オー!ゴッド
オー!ゴッド | |
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Oh, God! | |
監督 | カール・ライナー |
脚本 | ラリー・ゲルバート |
原作 | エイヴリー・コーマン |
製作 | ジェリー・ワイントローブ |
出演者 |
ジョン・デンバー ジョージ・バーンズ |
音楽 | ジャック・エリオット |
撮影 | ヴィクター・J・ケンパー |
編集 | バド・モリン |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1977年10月7日 1978年6月10日 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $41,700,000 |
次作 | オー!ゴッド2/子供はこわい |
『オー!ゴッド』(Oh, God!)は、1977年10月7日公開のアメリカ合衆国のコメディ映画。主人公ジェリー・ランダースをジョン・デンバーが演じている。1971年に発表されたエイヴリー・コーマンの同名小説を原作とする。
日本公開は1978年6月。
スタッフ
[編集]- 監督:カール・ライナー
- 製作:ジェリー・ワイントローブ
- 原作:アヴェリー・コーマン
- 脚本:ラリー・ゲルバート
- 撮影:ヴィクター・J・ケンパー
- 音楽:ジャック・エリオット
キャスト
[編集]- ジェリー・ランダース:ジョン・デンバー(富山敬/安原義人) - スーパーマーケットの副店長。妻子あり。善良で真面目な平凡な男であったが、何故か神のメッセンジャーに選ばれ、悪戦苦闘する。
- 神:ジョージ・バーンズ(永井一郎/ ) - 人間社会に警告を与えるために現れた神。見た目は眼鏡をかけた細身の老人。
- ボビー・ランダース:テリー・ガー(一城みゆ希/ ) - ジェリーの妻。
- ハーモン博士:ドナルド・プレザンス
- サム・レーベン:ラルフ・ベラミー
- ジョージ・ソマーズ:ウィリアム・ダニエルズ
- ジャッジ・ベイカー:バーナード・ヒューズ
- ウィリー・ウィリアムズ:ポール・ソルヴィノ - 商業主義の宗教者。
- ビショップ・レアドン:バリー・サリヴァン
※TBS版:初回放送1980年12月15日『月曜ロードショー』
カメオ出演
[編集]ストーリー
[編集]スーパーマーケットの副店長であるジェリー・ランダースは、善良で真面目な男。妻のボビーと息子のアダム、娘のベッキーの4人家族で平凡ながらも幸せに毎日を送っていた。
ある日、ジェリーにホテルの2700号室に来るように書かれたダイレクトメールが届く。送り主の署名は神。いたずらだと捨てるが、寝室の枕元や、野菜売り場の野菜の中からも同じ手紙をジェリーは見つけてしまう。
ジェリーがホテルへ行ってみると、その部屋には誰もいない。帰ろうとすると、インターフォンからジェリーを呼び止める声がする。神と信じないジェリーに声の主は、このホテルに2700号室が存在しないこと告げる。エレベータで降りてボーイに聞くと、このホテルは17階までしかないとの返事。再び存在しないはずの2700号室に戻ったジェリーはそこで神との会話を始める。
神は人間社会のデタラメに警告を与えるため、ジェリーを神の使者に指名したことを告げた。
ジェリーは、神の実在を人々に知ってもらうため、さまざまな活動を始める。「神からの啓示」を受けたことを面白がって取り上げるマスコミ。反対に、ジェリーを否定し、貶めようとする聖職者達。
商業主義に走る聖職者に対し、ジェリーはインチキと言ったことから、ついには裁判沙汰になってしまう。
進退窮まったかと思われた裁判所に、神が姿を見せ、ささやかな奇跡を見せる。訴えそのものは却下された。しかし、裁判記録の録音テープからも速記記録からも神の発言内容は消えていたため、神の存在証明はできず、ジェリーの勝訴にもならなかった。
一連の騒動の結果、ジェリーはスーパーマーケットを解雇されることになる。道端の電話ボックスから呼び出し音が鳴り、その電話に出てみると隣の電話ボックスに神の姿が。
これからの指針を尋ねるジェリーに神は、ジョニー・アップルシードの例えを返し、最後にこう告げる。
「君たちにはすべてを与えている、後は、自分達で判断して生きなさい。決して絶望することはない」
受賞
[編集]- 1977年度第5回サターン賞において、以下の賞を受賞している。
- ファンタジー映画賞
- 主演男優賞ファンタジー部門 - ジョージ・バーンズ
- 主演女優賞ファンタジー部門 - テリー・ガー
- 1978年全米脚本家組合賞受賞 - ラリー・ゲルバート
- 1977年第50回アカデミー脚色賞ノミネート
続編
[編集]- 『オー!ゴッド2/子供はこわい』 (Oh, God! Book II) (1980年)
- 本作同様に、神(ジョージ・バーンズ)が使者を指名するが、今度は11歳の女の子トレーシー。トレーシーはスローガン「Think God」を考え出しキャンペーンを行う。しかし、両親を含め周囲はトレーシーの行動を問題視し、精神病院に入院させるべきかどうかの会議を行う。
- 『オー!ゴッド3/悪魔はこわい』 (Oh, God! You Devil) (1984年)
リメイク
[編集]エレン・デジュネレスを神役として、リメイクされる企画が2004年頃に持ち上がったことがあるが、実現しなかった。
脚注
[編集]- ^ “吹替の帝王 -日本語吹替版専門映画サイト-「一城みゆ希インタビュー」”. 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン. 2015年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024-00-30閲覧。