サンタメンタル
『サンタメンタル』 | ||||
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スティーヴ・ルカサー・アンド・フレンズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2002年6月17日-24日[1] | |||
ジャンル | ロック、フュージョン、クリスマス音楽 | |||
時間 | ||||
レーベル |
バップ・シティ・レコード フェイヴァード・ネイションズ(リイシュー) | |||
プロデュース | スティーヴ・ルカサー、エリオット・シャイナー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
スティーヴ・ルカサー アルバム 年表 | ||||
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『サンタメンタル』(Santamental)は、アメリカ合衆国のロック・ミュージシャン、スティーヴ・ルカサーが2003年に発表した、ソロ名義では4作目のスタジオ・アルバム。
背景
共同プロデューサーのエリオット・シャイナーの提案により制作されたクリスマス・アルバムで、ルカサー自身は「低予算だったから短期間で作らなければならなくて、たくさんの友達の好意に甘えて、6日後にはこのクリスマス・レコードを完成させた」と語っている[2]。収録曲の大部分はクリスマス・ソングの定番曲だが、2曲は本作のために書き下ろされたオリジナル曲である[2]。アルバム・タイトルは、ルカサーの妻が提案した[2]。
「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」には、当時癌との闘病や夫婦間の問題で活動を停止していたエドワード・ヴァン・ヘイレンがゲスト参加した[3]。「キャロル・オブ・ザ・ベルズ」にはスティーヴ・ヴァイがゲスト参加しており[1]、ヴァイは2005年、自身のレーベル「フェイヴァード・ネイションズ」から本作の再発CDをリリースした[4]。大部分の曲ではジェフ・バブコが共同アレンジャーを務めたが、ルカサーのギター独奏による「クリスマス・ソング」のみラリー・カールトンが共同アレンジャーとしてクレジットされており、ルカサーによれば「クールなコード進行は全部カールトンが作った」という[5]。
評価
Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「ルカサーと仲間達は基本的に、過剰なアルペジオ、2本指によるタッピング、或いはスウィープ・ピッキングといったテクニックに頼らず、洒落た演奏に徹している」と評している[4]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「ルカサーらしさが随所に発揮されていて、季節商品の域を超えて楽しめるクオリティとなっている」と評されている[6]。
収録曲
1. 2. 6. 9. 10.はインストゥルメンタル。
- ジョイ・トゥ・ザ・ワールド "Joy to the World" (Traditional) - 3:08
- グリーンスリーヴス "Greensleeves" (Traditional) - 6:58
- ジングル・ベルズ "Jingle Bells" (Traditional) - 2:19
- キャロル・オブ・ザ・ベルズ "Carol of the Bells" (Mykola Leontovych, Peter J. Wilhousky) - 4:42
- ブロークン・ハート・フォー・クリスマス "Broken Heart for Christmas" (Steve Lukather, Stan Lynch) - 4:09
- エンジェルス・ウィ・ハヴ・ハード・オン・ハイ "Angels We Have Heard on High" (Traditional) - 4:55
- ウィンター・ワンダーランド "Winter Wonderland" (Felix Bernard, Richard B. Smith) - 4:05
- ルック・アウト・フォー・エンジェルス "Look Out for Angels" (S. Lukather, Jeff Babko) - 5:19
- サイレント・ナイト "Silent Night" (Traditional) - 4:30
- クリスマス・ソング "The Christmas Song" (Melvin H. Tormé, Robert Wells) - 2:16
参加ミュージシャン
- スティーヴ・ルカサー - ギター(all songs)、ボーカル(on #3, #4, #5, #7, #8)、バッキング・ボーカル(on #3)、アレンジ(all songs)
- サミー・デイヴィスJr. - ボーカル(on #3)
- エドワード・ヴァン・ヘイレン - ギター(on #1)
- スティーヴ・ヴァイ - ギター(on #4)
- トレヴァー・ルカサー - リズムギター(on #4)
- スラッシュ - ギター(on #5)
- マイケル・ランドウ - ギター(on #8)
- ジェフ・バブコ - キーボード(on #1, #5, #6, #8, #9)、シンセサイザー(on #2, #4)、トロンボーン(on #3, #7)、バッキング・ボーカル(on #3)、指揮(on #3)、ギター(on #4)、ボーカル(on #4)、オルガン(on #7)、アレンジ(#10を除く全曲)、ホーン・アレンジ(on #7)
- ジョン・ピアース - ベース(#10を除く全曲)
- グレッグ・ビソネット - ドラムス(#10を除く全曲)、トランペット(on #3)
- サイモン・フィリップス - タンバリン(on #1)
- レニー・カストロ - パーカッション(on #2, #5, #6, #7, #8)、ベル・トゥリー(on #3)、バッキング・ボーカル(on #3)
- エドガー・ウィンター - サクソフォーン(on #2, #7)、ボーカル(on #7)
- ジョージ・シェルビー - サクソフォーン(on #3, #7)
- ウォルト・ファウラー - トランペット(on #3, #7)
- スコット・ハミルトン - バッキング・ボーカル(on #3)
- ラリー・カールトン - アレンジ(on #10)
脚注
- ^ a b Steve Lukather & Friends - Santamental (2005, CD) | Discogs
- ^ a b c “TOTO Interviews”. TOTO (2003年). 2021年6月17日閲覧。
- ^ “エディ・ヴァン・ヘイレンは元気だとTotoのスティーヴ・ルカサーが語る”. BARKS. JAPAN MUSIC NETWORK (2002年7月25日). 2021年6月17日閲覧。
- ^ a b Prato, Greg. “Santamental - Steve Lukather”. AllMusic. 2021年6月17日閲覧。
- ^ CD英文クレジット
- ^ “スティーヴ・ルカサー・アンド・フレンズ/サンタメンタル”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年6月17日閲覧。