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商道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
商道
作者 崔仁浩
韓国
言語 韓国語
ジャンル 歴史小説
発表形態 新聞連載
初出情報
初出韓国日報』1997年 -
日本語訳
訳者 青木謙介
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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商道
各種表記
ハングル 상도
漢字 商道
発音 サンド
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商道』(サンド[1])は、韓国の小説家崔仁浩(チェ・イノ)が書いた歴史小説李氏朝鮮後期の1779年に生まれ、李氏朝鮮最大の交易商人になった実在の人物である林尚沃朝鮮語版(イム・サンオク)の生涯を描く。

1997年から3年間にわたって『韓国日報』に連載され[2]、刊行後7か月で100万部を売り上げ、2009年に改定版を出版し[3]、2020年11月までに総販売部数が500万部に達した[4]

主な登場人物

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李氏朝鮮時代

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林尚沃朝鮮語版(イム・サンオク)
本作品の主人公。清国との国境に近い城邑義州出身。貧しい境遇から身を起こし、李朝最大の交易商人になる。[5]
朴鐘一(パク・ジョンイル)
松都(ソンド、開城)の商人。[5]
金正喜(キム・ジョンヒ)
文人画家[5]
石崇(ソクスン)和尚
高僧。[5]
法天(ポプチョン)和尚
僧侶。[5]
李禧著(イ・ヒジョ)
林尚沃の旧友。[5]
洪景来(ホン・ギョンネ)
平安道農民戦争(洪景来の乱)の指導者。[5]
張美齢
清国出身の美女。[5]
洪得柱(ホン・ドゥクジュ)
義州の商人。林尚沃の元主人。[5]
王造時
清国の商人。[5]

現代

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金起燮(キム・ギソプ)
韓国の大財閥である起平グループ会長。[5]
韓基哲(ハン・ギチョル)
起平グループ企画調整室長。[5]
鄭相鎮(チョン・サンジン)
「私」。小説家。林尚沃の生涯を追う。[5]

翻訳

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青木謙介が日本語に翻訳し、2002年に徳間書店から上下、全2巻で刊行した[6]

テレビドラマ

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崔仁浩(チェ・イノ)の小説を原作としてテレビドラマ化され[7]、『商道』(サンド)として[8]2001年から2002年にかけて韓国のMBCにて全50回にわたって放送された[9]イ・ビョンフンが演出した作品で[10]、脚本は40回までをチェ・ワンギュが書き、41回からはチョン・ヒョンスが書いた[7]。主人公のイム・サンオク役を演じたイ・ジェリョンは、2002年のMBC演技大賞で男性最優秀演技賞を受賞した[11][12]。他に、松都(ソンド、開城)の巨商パク・チュミョン役にイ・スンジェ、パク・チュミョンの一人娘タニョン役にキム・ヒョンジュ、客主の親方チョン・チス役にチョン・ボソク義州の商人でイム・サンオクの元主人ホン・ドゥクチュ役にパク・イナン、ホン・ドゥクチュの娘ミグム役にホン・ウニ、女旅芸人チェヨン役にキム・ユミ等が出演した[13]

関連作品

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林尚沃(イム・サンオク)を主人公とした作品には、崔仁浩の小説より前に1976年から1977年にかけて放送された『巨商 林尚沃朝鮮語版』がある[14]

脚注

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  1. ^ 青木謙介訳『商道』
  2. ^ "상도 1" 2007.06.30. NAVER 図書。2022年10月10日閲覧。
  3. ^ "상도 1" 2009.12.15. NAVER 図書。2022年10月11日閲覧。
  4. ^ "상도 1" 2020.11.22. NAVER 図書。2022年10月11日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m 青木謙介訳『商道』、6頁、「主要登場人物」。
  6. ^ 上巻 ISBN 4-198616-00-0、下巻 ISBN 4-198616-01-9
  7. ^ a b "프로그램 정보" SBS. 2022年10月10日閲覧。
  8. ^ 商道-サンド- 第1話GYAO!. 2022年10月10日閲覧。
  9. ^ "상도" NAVER. 2022年10月10日閲覧。
  10. ^ イ・ビョンフンは、演出した前作チョン・グァンリョル主演の『ホジュン 宮廷医官への道』は60パーセントを超える視聴率を記録し、『商道』(サンド)の後には『宮廷女官チャングムの誓い』を演出することになる。
  11. ^ 2002 MBC 연기대상" NAVER. 2022年10月10日閲覧。
  12. ^ 2002年のMBC演技大賞男性最優秀演技賞は他にカム・ウソンが同時に受賞した。
  13. ^ "출연" Daum. 2022年10月10日閲覧。
  14. ^ "어린이·教養物(교양물)강화 두TV 18일부터 프로改編(개편)"『京郷新聞』(1976年10月12日)。2022年10月10日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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