ラストリゾート

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ラストリゾート
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケードMVS/ネオジオ
ネオジオCD
開発元 SNK
発売元 SNK
美術 児玉光生
人数 1~2人
メディア [NG]ROMカセット
[NCD]CD-ROM1枚
発売日 [AC]1992年3月23日
[NG]1992年4月24日
[NCD]1994年9月9日
[PSP]2009年5月21日
[Wii]2011年3月29日
[PS4][XB1]2017年5月2日
[Switch]2017年6月1日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
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ラストリゾート』 (LAST RESORT) とは、1992年SNKより発売されたアーケードMVS)用の横スクロールシューティングゲームである。

概要[編集]

全5ステージ、2周エンド。2人同時プレイ可能。MVS初の横スクロールシューティングゲームであり、綿密に書き込まれた機械的・有機的なグラフィックや演出に特徴がある作品である。

本作の製作にはアイレムで『エアデュエル』の開発に携わった児玉光生(現・株式会社ケーツー代表取締役)が関わっており[1][2]、そのためかグラフィックやゲームシステムの一部(「ユニット」の存在や、溜め攻撃など)がアイレム製の『R-TYPE』によく似ている(なおSNKプレイモアPSP用ソフト『NEOGEO HEROES 〜Ultimate Shooting〜』専用ウェブサイトにて掲載されている本作の紹介記事において、『R-TYPE』開発スタッフによる作品であることをにおわせる記述がある[3])。

ユニット[編集]

武器アイテム(詳細は#アイテムを参照)を取得することで自機は「高軌道ユニット(以下、「ユニット」)」を装備する。「ユニット」は無敵で、自機のショット攻撃に連動してショットを放ち、敵弾を防ぐ能力がある。

ユニットの操作[編集]

「ユニット」は自機の周囲を円状に動かせる。自機の移動方向とは正反対の方向に回転しながら移動する性質があり、また砲門も自機の移動方向とは正反対の方向に向く。

「ユニット」が装備されている状態でショットボタンを押し続けると、「ユニット」にエネルギーが溜まり、画面下部のPOWゲージが上昇していく。この時ショットボタンを放すと、「ユニット」が位置している方向に向かって飛んでいき、体当りで敵機にダメージを与える。POWゲージが高ければ高いほど、飛ばした「ユニット」の攻撃力が上がる。

「ユニット」が装備されている状態の時にユニットボタンを押すと「ユニット」の配置を固定できる。ただし、砲門の向きは固定されない。配置固定時に再度ユニットボタンを押すことで「ユニット」の固定が解除され、再び回転移動させられる。

ユニットのタイプ[編集]

武器アイテムを取得した時、そのアイテムの色が青か赤かで、「ユニット」の色も青か赤に変化する。「ユニット」の色により、「ユニット」を飛ばした時(溜め攻撃時)の「ユニット」の挙動が変化する。

  • (リターンユニット):ユニットが地形に当たると反射し跳ね返る。
  • (グランドユニット):ユニットが地形に当たると地形に沿って進む。

アイテム[編集]

本作に登場するアイテムは以下の通りである。

武器アイテム
武器アイテムは一定時間で青と赤の2色に変化する(色の効果については、前述の#ユニットのタイプを参照)。以下の3つのアイテムを取得すると、まずは自機に「ユニット」が装備される。その後さらに取得することでそれぞれの武器を使用できるようになる。3つ目を取得することで、それぞれ2段階目の武器性能になり、4つ目で3段階目の最強性能となる。この3種の武器は排他選択であり、複数種類を同時に装備できない。なお、『R-TYPE』とは異なり、この3種の武器は全て自機から発射される。
  • L(レーザー)
    自機正面に向かって一直線上に伸びるレーザーを発射する。2段階目でリングレーザーが追加、3段階目でリングレーザーの大きさが増大し、その分だけ攻撃範囲が拡大する。一直線のレーザーは地形以外はほぼ貫通するが、リングレーザーの貫通性能はさほど高くはない。
  • H(ホーミング)
    自機の上下方向に2発のミサイルを発射。ミサイルは発射された後、敵機をサーチしつつ前方方向へ進んでいく。2段階目で発射されるミサイルの数が計4発になり、3段階目で計6発になる。ミサイルのホーミング性能は、正面方向から上下に約45度までである。
  • G(グレネード)
    自機の前方上下方向に、地形や敵機に当たると爆発する爆弾を発射する。2段階目以降は連爆するようになり、2段階目では連爆の数(範囲)が3に、3段階目で連爆の数が5になる。連爆は地形に沿って進む。
その他
  • S(スピードアップ)
    取得するごとに自機の移動速度が上がる。
  • 逆S(スピードダウン)
    取得するごとに自機の移動速度が下がる。

評価[編集]

ネオジオフリークが1997年に同誌で行ったネオジオゲームツインレビューでは7、3の10点[4]。レビュアーは発売当時流行していたタメ撃ちやユニット装備と攻撃など満載な暗めの横シューティングで、難易度についてかなり高く初心者はとっつにくいとする者と横シューティングによくあるパターンを覚えれば楽しめると考えるが少し薄味なゲームだとした者で分かれた[4]

エレクトロニック・ゲーミング・マンスリーでは4人のレビュアーがネオジオ版は印象的なグラフィックとサウンドがあるが、影響の大きいスピードの低下がたびたび発生するためコンソールのパワフルなハードウェアとカートリッジの高価格からして特に許し難いと感じて、5.25/10のスコアを与えた[5]

移植版[編集]

関連項目[編集]

出典[編集]

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  1. ^ クリエイターズファイル「作品にはハートを込めて」『天誅 参』児玉さん(2013年5月1日時点のアーカイブ)
  2. ^ 児玉光生のツイート” (2017年5月1日). 2018年3月8日閲覧。
  3. ^ KOFはここから生まれた!? 究極描き込みシューティング!~ラストリゾート~” (日本語). SNKプレイモア (2010年6月24日). 2011年1月25日閲覧。
  4. ^ a b ネオジオフリーク1997年6月号 125ページ
  5. ^ “Review Crew: Last Resort”. Electronic Gaming Monthly (Sendai Publishing) (36): 24. (July 1992). https://archive.org/details/Electronic_Gaming_Monthly_036. 
  6. ^ 公式サイト

外部リンク[編集]