北津留翼

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北津留 翼
Tsubasa Kitatsuru
個人情報
本名 北津留 翼
きたつる つばさ
愛称 つっつん
生年月日 (1985-04-26) 1985年4月26日(38歳)
国籍 日本の旗 日本
チーム情報
所属 日本競輪選手会福岡支部
分野 競輪&トラックレース
役割 選手
特徴 先行・捲り
アマ所属チーム
2001-2004 
豊国学園高等学校
グランツール最高成績
主要レース勝利

ジュニア世界選手権

スプリント 2003
ケイリン 2003

アジア大会・スプリント 2006
アジア選手権・スプリント 2005-2007、2010
日本の旗 日本選手権

ケイリン 2010
スプリント 2010
最終更新日
2011年2月17日

北津留 翼(きたつる つばさ、1985年4月26日 - )は、福岡県北九州市出身の競輪選手自転車競技選手。日本競輪学校第90期卒業。日本競輪選手会福岡支部所属。血液型O型。既婚。妻と子供3人。愛称は「つっつん」。

自転車競技での戦績[編集]

豊国学園高等学校吉岡稔真園田匠の後輩にあたる)時代は日本では、インターハイスプリント、国体スプリントなどタイトルを総なめし、世界ジュニア選手権でもスプリントとケイリンの2冠に輝いた。

高校3年生の10月から半年間スイスにある自転車競技の国際的トレーニング施設WCC(ワールド・サイクリング・センター)へ自転車留学し、その後競輪学校特別選抜試験を受験し90期生として入校。在学中にチャレンジ・ザ・オリンピックで強豪相手に優勝し、ナショナルチーム入り。

2007年10月、トラックレース日本代表選手に選出され、UCIトラックワールドカップクラシックス世界選手権などの国際大会では主に、チーム、個人の両スプリント種目に出場。チームスプリントの北京オリンピック出場権獲得に貢献した。2008年5月7日北京オリンピックトラックレース日本代表選手に選出される。

主な実績[編集]

2003年

2005年

2006年

  • アジア選手権自転車競技大会トラック競技
    • スプリント 優勝
  • アジア競技大会自転車トラック競技
    • スプリント 優勝

2007年

  • アジア選手権自転車競技大会トラック競技
    • スプリント 優勝

2009年

2010年

2011年

2012年

  • 全日本プロ選手権自転車競技大会
    • チームスプリント 準優勝

競輪での戦績[編集]

初出走は2005年7月1日佐世保競輪場で、2着に9車身の大差をつけ初勝利を飾った。デビューから3ヶ月後の10月、熊本競輪場FII(レインボーカップセカンド)でA級初優勝を完全優勝で飾った。11月に入ってから武雄競輪場FII、一宮競輪場FIIで連続完全優勝、そして12月の観音寺競輪場FIIでも完全優勝を飾り、デビューから156日という史上2番目のスピードで3場所連続完全優勝でのS級特別昇級を決めた。

その後も順調に勝ち星を重ね、2007年6月の高松宮記念杯競輪では初の特別競輪GI)決勝戦進出を果たしている(但し結果は落車棄権)。そして同年8月に開催された小松島記念(GIII)において、デビューから2年1ヵ月という速さで記念初優勝を飾った。2009年1月には地元小倉競輪場での競輪祭で2度目のGI決勝戦進出、7着に敗れたもののその前の二次予選・準決勝では豪快な先行で逃げ切る競走を見せるなどし、地元ファンの喝采を浴びていた。

2023年7月16日、GII・「第19回サマーナイトフェスティバル」(函館)2日目第6レース(選抜)において上がりタイム10秒7を記録し、同年5月16日嘉永泰斗が記録した函館競輪場バンクレコードに並ぶタイ記録を樹立した[1]が、同日の第12レース(準決勝)で脇本雄太が上がりタイム10秒6を記録し、バンクレコードを更新してしまった[2][3]

受賞・表彰[編集]

  • 文部科学大臣表彰
  • 福岡教育委員会賞
  • 福岡県知事表彰
  • 福岡県高等学校体育連盟表彰
  • 九州運動記者クラブ新人賞
  • 北九州市民スポーツ賞

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]