アルトビール
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アルトビール(ドイツ語: Altbier)は、上面発酵のビールのスタイルの一つであり、ドイツのデュッセルドルフで発展した[1]。
概要
[編集]ドイツ語のドイツ語: altは、英語: oldの意味であり、下面発酵が普及する以前から作られていることに由来する[1]。比較的高温の摂氏15度から摂氏20度で発酵させ、熟成は低温で行われる[2]。液色は赤銅色で、アルコール度数は4.5%前後となる[2]。
フルーティな香りが特徴であり、ホップの苦味は強めだが製品によって幅広い[2][3]。
アルトビールは、同じ上面発酵のビールであるケルシュと激しい競合関係にあるが、前者は黒褐色をしているのに対し、後者は黄金色をしているほか、味覚の点でかなりの相違がある[要出典]。
代表的な醸造所
[編集]いずれもデュッセルドルフ。
- シューマッハ - アルトビールを最初に作ったと言われている[2]。
- シュルッセル(de:Brauerei zum Schlüssel)
- フュックスヒェン(de:Brauerei im Füchschen)
日本国内の醸造所
[編集]日本でも、2009年頃からのクラフトビール隆盛に伴い、アルトビールを醸造する醸造所が複数存在する。
- 軽井沢ブルワリー 商品名「赤ビール〈アルト〉」度数5%[1]
- さがみビール 商品名「アルト」[2]
- ベアレン醸造所 商品名「ベアレンアルト」度数5%[3]
- 田沢湖ビール 商品名「アルト」度数5%[4]
- 宇奈月ビール 商品名「トロッコ」度数5%[5]
出典
[編集]- ^ a b 日本ビール文化研究会『改訂新版 日本ビール検定公式テキスト』実業之日本社、2014年、69頁。ISBN 978-4408133607。
- ^ a b c d “古くて新しいアルトビール”. ドイツニュースダイジェスト (2013年5月15日). 2018年9月3日閲覧。
- ^ 『ビール事典』学研プラス、2014年、39頁。ISBN 978-4059136187。