カヤトースト

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カヤトースト: kaya toast)とは、すでに焼き上げられたパンカヤジャムと呼ばれるスプレッドを塗った上で、もう1度軽く焼き上げて作られる料理。旧イギリス海峡植民地地域(シンガポール)発祥で、現在はシンガポールの名物料理として知られる[1]

解説[編集]

シンガポールのカフェ「ヤクンカヤトースト」で販売しているカヤトーストとコーヒー

カヤトーストはシンガポールの有名な料理である。それは朝食中によく食べる[2]

カヤが塗られているトーストだからカヤトーストと言うのであって、カヤが塗られているのは必須なのだが、これに加えて、時々バターマーガリンも同時に塗られる場合もある。

なお、カヤトーストはシンガポール人にとって朝食の定番ではあるものの、別に朝食として食べるものだと決まっているわけではなく、1日中好きな時に食べられている。また、シンガポール人は、カヤトーストをしばしばコーヒー紅茶と共に食べる[3][4]

出典[編集]

  1. ^ Planet, L. (2014). Food Lover's Guide to the World: Experience the Great Global Cuisines. Lonely Planet Food and Drink. Lonely Planet Publications. p. 236. ISBN 978-1-74360-581-3. https://books.google.com/books?id=S0CEBAAAQBAJ&pg=PT236 2021年9月2日閲覧。 
  2. ^ George W. Stone (2019年4月6日). “A toast to Singapore’s traditional breakfast (シンガポールの伝統的な朝食のための乾杯)”. National Geographic. 2021年9月1日閲覧。
  3. ^ Kaya Toast”. Australian Broadcasting Corporation. 2013年12月2日閲覧。
  4. ^ ヤ クンの歴史”. ヤクンカヤトースト. 2021年9月18日閲覧。

参考文献[編集]