Toontown: Corporate Clash

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Toontown: Corporate Clash
ジャンル MMORPG
対応機種 Windows
Mac
人数 多人数プレイ
メディア ダウンロード
発売日 2018年7月2日(日本時間) βサービス公開
対象年齢 全年齢対象
必要環境 Windows
OS:Windows 7 64-bit
CPU:Dual-Core processor
Memory:4GB
Graphics:Intel Integrated Graphics with 512MB Graphics Memory

Mac
OS:MacOS 10.12 Sierra
エンジン Panda3D英語版
その他 Windows環境の場合は、必要に応じて Visual Studio 2015 redistributables のインストールを要する。
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Toontown: Corporate Clash』(以下「TCC」と表記)は、2013年まで公開されていた、ディズニートゥーンタウン・オンライン(以下「TTO」と表記)をもとにして開発されたファンメイドのMMORPG。基本的にはTTOのゲームシステムを継承するものの、多くの改良や変更を加えたものとなっている。一般公開前は、「Project Altis」としてβテストを行っていたが、2018年7月に「Toontown: Corporate Clash」として、βリリースされた。

概要[編集]

TTOにおいては、トゥーンタウンがコグに乗っ取られたので、それを奪還するために、トゥーンが立ち上がったという設定になっていたが、TCCにおいてはゲーム序盤に各キャラクタ全員に行なわれるオリエンテーション内で、トゥーンタウンのPresidentであるFlippyから依頼される形でコグ退治を行なうこととなる。

オリジナルとの相違点[編集]

ゲームの対象年齢は、オリジナルとなるTTO同様全年齢となっているが、TTOに見られた年少者保護のための次のような仕組みは、省略されている。

  • ユーザ登録時の保護者メールアドレスの記載
  • 自由文によるゲーム中のチャットの制限

アカウント保護のための、二段階認証の使用も可能。また、アカウントの登録時などは、汎用のキャプチャをクリアする必要がある。

プレーヤにはレベル制が導入された。このレベルは、依頼されたタスクのクリアの報酬として上がるのではなく、タスクをこなすうえで得られる「ポイント」が累計されることにより上がっていく。これは、プレーヤのラフ・ポイントも同様である。このため、レベルやラフ・ポイントをアップさせるためのタスクというものは存在しない。ポイントは、タスクをクリアしたり、コグを倒すことで通貨となるジェリービーンとともに自動的に累計されていく。

プレーヤが選択できるトゥーンの種族として、TTOと比較すると以下が増えている。 Alligator(鰐)、Bat(蝙蝠)、Beaver(ビーバー)、Deer(鹿)、Fox(狐)、Raccoon(アライグマ)、以上アルファベット順。 またプレーヤの身体の色が、RGBが256段階のカラーチャートからかなり自由に選べるようになった。ただし、白や黒などの極端な色は選択することができない。

全てのプレイグラウンドの名称から、ディズニーキャラクタの名前が外され、さらには案内板等にあったディズニーキャラクタの画像もなくなっており、ディズニーに関連するあらゆる情報が排除されている。

プレイグラウンドに新しい通りが追加されており、プレイグラウンド同士のつながりが変更になっている。また、プレイグラウンド内の施設やゲートの配置も、一部変更されている。

プレーヤは、継続的なプレーヤ集団としてクラブを開設したり、既存のクラブに加入することができる。クラブに加入することで、必要なときに行動を共にしたり、同じクラブのメンバーだけに届くメッセージを送ることができるようになる。クラブへの加入状態は、ログアウトによっても解除されないため、次回プレイ時にも同じクラブのメンバーとして行動することができる。

Gag Shop においてギャグを購入する際、レベルに応じて支払うジェリービーンが異なるようになった。1レベルのギャグ(種類は問わない)を購入する場合には、オリジナル同様ジェリービーン1ケ(1JB)だが、3レベルのギャグを購入する場合には、3JB支払う必要がある。

コグに対して使用できるギャグが、TTOの7段階から、8段階に増えている。また、ギャグの種類としても Zap という名前の感電系の攻撃ギャグが増えている。

プレーヤは、経験によって獲得されるトレーニング・ポイントと交換することで、使用するギャグに追加の効果を付加することができる。これをプリステージ・ギャグという。

ギャグの購入においてジェリービーンの必要数が増えたのに応じて、トゥーンがジェリービーンを獲得できる機会と数も増えた。ジェリービーンはコグを倒すことによっても得られるだけではなく、タスクの報酬としても得られる。また、オリジナルでも釣りをすることでジェリービーンを獲得できたが、本作においては遥かに多量のジェリービーンを獲得することができるようになった。

タスクの際に訪れるNPCが饒舌になり、長いセリフを一方的に話しかけてくることで、ストーリーが展開するようになった。

プレーヤー[編集]

プレーヤのステータスに、レベル制が導入された。レベルは、プレイ画面中央下部にバーとして表示され、タスクを成し遂げたり、コグを倒したり、経験を積むことなどで増えていく。バーのポイントが右端まで増えると、トゥーンは次のレベルにアップする。レベルアップごとに、常にトゥーンのラフ・ポイント上限が+1される。また、特定のレベルにアップする際には、一度に持てるギャグや、ジェリービーンの数が増えることもある。また、トレーニング・ポイントも特定のレベルに到達することで増えていく。トレーニング・ポイントは、新しいギャグの習得や、既存のギャグを強化するためのプリステージ・ギャグに使用することができる。

コグを倒すことで獲得できるポイントは、以下による。

通常のコグを倒した場合は、倒したコグのレベル×2.5(ポイント)となり、エグゼクティブコグを倒した場合は、倒したコグのレベル×5(ポイント)となる。

レベルが10上がるごとに、持てるギャグの数が10づつ増える。

レベルが、4, 8, 12, 16, 20, 28, 38, 48, 58, 68, 78 に達すると、それぞれトレーニング・ポイントが1づつ増える。

ギャグ[編集]

コグを倒すために、トゥーンが使用するアイテム。全部で8種類あり、それぞれに8つのレベルのアイテムがある。ギャグのレベルが高くなるほど、その効果が大きくなる。トゥーンは、作成時に持てるギャグを自由に2種類選択することができ、その後は獲得したトレーニング・ポイントを使用して、ギャグの種類を増やすことができる。獲得できるトレーニング・ポイントの制限により、1人のトゥーンが持てるギャグの種類は、最大で7種類となる。つまり、8種類あるギャグのうち、1種類は持つことができない。

ギャグは、コグにダメージを与えるものと、それ以外のものに分けられる。それ以外のものには、トゥーンのラフ・ポイントを回復させるトゥーン・アップと、コグを一定の間麻痺させる、おとりがある。

経験を積むことなどで獲得できる、トレーニング・ポイントを使用することで、トゥーンはギャグについて以下の2つを選択することができる。

  • 2トレーニング・ポイントを使用して、新しいギャグの種類を習得する。
  • 1トレーニング・ポイントを使用して、すでに獲得したギャグの効果をアップさせる。これは、プリステージ・ギャグと呼ばれる。

トゥーン・アップ[編集]

トラップ[編集]

おとり[編集]

サウンド[編集]

水でっぽう[編集]

ザップ[編集]

なげる[編集]

ドロップ[編集]

プレイグラウンド[編集]

Toontown Central[編集]

Barnacle Boatyard[編集]

Ye Olde Toontowne[編集]

Daffodil Gardens[編集]

Mezzo Melodyland[編集]

The Brrrgh[編集]

Acorn Acres[編集]

Drowsy Dreamland[編集]

コグ[編集]

Sellbots(セルボット)[編集]

Cashbots(キャッシュボット)[編集]

Lawbots(ロウボット)[編集]

Bossbots(ボスボット)[編集]

Boardbots(ボードボット)[編集]

コグHQ[編集]

Sellbots HQ[編集]

Cashbots HQ[編集]

Lawbots HQ[編集]

Bossbots HQ[編集]

Boardbots HQ[編集]

外部リンク[編集]