スーパーチャイニーズワールド3

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スーパーチャイニーズワールド3
超次元大作戦
ジャンル アクションRPG
対応機種 スーパーファミコン
開発元 カルチャーブレーン
発売元 カルチャーブレーン
プロデューサー 阿迦手観屋夢之助
ディレクター 阿迦手観屋夢之助
シナリオ かずゆきまる
音楽 沢彰記
シリーズ スーパーチャイニーズシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 12メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 199512221995年12月22日
その他 型式:SHVC-AWQJ-JPN
ASIN B000068HJT
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スーパーチャイニーズワールド3 超次元大作戦』(スーパーチャイニーズワールドスリー ちょうじげんだいさくせん)は、1995年12月22日に日本のカルチャーブレーンから発売されたスーパーファミコンアクションロールプレイングゲーム

同社の『スーパーチャイニーズワールド』シリーズの第三作目である。主人公のジャックおよびリュウを操作し、ギンガラマオーによる全宇宙および全次元の支配を阻止することが目的。戦闘方式がアクションもしくはコマンド選択式の2種類から選択できることを特徴としている。

開発はカルチャーブレーンが行い、スタッフは前作に続きプロデューサーおよびディレクターは阿迦手観屋夢之助、音楽は沢彰記が担当している。

ゲーム内容[編集]

システム上では『スーパーチャイニーズワールド2』(1993年)と同じだが、戦闘中にキャラクターの入れ替えなどが可能になった。また、この作品から戦闘方式をアクションコマンド選択式の2つから選択できるようになり、ストーリーが変化するようになった。さらに『スーパーチャイニーズファイター』(1995年)で初登場したリンリンと本作登場のシュンがRPG初登場となり、ストーリーモードの使用キャラクターは4人となった。

ストーリー[編集]

ギンガ軍団の大元帥ギンガラマオーは超次元大魔獣ディメトロンを復活させ全宇宙、全次元の支配を企んでいた。

そのようなことなどつゆ知らず、チャイニーズランドではジャックとリュウが修行に励んでいる。ある日ふたりは不思議に光る森を見つけ、そこから全宇宙、全次元を巻き込んだ冒険を始めることになる。

登場キャラクター[編集]

主要キャラクター[編集]

ジャック
スーパーチャイニーズシリーズの主人公の一人。赤い道着がトレードマーク。双子の兄弟であるリュウと共に正義のために戦っている。食べることが大好き。
修行を重ねると炎系の技を覚えることができる。
リュウ
スーパーチャイニーズシリーズの主人公の一人。青い道着がトレードマーク。お調子者のジャックをフォローするしっかり者。
ジャックとは違い雷系の技を覚えたり、体が小さくなるミクロンの術などが使えるようになる。
リンリン
光る森の調査中にジャックとリュウに出会い、仲間となる。美人だが、気が強くカンフーの達人。御札を使った技や蹴り技が得意。ポイ道士の孫。
シュン
ウケイの村のカンフー道場にやって来た謎の青年。青い髪に青い道着が特徴の美少年だが、その正体は……。
リア
ビューティフルワールドから助けを求めてやって来たお姫様。超次元大魔獣ディメトロンを復活させる力のあるオーラペンダントを所持している為、ギンガ軍団に狙われていた。
ジャック達に助けられてからは行動を共にしていたが、途中ガマダルマーの妖術により連れ拐われてしまう。リンリンと瓜二つの美少女だが、性格はおっとりとしたしっかり者である。

敵キャラクター[編集]

ガマダルマー
ギンガ軍団の一員。ダルマのような体と伸びる手で攻撃してくる。作中、何度も倒されるがしぶとく登場してくる。防衛隊基地ではカメラマンに扮し、リアをカメラに閉じ込め誘拐してしまう。
Mr.ダウト
ギンガ軍団の一員。珍の都ヨウカンの人々に悪夢を見せていた。全身紫のスーツに身を纏いレイピアを武器にしている。自意識過剰の色男だが、ダメージを受けるとマヌケな表情をみせる。寒いダジャレが得意。
テレビジョ
ギンガ軍団の一員。パーマのかかった青い髪と赤いイヤリングが特徴の美女。ワールド防衛隊の隊員達に催眠術をかけ、テレビのことしか考えられなくなるようにした。
ジャック達をテレビの中に引きずり込んで、テレビ番組に出演させる。番組中に苦しむジャック達の姿を楽しみにしていたが、あっさりクリアーされてしまい怒りをあらわにする。
テレピジョン
テレビジョが変身した姿。全身鳩の着ぐるみを着た格好をしている。防衛隊に秘密兵器を作らせないことが彼女の使命。
戦闘では、なんの攻撃もしてこず高みの見物を決め込んでいるが、襲ってくるギンガコマンドを投げ飛ばし、それをぶつけることでダメージを与えることができる。その際見せる表情は変身前からは想像できないほどマヌケである。
ディメトロン
全宇宙に絶望をもたらす超次元大魔獣。リアの持つオーラペンダントに封印されていたがギンガラマオーによって復活してしまう。ウルトラチャイニーズでしか倒せない。
ギンガラマオー
ギンガ軍団の大元帥。復活させたディメトロンを操って全宇宙、全次元を支配しようと企む。武術の腕もかなりのもの。
ジャックとリュウに一度は破れるが、その後ディメトロンと合体した姿で最後の戦いを挑んでくる。
ギンガラディメトロン
ギンガラマオーとディメトロンが合体した姿。最強のボス。

スタッフ[編集]

  • プロデューサー、ディレクター:阿迦手観屋夢之助
  • シナリオ:かずゆきまる
  • ゲームデザイン:阿迦手観屋夢之助、てぃー おう、とうめいにんげん、ひじかい ろう、ギンガラだいまおー、おうさま、ひでの
  • キャラクター・デザイン:かくさん、まさゆき ぬまひで、じゃんごろー、ぬきそきち、まめつみくにきち、おざきかっぱ、んのーん!
  • ゲームプログラム:こにしん かわきち、りゅう、ひぐち、キム、みなみ23、キャッティ.H、ゴゼン.ダイ
  • 音楽:みやびえいじ(沢彰記)

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通17/40点[2]
ファミリーコンピュータMagazine20.3/30点[3]

ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計17点(満40点)[2]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、20.3点(満30点)となっている[3]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.6 3.3 3.4 3.3 3.4 3.3 20.3

脚注[編集]

  1. ^ 前田尋之「Chapter 2 スーパーファミコンソフトオールカタログ 1995年」『G-MOOK176 スーパーファミコンパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年9月28日、199頁。ISBN 9784862979131 
  2. ^ a b スーパーチャイニーズワールド3 まとめ [スーパーファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年9月26日閲覧。
  3. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、252頁、ASIN B00J16900U 

外部リンク[編集]