大月さゆ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おおつき さゆ
大月 さゆ
生年月日 7月3日
出身地 日本の旗 日本 石川県能美市
身長 161cm
職業 女優
ジャンル 舞台
活動期間 2003年 -
活動内容 2003年:宝塚歌劇団入団、雪組配属
2010年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
事務所 グランアーツ
公式サイト 大月さゆ 公式プロフィール
主な作品
宝塚歌劇
凍てついた明日
備考
宝塚歌劇団卒業生
テンプレートを表示

大月 さゆ(おおつき さゆ、7月3日[1] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団雪組の娘役[2][3]

石川県能美市[1]北陸学院高等学校出身[1]。身長161cm[1]。愛称は「なつき」、「なっちゃん」[3]

所属事務所はグランアーツ[2]

来歴[編集]

2001年、宝塚音楽学校入学。

2003年、宝塚歌劇団に89期生として入団。入団時の成績は35番[4]月組公演「花の宝塚風土記シニョール ドン・ファン」で初舞台[5][1]。その後、雪組に配属[5]

2006年のバウ・ワークショップ「Young Bloods!!」でバウホール公演初ヒロイン[5][1]。続く朝海ひかる舞風りらトップコンビ退団公演となる「堕天使の涙」で、新人公演初ヒロイン[6][5][1][7]

2007年の「ノン ノン シュガー!!」でバウホール公演単独初ヒロイン[8][9]。続く水夏希白羽ゆりトップコンビ大劇場お披露目となる「エリザベート」で、2度目の新人公演ヒロイン[10][5][1][7]。大役エリザベートを演じる[5]。続く「シルバー・ローズ・クロニクル」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、東上公演初ヒロイン[11][12]

2008年のバウ・ワークショップ「凍てついた明日」で、愛原実花とダブルキャストでバウホール公演ヒロイン[1]

2010年4月25日、「ソルフェリーノの夜明け/Carnevale」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[7]

退団後は舞台を中心に活動を続けている[2]

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

初舞台[編集]

雪組時代[編集]

  • 2003年8 - 12月、『Romance de Paris』『レ・コラージュ
  • 2004年1 - 2月、『送られなかった手紙』(バウホール日本青年館) - エレーナ
  • 2004年4 - 7月、『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』
  • 2004年11 - 2005年2月、『青い鳥を捜して』『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』
  • 2005年4月、『さすらいの果てに』(バウホール) - クレア
  • 2005年6 - 10月、『霧のミラノ』 - 新人公演:ミランダ(本役:愛耀子)『ワンダーランド』
  • 2005年11 - 12月、『DAYTIME HUSTLER』(バウホール・日本青年館) - ミリー/メアリー・アン[5]
  • 2006年2 - 5月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - 新人公演:ディアンヌ(本役:山科愛
  • 2006年7月、『Young Bloods!!-魔夏の吹雪-』(バウホール) - 小百合 バウWSヒロイン[5][1]
  • 2006年9 - 12月、『堕天使の涙』 - イヴェット、新人公演:リリス(本役:舞風りら)『タランテラ!』 新人公演初ヒロイン[6][5][1][7]
  • 2007年2 - 3月、『ノン ノン シュガー!!』(バウホール) - シェイラ/マライア バウヒロイン[8][9]
  • 2007年5 - 8月、『エリザベート』 - 女官、新人公演:エリザベート(本役:白羽ゆり新人公演ヒロイン[10][5][1][7]
  • 2007年10月、『シルバー・ローズ・クロニクル』(ドラマシティ・日本青年館) - アナベル(ローズ) 東上初ヒロイン[11][12]
  • 2008年1 - 3月、『君を愛してる』 - セリメーヌ・ドビルパン、新人公演:ピエロ(本役:彩風咲奈)『ミロワール』
  • 2008年5 - 6月、『凍てついた明日』(バウホール) - アニス・フラナガン[注釈 1]ボニー・パーカー[注釈 1] バウWSヒロイン[1]
  • 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』 - 新人公演:シーナ(本役:山科愛)
  • 2008年12 - 2009年1月、『カラマーゾフの兄弟』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター) - カテリーナ・イワーノヴナ
  • 2009年3 - 5月、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 - エレナ、新人公演:カタリーナ(本役:一原けい[7]
  • 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー』 - ロビン・スペンサー、新人公演:デボラ・チャップマン(本役:天勢いづる)『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』
  • 2009年11 - 12月、『雪景色』(バウホール・日本青年館) - 浪江/お静/柚木
  • 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け』 - マリアン『Carnevale(カルネヴァーレ)睡夢(すいむ)』 退団公演[7]

出演イベント[編集]

  • 2003年6月、TCAスペシャル2003『ディア・グランド・シアター』
  • 2003年9月、『レビュー記念日』
  • 2003年10月、樹里咲穂コンサート『JUBIEE-S』[5][7]
  • 2005年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
  • 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
  • 2006年8月、『雪組エンカレッジ・コンサート
  • 2006年10月、第47回『宝塚舞踊会』
  • 2007年1月、『清く正しく美しく』
  • 2009年1月、彩吹真央ディナーショー『Love Letter』
  • 2009年6月、第1回『マグノリアコンサート・ドゥ・タカラヅカ』
  • 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
  • 2010年3月、彩吹真央ディナーショー『Thank you』

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

舞台[編集]

ドラマ[編集]

TV出演[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n こんな役もやります!/大月さゆ 日刊スポーツ。
  2. ^ a b c 大月 さゆ | グランアーツ”. グランアーツ | (2022年7月18日). 2023年10月2日閲覧。
  3. ^ a b 『宝塚おとめ 2009年度版』 阪急コミュニケーションズ、2009年、90頁。ISBN 978-4-484-09505-9
  4. ^ 100年史(人物) 2014, p. 115.
  5. ^ a b c d e f g h i j k l The name of タカラジェンヌ II 雪組 大月さゆ きょうだい3人の名前を… 産経新聞ENAK。
  6. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 315.
  7. ^ a b c d e f g h enbublog. “彩吹真央 サヨナラレポート vol,1”. 宝塚ジャーナル. 2023年10月2日閲覧。
  8. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 240.
  9. ^ a b 番組詳細|宝塚歌劇 衛星放送チャンネル|タカラヅカ・スカイ・ステージ”. www.tca-pictures.net. 2023年10月2日閲覧。
  10. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 316.
  11. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 248.
  12. ^ a b 番組詳細|宝塚歌劇 衛星放送チャンネル|タカラヅカ・スカイ・ステージ”. www.tca-pictures.net. 2023年10月2日閲覧。
  13. ^ “「セラミュー」新作の全キャスト発表!外部戦士は汐月しゅう、藤岡沙也香ら続投”. ステージナタリー. (2016年6月14日). https://natalie.mu/stage/news/190827 2016年6月14日閲覧。 

注釈[編集]

  1. ^ a b 愛原実花と役替わり。

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]