野球とは異なる点[編集]

  • スーパーベースボール協会規定30条5項に基づき、回が進むたびに外野にランダムにクラッカーが設置される。クラッカーに選手が触れると爆発し、触れた選手は一定時間行動できなくなる。
  • 普通の野球よりもファウルゾーンが小さい。具体的には、普通の野球で言う1塁側のファウルゾーンのうち、1塁ベース以遠はフェアゾーンとなっている。1塁ベース以遠はスタンド部分もフェアゾーンであり、スタンドに入ったボールは弾かれてグランドに投げ出される。3塁側も同様。なお、スタンド内に落球した時点でフェアあるいはファウルが確定する。スタンドから弾かれたボールをダイレクトキャッチしてもアウトにはならない。
  • 普通の野球よりもホームランゾーンが小さい。具体的には、バックスクリーン付近(30度くらい)に限られる。その他のスタンドに入ったボールは、グランドに弾き返される。スタンド内に落球した時点でフェアが確定する。
  • スタンド手前には随所にジャンプゾーンが設けられている。ジャンプゾーンでは選手は高くジャンプすることが可能となるため、ホームランボールでもタイミングよくジャンプすればキャッチすることが可能となる。
  • 1塁線と3塁線のスタンド付近とベンチ前にはストップゾーンが設けられている。ストップゾーンに入ったボールは、勢いを急速に失い、止まることになる。

その他の特徴[編集]

  • 通常の選手のほかに野球ロボが登場する。スタメン投手が野球ロボの球団、選手が全員野球ロボの球団もある。デッドボールによる負傷退場の際は、野球ロボに交代となる。
  • 試合中のプレーの結果に応じて所持金が変動し、その所持金によって選手の強化(「攻撃」「守備」「投手」別の強化アーマーの装着、強化の度合いによって3段階)を行うことができる。また、強化された野球ロボへの選手交代(こちらも強化の度合いによって3段階)を行うこともできる。
    • フライをキャッチする際は、ジャンプキャッチやダイビングキャッチすると、単にキャッチする場合より所持金が多く得られる。
    • 強化アーマーは、一定時間経過すると破損してしまう。破損後、改めて強化することは可能である。
  • 選手および強化アーマーは、7回に限り大幅にパワーアップする。
  • アーケード版は、回数や投球数などではなく、プレイ時間あたりのクレジット(通常のプレイであれば、2~3回に1クレジット、1試合3~5クレジットほどかかる)となっている。そのため、試合に勝ちつづけたとしてもリーグ優勝まで1クレジットで到達することは実質不可能である。また、インプレイ状態(例えば、投球が始まり、ボールがミットに収まるまでの間など)にコンティニュー確認のメッセージが表示されることもある。コンティニュー後はもちろん直後からの再開となるため、左記の例であればバッティングタイミングが狂いやすいものとなっている。
プレイ内容と所持金変動の関係
プレイ内容 所持金変動
攻撃側 防御側
ストライク -$10 $100
三振 -$100 $1,000
飛球 -$50 $800
飛球(ジャンプでキャッチした場合) -$50 $1,000
飛球(ダイビングキャッチした場合) -$50 $1,500
フォースアウト、ベースでの判定アウト -$100 $1,000
死球 $1,000 -$1,000
死球での負傷退場 $5,000 -$2,000
四球 $0 -$300
盗塁 $300 $0
ヒット $300 $0
二塁打 $500 $0
三塁打 $800 $0
本塁打(ソロ) $4,000 $0
ツーラン $6,000 $0
スリーラン $8,000 $0
満塁ホームラン $10,000 $0
パワーアップと必要コストの関係
  ランクA ランクB ランクC
攻撃用アーマー $2,000 $5,000 $10,000
守備用アーマー $1,000 $3,000 $10,000
投手用アーマー $10,000 $15,000 $20,000
野球ロボット $5,000 $10,000 $30,000

球団[編集]

プレイヤーは以下のリーグおよび球団から一つを選んでプレイする。

エキサイティング・リーグ[編集]

アメリカン・ドリームズ(AMERICAN DREAMS)
ベースボールスターズ』にも登場したチーム。
東京サムライズ(TOKYO SAMRAIS)
ナポリ・シーガルズ(NAPLES SEAGULLS)
イタリアのチーム。
台湾メガパワーズ(TAIWAN MEGAPOWERS)
選手2人以外はすべてロボット。
コーリャ・ドラグーン(KOREA DRAGOON)
韓国のチーム。
バトル・エンジェルズ(BATTLE ANGELS)
映画のヒロインで構成されていると思われる。「レイア」、「バーバレラ」等。

ファイティング・リーグ[編集]

バトル・ヒーローズ(BATTLE HEROES)
映画のヒーローで構成されていると思われる。
忍者ブラックソックス(NINJA BLACK SOX)
忍者で構成された、機動力の高いチーム。
オージー・バトラーズ(AUSSIE BATTLERS)
オーストラリアのチーム。なぜか、ホラー映画の人物で構成されている。
メカニカル・ブレインズ(MECHANICAL BRAINS)
1名以外ロボットチーム。SF映画の登場キャラクターで構成されている。
メタル・スラッシャーズ(METAL SLASHERS)
ヘヴィメタル系のバンド名で構成。アンバランスなチーム。
トロピカル・ガールズ(TROPICAL GIRLS)
男性選手が一人で、あとは女性で構成されるチーム。守備がよく、攻撃面も悪くない。

隠れチーム[編集]

コスモポリタン・モノリス(COSMOPOLITAN MONOLIS)
リーグ優勝後、対戦するチーム。金色のユニフォームが特徴。

移植版[編集]

その他、エピソード[編集]

  • ネオジオバトルコロシアム』では、同作のオリジナルキャラクター・アイがこのゲームにちなんだ「2020スーパーキャッチ」という必殺技を使用する。
  • このゲームは当時の第2企画部の企画者によるもの。この企画者の以前の作品は『NAM-1975』、『リーグボウリング』、そして後に『サムライスピリッツ』を手掛ける。開発がパラス(PALLAS)であるとしているサイトが英語のサイトも含めていくつか存在するがクレジットタイトルを見れば分かるようにアーケード版はSNKの開発による作品。なお、パラスという会社名の表記が同時期に発売された『8マン』(これは当時の第1企画部の作品)にもあるが、開発に関わったのではなくキャラクターの版権を所持していた会社だと思われる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]