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幻覚アレルギー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
幻覚アレルギー
出身地 日本の旗 日本 京都府
ジャンル
活動期間
レーベル
共同作業者
メンバー

幻覚アレルギー(GENKAKU ALLERGY、げんかくアレルギー)は、日本ヴィジュアル系ロックバンド。1991年10月にSCEANA(元かまいたち)と梶井“KAZZY”沙介(元かまいたち)が結成。

ハードコア・パンクパンク・ロックをベースにしたノイジーなサウンドで人気を博した[2]1994年メジャー・デビュー。1997年に活動休止。2006年12月3日に最終公演を行った(梶井は不参加)。

2020年、SCEANAが「幻覚」として再始動。

来歴

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1991年10月、かまいたち解散後、次なるビジョンを模索していたSCEANAと梶井“KAZZY”沙介が新たな音楽の方向性を打ち出すために、幻覚アレルギーが結成される。

1992年4月、フリーウィルより1stアルバム『MOUTH TO MOUTH』をリリースし、インディーズチャートの初登場1位を飾る。

1994年3月、Invitationよりメジャー1stアルバム『PSYCHE:DELIC』をリリースしメジャー・デビュー[3]

1996年、自主レーベル"OLD FASHION"設立。

1997年初頭、活動休止。

2006年12月3日、突如、1日だけの再結成で「幻覚アレルギー 最終公演」と銘打ったライブを目黒鹿鳴館で行った(梶井は不参加、サポートメンバーを起用)。この公演は『THE ILLUSION ALLERGY』として2007年にDVDリリースされた[2]

メンバー

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  • Vocal:SCEANA(かまいたち→幻覚アレルギー, 死異汝紋危異しいなもんきい→OCTOPUS CULT→alien 9 ball→THE SPLATTERS→かまいたち→はちゃめちゃ狂バンド→幻覚)
  • Guitar:梶井“KAZZY”沙介(かまいたち→幻覚アレルギー→引退)

サポートメンバー

  • Bass:TETSU(元BELLZLLEB
  • Drums:KIMURA(元BELLZLLEB 1992年-1996年)
  • Drums:HORIE(1996年)
  • Drums:NOB(1996年、2006年12月3日)
  • Keyboard:D.I.E.(1996年)※アルバム『「D」のススメ』およびライブ参加。
  • Guitar:d.d.f.(2006年12月3日)

LIVE

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  • SPRING ALLERGY TOUR 1992(1992年5月)
  • 1992年8月8日 名古屋CLUB DIAMOND HALL「一撃必殺舞踏会 Vol.2」
  • NOISEアレルギーxxx TOUR(1992年10月)
  • 1993年12月2日 クラブチッタ川崎
  • TOUR Acid:eLic 94(1994年4月-5月)
  • TOUR TRASH LIVE(1994年11月・1995年1月)
  • 1995年7月2日 目黒鹿鳴館「NOISE TRANCE NIGHT」
  • 1995年12月27日 熊谷VOGUE「NEVER MIND THE BOLLOCKS 1995」
  • BOLLOCKS TO EVERYONE 1996 TOUR(1996年2月-3月)
  • BOLLOCKS TO EVERYONE 1996 TOUR FINAL(1996年4月)
  • 1996年7月3日 新宿ロフト「DANCE MACABRE SHOW」
  • 1996年9月15日 難波W'OHOL「DANCE MACABRE SHOW」
  • 2006年12月3日 目黒鹿鳴館「最終公演」

ディスコグラフィ

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アルバム

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  1. Mouth to Mouth(1992年4月21日 Free-Will Records FWR-013CDL)
    2002年再発・INDIES SUMMIT HISTORY(2002年9月25日 Tears Music TEBA-035)
  2. PSYCHE:DELIC(1994年3月30日 Invitation VICL-510)
    初回プレス限定仕様BOX SET(VIZL-17):VHS「ANGEL DUST」MUSIC VIDEO、フォトブック封入。
  3. JAPANESE TRASH(1994年12月16日 Invitation VICL-613)
  4. 「D」のススメ(1996年2月21日 Invitation VICL-739)※KEN(ex.ZI:KILL)プロデュース

デモCD

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  • 1992 DEMO(2002年 black lagoon records BLCD-20725)
    3曲入りCD。alien 9 ball各ライブ会場販売。
  • コレクターズ1992デモ(2021年 fuckoff records)
    7曲入りCD。『1992 DEMO』3曲+4曲入り。

配布

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カセットテープ
  • NEVER MIND THE BOLLOCK

オムニバスアルバム

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  • 京都狂奏音楽会(1996年12月16日 reveil TCCN-25026)
    幻覚アレルギー3曲、しいもんきい3曲、DECAMERON6曲収録。

写真集

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  • NOISEアレルギー×××[4](1992年11月10日 立東社) - 3曲入CD付写真集

映像作品

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VHS
  • Rockin'f PRESENTS ZETA NO.12 幻覚アレルギー SPECIAL(1992年7月30日 立東社)
    1992年5月31日 SPRING ALLERGY TOUR 1992 日清パワーステーションのライブ(7曲)and others、30分収録。Drums:KIMURA。
  • DANCE MACABRE SHOW(1996年9月30日 OLD FASHION ODFV-001)後にDVD化
    1996年7月3日 DANCE MACABRE SHOW 新宿ロフトのライブ収録。7曲入り。Drums:NOB。
  • タイトル不明(裏ジャケ BOLLOCKS TO EVERYONE TOUR)(2001年 black lagoon records OCTV-10815)
    1996年4月4日 BOLLOCKS TO EVERYONE 1996 TOUR FINAL 名古屋CLUB QUATTROのライブ収録。
  • タイトル不明(裏ジャケ BOLLOCKS TO EVERYONE TOUR)(black lagoon records OCTV-10816)
    1996年4月8日 BOLLOCKS TO EVERYONE 1996 TOUR FINAL 新宿POWER STATIONのライブ収録。
  • OFFICIAL BOOTLEG Vol.1
    1996年4月5日 BOLLOCKS TO EVERYONE 1996 TOUR FINAL 難波W'OHOLのライブ収録。
  • LIVE BOOTLEG DANCE MACABRE SHOW 1996.09.14 at KYOTO MUSE HALL(2002年 black lagoon records BLVC-20726)
    1996年9月14日 DANCE MACABRE SHOW 京都MUSE HALLのライブ収録。alien 9 ball各ライブ会場販売。
  • LIVE BOOTLEG DANCE MACABRE SHOW 1996.09.15 at OSAKA W‘OHOL(2002年 black lagoon records BLVC-20727)
    1996年9月15日 DANCE MACABRE SHOW 難波W'OHOLのライブ収録。alien 9 ball各ライブ会場販売。
DVD
  • THE ILLUSION ALLERGY(2007年3月14日 BLACK LAGOON RECORDS GADV-1)
    2006年12月3日 目黒鹿鳴館「最終公演」ライブを収録、11曲入り。Drums:NOB
    KAZZYは不参加。
  • DANCE MACABRE SHOW(2007年11月20日 BLACK LAGOON RECORDS)
    1996年発売VHS「DANCE MACABRE SHOW」のDVD化。7曲+ボーナストラック5曲入り。
    青紫ジャケット、赤紫ジャケットの2種あり(収録内容は同一)。
  • BOLLOCKS TO EVERYONE(2007年11月20日 BLACK LAGOON RECORDS)CD付
    1996年3月4日 BOLLOCKS TO EVERYONE 1996 TOUR 京都MUSE HALLのライブを収録、16曲入り。Drums:キムラヨシアキ。
    CDは1996年7月3日 DANCE MACABRE SHOW 新宿ロフトのライブを収録、11曲入り。Drums:NOB。
    オレンジジャケット、水色ジャケットの2種あり(収録内容は同一)。

上記DVD3作品、タワーレコード限定2008年11月19日発売もされた。

  • 幻覚アレルギーDVD第一弾
    不明
  • 幻覚アレルギーDVD第二弾
    不明
  • 幻覚アレルギーDVD第三弾
    1994年11月18日 TRASH TOUR 1994 京都MUSE HALL、1992年 NOISEアレルギー1992のライブを収録。

関連書籍

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  • 辻砂織写真集『FAVORITES』(1993年7月20日 フールズメイト
  • 大島暁美の帰ってきたロックンロール日記 第1巻 ARENA37℃ 99年4月号臨時増刊(1999年4月6日 音楽専科社

幻覚

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幻覚
出身地 日本の旗 日本
活動期間 2020年 -
レーベル fuckoff records
メンバー
  • Noise:SCEANA
  • Guitar:Shu
  • Bass:Seiichi
  • Drums:HINA
旧メンバー
  • BASS:RIKI
  • Drums:NOB

2019年12月25日、2020年に「幻覚」として再始動させることを発表[5]。当初はSCEANA一人であったが、2020年2月20日にSCEANA(Noise)、Shu(Guitar)、RIKI(Bass)、NOB(Drums)のラインナップがSNSで明らかにされた。その後、2022年3月にSEIICHI (Bass)を迎え入れ、ライブDVD『始動。』をリリース。2023年8月にHINA(Drums)を迎え入れ、セルフカヴァー・ミニ・アルバム『KILL MOTHER FUCKER』をリリースした[6]

メンバー
  • Noise:SCEANA
  • Guitar:Shu(TSP)2020年参加
  • Bass:Seiichi(OXYMORPHONN / ex.ZI:KILL / ex.CRAZE)2022年3月参加
  • Drums:HINA(TSP)2023年8月参加
過去のメンバー
  • BASS:RIKI※2020年始動時メンバー
  • Drums:NOB ※2023年1月28日 新宿club SCIENCEまで

LIVE

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  • 2020年4月4日 目黒鹿鳴館 「幻覚」始動。 延期
  • 2020年7月25日 目黒鹿鳴館 「幻覚」始動。 中止
  • 2020年7月25日 目黒鹿鳴館 ビデオコンサート(約30分 7曲[7]
  • 2022年8月26日 新宿club SCIENCE 「幻覚」始動。 ※1stライブ
  • 2022年11月3日 新宿club SCIENCE 「幻覚」始動。 追加公演
  • 2023年1月28日 新宿club SCIENCE 幻覚308・ダークイズムアレルギー ※幻覚 BALZAC 2マンライブ
  • 2023年8月26日 京都MOJO KILL MOTHER FUCKER ※ミニアルバム“kill mother fucker”発売GIG
  • 2023年9月16日 高円寺High KILL MOTHER FUCKER ※ミニアルバム“kill mother fucker”発売GIG
  • 2023年10月28日 京都MOJO 幻覚308・ダークイズム"ハロウィン"アレルギー ※幻覚 BALZAC 2マンライブ
  • 2024年2月11日 名古屋RAD SEVEN 幻覚308・ダークイズム "バレンタイン" アレルギー ※幻覚 BALZAC 2マンライブ
  • 2024年4月27日 高円寺High ※DVD発売記念gig
  • 2024年11月2日予定 高円寺High 「recall」 ※ミニアルバム発売gig

ディスコグラフィ

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映像作品

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DVD
  • We ROCK DVD 幻覚 SPECIAL 2022.8.26=幻覚‘‘始動’’LIVE(WeROCKVol.091 2022年11月号特別付録)7曲収録
  • 始動。(2023年1月、FUCKOFF RECORDS、71分)全17曲収録
    幻覚の1stライブ、2022年8月26日新宿club SCIENCE「幻覚」始動。を収録。
    初回購入特典(会場、通販):DVD-R。
  • kill mother fucker(2024年4月20日通販発売、FUCKOFF RECORDS)
    2024年9月16日高円寺Highワンマンライブを収録。
    通販特典:ミニステッカー(数量限定)。

アルバム

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  • KILL MOTHER FUCKER(2023年8月26日 FUCKOFF RECORDS FOR-003CD)セルフカヴァーミニアルバム
    初回購入特典(会場、通販):DVD-R。

シングル

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  • 幻覚 BALZAC
    • SPLIT CD『幻覚308』
      • SPLIT CD『幻覚308』完全限定プレス盤 通常盤(2023年10月28日 京都MOJO)
      • SPLIT CD『幻覚308』完全限定プレス盤 特別限定パッケージ(2023年10月28日 京都MOJO)
      • SPLIT CD『幻覚308』7インチシングルサイズジャケット(2023年2月11日 名古屋RAD SEVEN)
      • SPLIT CD『幻覚308』スリムプラケース(2023年2月11日 名古屋RAD SEVEN)

配布

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DVD-R
  • ミニアルバム『KILL MOTHER FUCKER』特典 5種
    • 特典1「MORE DEEP」(2023年1月28日新宿club SCIENCE「幻覚308・ダークイズムアレルギー」)※2023年8月26日 京都MOJO会場購入特典
    • 特典2「植物人間」「JAPANESETRASH」(幻覚アレルギー 1995年7月2日 目黒鹿鳴館「NOISE TRANCE NIGHT」)※2023年8月26日 京都MOJO会場購入特典
    • 特典3「ケミカルクラッチ」(2023年1月28日新宿club SCIENCE「幻覚308・ダークイズムアレルギー」)※2023年9月16日 高円寺High会場購入特典
    • 特典4「HALLUCINOGENIC」「NO PEACE NO」(幻覚アレルギー 1995年7月2日 目黒鹿鳴館「NOISE TRANCE NIGHT」)※2023年9月16日 高円寺High会場購入特典
    • 特典5「ロマンティスト」「オルゴール」(幻覚アレルギー 1995年7月2日 目黒鹿鳴館「NOISE TRANCE NIGHT」)※通販購入予約特典(当時)
  • DVD『始動。』特典 3種
    • ANGEL DUST(2022年11月3日 新宿club SCIENCE 「幻覚」始動。 追加公演)※2023年1月28日新宿クラブ・サイエンス先行発売購入特典
    • Chameleon Blues Pop(2022年11月3日 新宿club SCIENCE「幻覚」始動。追加公演)※幻覚オフィシャルサイト予約特典(当時)
    • DEBUT(2022年11月3日 新宿club SCIENCE 「幻覚」始動。追加公演)※WeROCK STORES!通販購入予約特典(当時)
  • 「2024年4月27日高円寺High」公演 e+前売りチケット購入特典(※会場入場時引き換え)
    • DVD『kill mother fucker』に未収録の1曲入りDVD-R

その他

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  • 幻覚308ガチャ
    • 2023年10月28日 京都MOJO
    • 2023年2月11日 名古屋RAD SEVEN

写真展

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  • 幻覚×BALZAC 写真展「幻覚308」(2024年2月11日・12日、名古屋 IF I FEEL)入場無料 / 入場者先着プレゼント:非売品ポストカード

メディア

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  • WeROCK Vol.075
  • WeROCK Vol.089
  • WeROCK Vol.091
  • WeROCK Vol.092
  • WeROCK Vol.097

脚注

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出典

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  1. ^ a b c Genkaku Allergy reviews, music, news - sputnikmusic・2016年8月15日閲覧。
  2. ^ a b 幻覚アレルギー/THE ILLUSION ALLERGY [DVD]”. CDJournal. 2015年8月10日閲覧。
  3. ^ 幻覚アレルギー / サイケデリック [廃盤]”. CDJournal. 2015年8月10日閲覧。
  4. ^ amazon、e-hon、7netshopping等のオンラインストアでは、「幻覚アレルギー 勃発 刺激物 存在 異常 衰弱 現象」というタイトルで取り扱われている。
  5. ^ 幻覚 (@genkakuoffical/status/1209625189354360832) - X(旧Twitter)
  6. ^ 幻覚 ミニ・アルバム『KILL MOTHER FUCKER』”. Jackup Co.,Ltd.. 2024年1月12日閲覧。
  7. ^ 内容は、幻覚アレルギー 1995年7月2日 目黒鹿鳴館「NOISE TRANCE NIGHT」。1.植物人間 2.JAPANESE TRASH 3.HALLUCINOGENIC 4.NO PEACE NO 5.MERRY-GO-ROUND 6.NOISE現象 7.SPEEDアレルギー を上映。

外部リンク

[編集]
幻覚アレルギー
幻覚