ステイ・オア・ゴー
「ステイ・オア・ゴー」 | ||||||||
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ザ・クラッシュ の シングル | ||||||||
初出アルバム『コンバット・ロック』 | ||||||||
B面 | イノキュレイテッド・シティ | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチシングル、カセットテープ | |||||||
ジャンル | ロック、ポップ・パンク | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | エピック 14-03006 | |||||||
作詞・作曲 | ザ・クラッシュ | |||||||
プロデュース | ザ・クラッシュ | |||||||
ザ・クラッシュ シングル 年表 | ||||||||
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「ステイ・オア・ゴー」 (Should I Stay or Should I Go) は、ザ・クラッシュのアルバム『コンバット・ロック』からのシングルカット曲。1981年に作られ、ミック・ジョーンズがリード・ボーカルを執った。最初のリリースから10年後にバンド唯一のチャートナンバーワンヒットとなり、2004年10月、「ローリング・ストーンが選ぶ最も偉大な500曲」の228位に選ばれた[1]。
日本でのタイトルについては、後のコンピレーション・アルバムでは「シュド・アイ・ステイ・オア・シュド・アイ・ゴー」と表記されているものもある。
概要
[編集]アルバム収録曲中では、初期のパンク・ロック寄りの曲調である。曲の内容については諸説ある(そのうちの1つが間近に迫っていたジョーンズの解雇である)が、実際のところはジョーンズと、ガールフレンドのエレン・フォーリー(当時ミートローフのバックボーカル)の関係が破局を迎えようとしていたことである。詞では2人の関係の浮き沈みと、別れるか否かのジレンマが描かれている[2]。
スペイン語でのコーラスはジョー・ストラマーの発案である[3][4]:
「スペイン語でコーラスやるぜ」って衝動的に言ったんだ… で、歌詞をスペイン語に訳さなきゃならないから、ブルックリンハイツに住んでるエディ・ガルシア(テープ・オペレータ)のママに電話で歌詞を読み上げて訳してもらったんだ。ただ、エディもママもエクアドル人なもんだから、俺とジョー・エリーが歌ったのは、エクアドル訛りのスペイン語なのさ。 — ジョー・ストラマー、1991年
発売されたシングル
[編集]1982年には別ジャケットで「ストレイト・トゥ・ヘル」との両A面、B面に「クール・コンフュージョン」を収録したものが発売された。1983年にはB面に「ファースト・ナイト・バック・イン・ロンドン」を収録したもの、1991年にはミック・ジョーンズのバンドビッグ・オーディオ・ダイナマイトの曲「ラッシュ」をB面に収録したものが発売された。[5]。
年 | B面 | 規格 | レーベル | 国 | 備考 |
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1982 | CBSのロゴが刻まれている | 45 rpm 7" vinyl | エピック ENR-03571 | アメリカ合衆国 | 片面のみのシングル |
1982 | クール・コンフュージョン | 45回転12インチ | エピック 07 5P-223 | 日本 | - |
1982 | ストレイト・トゥ・ヘル(編集版) | 45回転12インチ | CBS CBS A13 2646 | イギリス | - |
1982 | ストレイト・トゥ・ヘル(編集版) | 45回転7インチ | CBS CBS AII 2646 | イギリス | ピクチャー・ディスク |
1982 | イノキュレイテッド・シティ | 45回転7インチ | エピック 14-03006 | アメリカ合衆国 | 1982年6月10日 |
1982 | クール・コンフュージョン | 45回転7インチ | エピック 34-03547 | アメリカ合衆国 | 1982年6月24日発売 |
1982 | ストレイト・トゥ・ヘル | 45回転7インチ | CBS CBS A 2646 | イギリス | 1982年9月17日発売 |
1983 | ファースト・ナイト・バック・イン・ロンドン | 45回転7インチ | エピック 34-03061 | イギリス | 1983年7月20日発売 |
1991 |
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45回転12インチ | CBS / Sony | イギリス | A面
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1991年3月、バンドはリーバイス社に対し、この曲のコマーシャルでの使用許可を与えた。この時にシングルが再発売され、全英シングルチャートで1位になった。
カヴァー・ヴァージョン
[編集]スキン、アイス・キューブ、マック10、エラー・タイプII、リヴィング・カラー、ザ・ロング・トール・テクサンズ、スパスティック・ヴィブラトーンズ、ギターウルフ、ディー・トーテン・ホーゼン、バイ・ギャング、スーパー・グリーン、ザ・ピケッツ、そしてカイリー・ミノーグといった数多くのアーティストにカヴァーされた。
ポストパンク・バンドのザ・リバティーンズはギターにジョーンズを迎え、ライヴ・ヴァージョンを演じた。ジョーンズはまたビッグ・オーディオ・ダイナマイトIIの曲「ザ・グローブ」でこの曲をサンプリングした。アメリカのパンクバンドMxPxはライヴで繰り返しカヴァーしている。ZZトップも1980年代はじめにカヴァーした。ラヴ・アンド・ロケッツは2007年12月22日、ロサンゼルスのキークラブで行われたストラマーヴィル・ベネフィットでこの曲を演奏した。
カヴァー・バンドの“キャンプ・フレディ”はアコースティック・ヴァージョンを演じた。
パロディ
[編集]2001年、アメリカの風刺コメディアン、ポール・シャンクリンが "Will I Stay or Will I Go?" というタイトルで発表した。この中でシャンクリンは、共和党を去るべきかどうかの議論をするジョン・マケインの物真似をしている。[1]
主な使用例
[編集]- カナダの人気ドラマ『インスタント・スター』と『デグラシ』のサブタイトルにこの曲の名前が使われている。
- 1991年、リーバイスのコマーシャルに使用された。
- アニメーション『ラグラッツ』(en:The Rugrats Movie) の中でアンジェリカが歌っている。
- 2003年の映画『コード46』(en:Code 46) にジョーンズがカメオ出演し、カラオケクラブでこの曲を歌っている。
- 2004年から2005年にかけて、ポンティアックのキャンペーンに使用された。
- テレビゲーム「ロックバンド」の演奏可能曲に含まれている[6]。
- イントロのリフをブラジルのコメディ・ロックバンド“マモナス・アサシナス”が「Chopis Centis」で使用した。
- コメディドラマ『ゾーイ101』(en:Zoey 101) のコマーシャルで "Should she stay, or should she go?" と言い換えて使用された。
- 1999年のBBCのテレビミニシリーズ『ブラヴォー・ツー・ゼロ』 (en:Bravo Two Zero (film)』で使用された。
- BBCのドラマ『ブラックプール』(en:Blackpool (TV serial))で使用された。
- 2014年のゲーム『Far Cry 4』のシネマティック・トレーラー及びエンディング曲として使用された。
順位
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出典
[編集]- ^ “The RS 500 Greatest Songs of All Time”. Rolling Stone (2004年12月9日). 2007年11月22日閲覧。
- ^ “The Uncut Crap - Over 56 Things You Never Knew About The Clash”. NME (ロンドン: IPCマガジン) 3. (1991-03-16). ISSN 0028-6362. ""Should I Stay Or Should I Go" was written by Mick about American singer Ellen Foley, who sang the backing vocals on Meatloaf's Bat Out Of Hell LP."
関連記事:- タミ・ピーターソン. “The Uncut Crap - Over 56 Things You Never Knew About The Clash - NME March 16, 1991”. londonsburning.org. 2007年12月11日閲覧。
- ^ “Should I Stay or Should I Go? by The Clash”. Songfacts. 2007年11月23日閲覧。 “Mick Jones sings the words in English, and Joe Strummer echoes with Spanish lyrics. Strummer decided to sing the backing vocals in Spanish on the spur of the moment along with Texan country rocker Joe Ely. However he needed someone to do the translation so Eddie Garcia, the sound engineer, called his mother in Brooklyn Heights and got her to translate them over the phone. Eddie's mother is Ecuadorian, so Joe Strummer and Joe Ely ended up singing in Ecuadorian Spanish. (thanks, Edward Pearce - Ashford, Kent, England and Rainyhouse - Spanish Fork , UT)”
- ^ マーガレット・モーザー (2000年5月22日). “Music: Lubbock Calling (Austin Chronicle. 05-22-00)”. オースティン・クロニクル. ウィークリー・ワイアー. 2007年11月22日閲覧。 “"I ran into them accidentally in New York when they were cutting 'Should I Stay or Should I Go' and Strummer said, 'Hey, help me with my Spanish.' So me and Strummer and the Puerto Rican engineer sat down and translated the lyrics into the weirdest Spanish ever. Then we sang it all. "When you listen to 'Should I Stay or Should I Go,' there's a place in the song where Mick says, 'Split.' Me and Strummer had been yelling out the Spanish background lyrics and we had snuck up behind him as he was recording. We were behind a curtain, jumped out at him in the middle of singing, and scared the shit out of him. He looks over and gives us the dirtiest look and says, 'Split!' They kept that in the final version.”
- ^ “Albums by The Clash - Rate Your Music”. rateyourmusic.com. 2007年12月31日閲覧。
- ^ エマ・ボイエス; ゲームスポットUK (2007年8月22日). “GC '07: Rock Band coming to PlayStation 2 - Xbox 360 News at GameSpot”. ゲームスポットUK. 2008年1月3日閲覧。 “The Clash -- "Should I Stay or Should I Go"”
参考文献
[編集]- パット・ギルバート (2005) [2004]. Passion Is a Fashion: The Real Story of The Clash (第4版 ed.). ロンドン: オーラム・プレス. ISBN 1845131134
- マーカス・グレイ (2005) [1995]. The Clash: Return of the Last Gang in Town (改訂第5版 ed.). ロンドン: ヘルター・スケルター. ISBN 1905139101
- ジョニー・グリーン; ゲイリー・ベーカー (2003) [1997]. A Riot of Our Own: Night and Day with The Clash (第3版 ed.). ロンドン: オリオン. ISBN 0752858432
- ボブ・グルーエン; クリス・セールウィクズ (2004) [2001]. ザ・クラッシュ (第3版 ed.). ロンドン: オムニバス. ISBN 1903399343
- クリス・ニーズ (2005-01-25). Joe Strummer and the Legend of the Clash. ロンドン: プレクサス. ISBN 085965348X
- キース・トッピング (2004) [2003]. ザ・コンプリート・クラッシュ (第2版 ed.). リッチモンド: レイノルズ&ハーン. ISBN 1903111706