元老院 (オーストラリア)

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元老院
Australian Senate
第45期議会
紋章もしくはロゴ
種類
種類
任期制限6年(3年ごとに半数改選)
沿革
設立1901年5月9日
役職
議長
与党院内総務
与党上院幹事長
Mitch Fifield(自由党)
野党院内総務
野党上院幹事長
Sam Dastyari(労働党)
構成
定数76
選挙
小選挙区制
前回選挙
2016年7月2日
次回選挙
2022年
議事堂
オーストラリア首都特別地域キャンベラ、連邦議事堂
ウェブサイト
Senate

元老院(げんろういん、英語: Senate)は、オーストラリア連邦議会を構成する議院上院)である。

概要

Senateという名称はアメリカ上院を意識して付けられたが、イギリス式のウェストミンスター・システムで成り立っている。しかしイギリスの貴族院とは異なり、オーストラリア元老院は立法行為に積極的に関与する。

元老院と代議院とで見解の相違が生じた場合、首相は総督に代議院と同様に元老院の解散を要求する事が出来る。解散総選挙後も法案が通過しない場合、総督自らも立法行為に参加出来、実際に1974年に行われた前例が在る。

定数

各基本州における定数は同数で、かつ6人以上[1]。現在の定数は76人

州別の議員定数

(72)
ニューサウスウェールズ州 12
ビクトリア州 12
クイーンズランド州 12
西オーストラリア州 12
南オーストラリア州 12
タスマニア州 12
特別地域
(4)
首都特別地域 02
ノーザンテリトリー 02
定数 76

選挙

比例代表制の一種である単記移譲式投票によって行われる。

選挙資格と被選挙資格

  • 選挙資格:次の2つの条件を満たす者[2]
  1. オーストラリア国民または1984年1月26日までに選挙人登録をしたイギリス国民。
  2. 18歳以上。
  • 被選挙資格:18歳以上のオーストラリア国民[3]

義務投票制を採用している。選挙人資格を有する者は、選挙人登録と投票を義務付けられ、違反した場合は罰金を課せられる[4]

任期

6年。

院内勢力

2019年7月18日の選挙結果(改選数76)による議席数は以下の通り。

政党 議席数
保守連合 オーストラリア自由党 31
オーストラリア国民党 5
オーストラリア労働党 26
オーストラリア緑の党 9
中道同盟 (オーストラリア)英語版 2
ワン・ネイション 2
ジャッキー・ランビー・ネットワーク 1
定数 76

過去の選挙結果

2013年9月7日の選挙結果(改選数40)及び2014年4月5日の西オーストラリア州での再選挙結果による議席数は以下の通り。

政党 改選 非改選
保守連合 オーストラリア自由党 12 11 23
クイーンズランド自由国民党 3 3 6
オーストラリア国民党 1 2 3
地方自由党 1 0 1
オーストラリア労働党 12 13 25
オーストラリア緑の党 4 6 10
パーマー統一党 3 0 3
自由民主党 1 0 1
クセノポングループ 1 0 1
家族優先党 1 0 1
民主労働党 0 1 1
オーストラリア自動車愛好者党 1 0 1
定数 40 36 76

2010年8月21日の選挙結果(改選数40)による議席数は以下の通り。

政党 改選 非改選
保守連合 オーストラリア自由党 12 14 26
オーストラリア国民党 2 2 4
クイーンズランド自由国民党 3 0 3
地方自由党 1 0 1
オーストラリア労働党 15 16 31
オーストラリア緑の党 6 3 9
民主労働党 1 0 1
無所属 0 1 1
定数 40 36 76

2007年11月24日の選挙結果(改選数40)による議席数は以下の通り。

政党 改選 非改選
保守連合 オーストラリア自由党 15 17 32
オーストラリア国民党 2 2 4
地方自由党 1 0 1
オーストラリア労働党 18 14 32
オーストラリア緑の党 3 2 5
家族優先党 0 1 1
無所属 1 0 1
定数 40 36 76

脚注

  1. ^ オーストラリア連邦憲法第7条第3項。
  2. ^ オーストラリア連邦選挙法第93条。
  3. ^ オーストラリア連邦選挙法第163条。
  4. ^ オーストラリア連邦選挙法第101・245条。

参考資料

関連項目

外部リンク