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サムホェア・ファー・ビヨンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『サムホェア・ファー・ビヨンド』
ブラインド・ガーディアンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1992年3月11日 - 5月22日[1] ハンブルク Karo Musik Studios
ジャンル パワーメタル
時間
レーベル Virgin Schallplatten GmbH
センチュリー・メディア・レコード
プロデュース カレ・トラップ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 15位(日本[2]
  • 40位(ドイツ[3]
  • ブラインド・ガーディアン アルバム 年表
    テイルズ・フロム・ザ・トワイライト・ワールド
    (1990年)
    サムホェア・ファー・ビヨンド
    (1992年)
    トーキョー・テイルズ
    (1993年)
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    サムホェア・ファー・ビヨンド』(原題:Somewhere Far Beyond)は、ドイツヘヴィメタルバンドブラインド・ガーディアン1992年に発表した4作目のアルバム。

    解説

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    「クエスト・フォー・タネローン」は、曲が未完成だった時にガンマ・レイカイ・ハンセンが懇意にしているスタジオを訪れ、ハンセンはギター・パートだけでなく作曲にも協力することとなった[1]

    「パイパーズ・コーリング」は、グレートハイランドバグパイプによる「The 79th's Farewell to Gibraltar(第79連隊 ジブラルタルの別れ)」の最初の3パートを演奏。この曲の一部は、タイトルトラックである「サムホェア・ファー・ビヨンド」の一部としても登場。

    本作に伴うツアーの一環として、バンドにとって初の日本公演が行われ、東京公演の模様はライヴ・アルバム『トーキョー・テイルズ』として発表された。

    リマスター

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    2007年にリミックス・リマスターされ、ボーナストラックが追加されたバージョンが発売。

    また、2013年に発売された「ア・トラヴェラーズ・ガイド・トゥ・スペース・アンド・タイム(A Traveler's Guide to Space and Time)」という限定ボックスセットには、ミキシングを若干の調整を加えた新たなリマスター盤が収録。

    サムホェア・ファー・ビヨンド ツアー

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    本作における欧州ツアーは、オープニングアクトに前作のツアーに引き続き、アイスド・アースを迎えて1992年9月から行われた。 2021年9月に本作のメモリアルツアーがドイツ国内のみで行われると発表。しかし、コロナ禍のため2回の延期を経て2022年9月から行われた。オープニングアクトはなかったが、当時の貴重な本作のレコーディングの模様がステージ上のスクリーンで上映された。そこには若かりし頃のメンバーやカレ・トラップやクルーの姿が見受けられた。 初日の公演ではこの上映が30分以上続き、「あまりにも長過ぎる」と不評を買い、翌日の公演では15分程度に短縮された。

    収録曲

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    解説は、ハンズィ・キアシュ本人のコメントに基づく。[1]

      タイトル 作詞 作曲 演奏時間 解説
    1 タイム・ホワット・イズ・タイム
    Time What Is Time
    ハンズィ・キアシュ キアシュ、アンドレ・オルブリッチ 5:42 映画『ブレードランナー』が題材
    2 ジャーニー・スルー・ザ・ダーク
    Journey Through the Dark
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ 4:45 マイケル・ムアコックの小説『エターナル・チャンピオンシリーズ』が題材
    3 ブラック・チェンバー
    Black Chamber
    キアシュ キアシュ 0:56 テレビ番組『ツイン・ピークス』にインスパイア
    4 シアター・オブ・ペイン
    Theatre of Pain
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ 4:15 ポール・アンダースンの小説『The Merman's Children』や地球の環境破壊が題材
    5 クエスト・フォー・タネローン
    The Quest for Tanelorn
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ、マーカス・ズィーペン、カイ・ハンセン 5:53 マイケル・ムアコックの小説『エターナル・チャンピオンシリーズ』が題材
    6 アッシズ・トゥ・アッシズ
    Ashes to Ashes
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ 5:58 ハンズイの実父の死が題材[4]
    7 バーズ・ソング I イン・ザ・フォレスト
    The Bard's Song - In the Forest
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ 3:09 J・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』が題材
    8 バーズ・ソング II ホビット
    The Bard's Song - The Hobbit
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ 3:52 J・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』が題材
    9 パイパーズ・コーリング
    The Piper's Calling
    - 民族音楽 0:58 インストゥルメンタル
    10 サムホェア・ファー・ビヨンド
    Somewhere Far Beyond
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ 7:28 スティーヴン・キングの小説『ダーク・タワー』が題材
    CDボーナス・トラック
    11 スプレッド・ユア・ウィングズ
    Spread Your Wings
    ジョン・ディーコン ジョン・ディーコン 4:13 クイーンのアルバム『世界に捧ぐ』の収録曲のカヴァー
    12 トライアル・バイ・ファイア
    Trial by Fire
    ラス・ティピンズ ラス・ティピンズ 3:42 セイタンのアルバム『コート・イン・ジ・アクト(Court in the Act)』(1983年)収録曲のカヴァー
    13 シアター・オブ・ペイン(クラシック・ヴァージョン)
    Theatre of Pain (Classic version)
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ、マティアス・ヴィーズナー 4:13 クラシックヴァージョン
    2007年リマスター盤ボーナストラック
    14 アッシズ・トゥ・アッシズ(デモ)
    Ashes to Ashes (Demo Version)
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ 5:36 デモヴァージョン
    15 タイム・ホワット・イズ・タイム(デモ)
    Time What is Time (Demo Version)
    キアシュ キアシュ、オルブリッチ 5:09 デモヴァージョン

    カヴァー

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    参加ミュージシャン

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    ゲスト・ミュージシャン

    プロダクション

    • プロデューサー、ミキシング、レコーディング - カレ・トラップ(Kalle Trapp
    • セカンド・エンジニア - ピート・シールク(Piet Sielck
    • エグゼクティブ・プロデューサー - チャーリー・リン(Charly Rinne
    • レコーディングスタジオ - カロ・ミュージック・スタジオ・ブラッケル / ハンブルクKaro Musik Studios Brackel / Hamburg
    • アルバムジャケット - Andreas Marshall / Becker — Derouet Hamburg
    • 写真 - トム・ナギー(Tom Nagy
    • グラフィック - a•r•t•p•o•o•l

    脚注

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    1. ^ a b c 日本盤初回CD(VICP-5178)ライナーノーツ(ハンズィ・キアシュ、1992年5月30日)
    2. ^ ORICON STYLE
    3. ^ Musicline.de
    4. ^ Metal Hammer Greece 5/1998
    5. ^ Van Canto - Hero (CD, Albums) at Discogs

    外部リンク

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