B・R・チョープラー

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B・R・チョープラー
B. R. Chopra
B. R. Chopra
2013年に発行されたB・R・チョープラーの記念切手
本名 バルデーヴ・ラージ・チョープラー(Baldev Raj Chopra)
生年月日 (1914-04-22) 1914年4月22日
没年月日 (2008-11-05) 2008年11月5日(94歳没)
出生地 イギリス領インド帝国の旗 イギリス領インド帝国 パンジャーブ管区英語版ラーホン英語版
死没地 インドの旗 インド マハーラーシュトラ州ムンバイ
職業 映画監督映画プロデューサー
ジャンル ヒンディー語映画
活動期間 1944年-2008年
配偶者 プラカーシュ・チョープラー
著名な家族 ラヴィ・チョープラー英語版(息子)
ヤシュ・チョープラー英語版(弟)
アーディティヤ・チョープラー英語版(甥)
ウダイ・チョープラー英語版(甥)
カラン・ジョーハル(甥)
主な作品
Kanoon
マハーバーラタ
 
受賞
フィルムフェア賞
監督賞
1962年『Kanoon』
生涯功労賞英語版
2004年
その他の賞
ダーダーサーヘブ・パールケー賞(2000年)
パドマ・ブーシャン勲章(2001年)
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B・R・チョープラー(B. R. Chopra、1914年4月22日 - 2008年11月5日[1])は、インド映画監督ヒンディー語映画やテレビドラマを中心に活動し、代表作には『Afsana』『Ek Hi Raasta』『新世代英語版』『Sadhna』『Kanoon』『Gumrah』『Hamraaz』『Dhund』『Pati Patni Aur Woh』『Insaf Ka Tarazu』『Nikaah』がある[2][3][4]。また、『Dhool Ka Phool』『Waqt』『Ittefaq』『Aadmi Aur Insaan』『Chhoti Si Baat』『The Burning Train』『 Aaj Ki Awaaz』『Baghban』『マハーバーラタ』などの映画・テレビシリーズもプロデュースしている[5][6]。長年にわたるインド映画界への貢献を認められ、2000年にダーダーサーヘブ・パールケー賞、2001年にパドマ・ブーシャン勲章を授与されている。

人物[編集]

1914年4月22日、ナワンシャール県(現在のシャヒード・バーガット・シン・ナガル県英語版ラーホン英語版に暮らす公務員ヴィラヤティ・ラージ・チョープラーの息子として生まれる。弟のヤシュ・チョープラー英語版は映画製作者として知られている[7]

ラホールパンジャーブ大学英語版に進学して英文学の学位を取得し、1944年に映画記事を取り扱う月刊誌『シネ・ヘラルド』のジャーナリストとして映画業界に携わるようになり、後に同誌の経営者となり1947年まで務めた[8]。1946年にはI・S・ジョーハル英語版原作の映画『Chandni Chowk』の製作を発表し、同作ではナイーム・ハーシュミー英語版とエリカ・ルクシュミを起用したが、製作開始直後にラホールで暴動が発生したため製作は中断し、チョープラーはラホールを離れた。1947年にインド・パキスタンが分離独立するとデリーに移住し、その後はボンベイに活動拠点を移し、1949年に『Karwat』を製作するが興行的な失敗に終わっている。1951年にはアショーク・クマール主演の『Afsana』を製作し、同作の成功によりチョープラーはボリウッドでの地位を確立した。1954年にミーナー・クマーリー英語版主演の『Chandni Chowk』を製作し、1955年には映画製作会社B・R・フィルムズを立ち上げ、1956年に製作した『Ek Hi Raasta』は興行的な成功を収めた。1957年に製作したディリップ・クマールヴィジャヤンティマーラー英語版主演の『新世代英語版』も興行的な成功を収めている[9][10]。1960年代には『Kanoon』『Gumrah』『Hamraaz』などのヒット作を製作し、1963年には第13回ベルリン国際映画祭の審査員を務めている[11]。その後も『Dhund』『Karm』『Pati Patni Aur Woh』『Insaf Ka Tarazu』『Nikaah』『Awam』などを製作し、いずれも成功を収めている。

また、プロデューサーとして弟ヤシュ・チョープラーの監督作品(『Dhool Ka Phool』『Waqt』『Aadmi Aur Insaan』『Ittefaq』)、息子ラヴィ・チョープラー英語版の監督作品(『The Burning Train』『Mazdoor』『Aaj Ki Awaaz』『Baghban』『Baabul』『Bhoothnath』)を手掛けたほか、最高視聴率92%を記録したテレビシリーズ『マハーバーラタ』のプロデュースも手掛けている。

2008年11月5日にムンバイで死去した[12]。子供は息子ラヴィ・チョープラーのほかに2人の娘(シャシ、ビーナ)がいる[13]

フィルモグラフィー[編集]

『Naya Daur』のオーディオリリース・イベントに出席するチョープラー兄弟
作品 監督 製作 備考
1949 Karwat Yes Yes
1951 Afsana Yes Yes
1953 Shole Yes No
1954 Chandni Chowk Yes No
1956 Ek Hi Raasta Yes Yes
1957 新世代英語版 Yes Yes
1958 Sadhna Yes Yes
1959 Dhool Ka Phool No Yes
1960 Kanoon Yes Yes
1961 Dharmputra No Yes
1963 Gumrah Yes Yes
1965 Waqt No Yes
1967 Hamraaz Yes Yes
1969 Ittefaq No Yes
1970 Aadmi Aur Insaan No Yes
1972 Dastaan Yes Yes
1973 Dhund[14] Yes Yes
1975 Zameer No Yes
1976 Chhoti Si Baat No Yes
1977 Karm Yes Yes
1978 Pati Patni Aur Woh Yes Yes
1980 The Burning Train No Yes
1980 Insaf Ka Tarazu Yes Yes
1981 Agni Pareeksha No Yes
1982 Beta No Yes
1982 Nikaah Yes Yes
1982 Teri Meri Kahani No Yes テレビ映画
1983 Mazdoor No Yes
1983 Dharti Aakash No Yes テレビ映画
1984 Aaj Ki Awaaz No Yes
1985 Ghazal No Yes
1985 Tawaif Yes No
1986 Kirayadar No Yes
1986 Dahleez No Yes
1987 Awam Yes Yes
1988 マハーバーラタ[15] Yes Yes テレビシリーズ
1991 Mahabharat Katha Yes Yes テレビシリーズ
1991 Pratigyabadh No Yes
1992 Kal Ki Awaz Yes Yes
1992 Sauda Yes Yes テレビシリーズ
1993 Kanoon Yes No テレビシリーズ
2000 Vishnu Puran No Yes テレビシリーズ
2002-2004 Ramayan No Yes テレビシリーズ
2001-2004 Aap Beeti No Yes テレビシリーズ
2002-2003 Ma Shakti Yes Yes テレビシリーズ
2003 Baghban No Yes
2004 Kamini Damini No Yes テレビシリーズ
2006-2007 Viraasat No Yes テレビシリーズ
2006 Baabul No Yes
2008 Bhoothnath No Yes

受賞歴[編集]

受賞年 部門 作品 結果 出典
勲章
2001年 パドマ・ブーシャン勲章 N/A 受賞 [16]
国家映画賞
1961年英語版 第3位ヒンディー語長編映画賞英語版 『Kanoon』 受賞 [17]
1962年英語版 第1位ヒンディー語長編映画賞 『Dharmputra』 [18]
2000年英語版 ダーダーサーヘブ・パールケー賞 N/A [19]
フィルムフェア賞
1959年 監督賞 『Sadhna』 ノミネート [20]
1962年 『Kanoon』 受賞
1964年英語版 『Gumrah』 ノミネート
1981年英語版 『Insaf Ka Tarazu』
1983年英語版 『Nikaah』
2004年英語版 生涯功労賞英語版 N/A 受賞

出典[編集]

  1. ^ Filmmaker B R Chopra passes away. Press Trust of India via NDTV. 5 November 2008
  2. ^ Insaf Ka Tarazu”. boxofficeindia.com. 2010年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月31日閲覧。
  3. ^ Boxofficeindia.com” (2013年1月15日). 2013年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月18日閲覧。
  4. ^ Top Earners of 1957”. Box Office India. 2010年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月20日閲覧。
  5. ^ Baghban – Movie”. Box Office India. 2024年1月31日閲覧。
  6. ^ B.R.Chopra made socially relevant films”. The Hindu. 2008年11月6日閲覧。
  7. ^ And miles to go...”. Rediff.com (1997年4月4日). 2018年10月29日閲覧。
  8. ^ Films transformed Chopra's destiny and vice-versa”. The Times of India. 2024年1月30日閲覧。
  9. ^ Thombare, Suparna (2019年7月23日). “Which is the Highest Grossing Indian Film of All Time?” (英語). TheQuint. 2024年1月30日閲覧。
  10. ^ Srivastava, Himani (2018年3月9日). “Highest Grossing Films of Indian Cinema, Ever” (英語). IndianFilmInstitute. 2021年9月26日閲覧。
  11. ^ Berlinale: Juries”. berlinale.de. 2010年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年2月13日閲覧。
  12. ^ Filmmaker B.R. Chopra dead”. Thaindian.com (2008年11月5日). 2024年1月30日閲覧。
  13. ^ Bollywood producer BR Chopra dies”. BBC News. 2024年1月30日閲覧。
  14. ^ Aboard the mystery train | Cinemaexpress”. Cinema Express (2017年11月22日). 2020年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月31日閲覧。
  15. ^ Mohan, Lavanya (2015年10月16日). “Epic television”. The Hindu. 2018年10月6日閲覧。
  16. ^ Padma Awards”. Ministry of Home Affairs, Government of India (2015年). 2015年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月21日閲覧。
  17. ^ 8th National Film Awards”. International Film Festival of India. 2016年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月7日閲覧。
  18. ^ 9th National Film Awards”. International Film Festival of India. 2016年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月30日閲覧。
  19. ^ Rediff On The NeT: B R Chopra chosen for Dadasaheb Phalke Award”. Rediff.com (1999年10月21日). 2022年4月13日閲覧。
  20. ^ Filmfare Nominees and Winner”. deep750.googlepages.com (2006年). 2009年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。

外部リンク[編集]