1993年全米オープン (テニス)
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1993年 全米オープン(1993ねんぜんべいオープン、US Open 1993)は、アメリカ・ニューヨークマンハッタンにある「USTAナショナル・テニスセンター」にて、1993年8月30日から9月12日にかけて開催された。
シード選手
[編集]男子シングルス
[編集]- ジム・クーリエ (4回戦)
- ピート・サンプラス (優勝、3年ぶり2度目)
- ステファン・エドベリ (2回戦)
- ボリス・ベッカー (4回戦)
- セルジ・ブルゲラ (1回戦)
- ミヒャエル・シュティヒ (1回戦)
- マイケル・チャン (ベスト8)
- アンドレイ・メドベデフ (ベスト8)
- ペトル・コルダ (1回戦)
- リカルド・クライチェク (4回戦)
- ゴラン・イワニセビッチ (2回戦)
- トーマス・ムスター (ベスト8)
- イワン・レンドル (1回戦)
- アレクサンドル・ボルコフ (ベスト4)
- セドリック・ピオリーン (準優勝)
- アンドレ・アガシ (1回戦)
女子シングルス
[編集]- シュテフィ・グラフ (優勝、4年ぶり3度目)
- アランチャ・サンチェス・ビカリオ (ベスト4)
- マルチナ・ナブラチロワ (4回戦)
- コンチタ・マルチネス (4回戦)
- ガブリエラ・サバティーニ (ベスト8)
- (大会開始前に棄権)
- ジェニファー・カプリアティ (1回戦)
- ヤナ・ノボトナ (4回戦)
- アンケ・フーバー (3回戦)
- マグダレナ・マレーバ (4回戦)
- マニュエラ・マレーバ・フラニエール (ベスト4)
- ヘレナ・スコバ (準優勝)
- マリー・ピエルス (4回戦)
- ナタリー・トージア (4回戦)
- アマンダ・クッツァー (3回戦)
- ジーナ・ガリソン (3回戦)
大会経過
[編集]男子シングルス
[編集]準々決勝
- セドリック・ピオリーン vs. アンドレイ・メドベデフ 6-3, 6-1, 3-6, 6-2
- ウォリー・マスー vs. マグナス・ラーソン 6-2, 7-5, 7-5
- アレクサンドル・ボルコフ vs. トーマス・ムスター 7-6, 6-3, 3-6, 2-6, 7-5
- ピート・サンプラス vs. マイケル・チャン 6-7, 7-6, 6-1, 6-1
準決勝
- セドリック・ピオリーン vs. ウォリー・マスー 6-1, 6-7, 7-6, 6-1
- ピート・サンプラス vs. アレクサンドル・ボルコフ 6-4, 6-3, 6-2
女子シングルス
[編集]準々決勝
- シュテフィ・グラフ vs. ガブリエラ・サバティーニ 6-2, 5-7, 6-1
- マニュエラ・マレーバ・フラニエール vs. 伊達公子 7-5, 7-5
- ヘレナ・スコバ vs. カテリナ・マレーバ 6-4, 6-7, 6-3
- アランチャ・サンチェス・ビカリオ vs. ナターシャ・ズベレワ 3-0 (途中棄権)
準決勝
- シュテフィ・グラフ vs. マニュエラ・マレーバ・フラニエール 4-6, 6-1, 6-0
- ヘレナ・スコバ vs. アランチャ・サンチェス・ビカリオ 6-7, 7-5, 6-2
決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス: ピート・サンプラス vs. セドリック・ピオリーン 6-4, 6-4, 6-3
- 女子シングルス: シュテフィ・グラフ vs. ヘレナ・スコバ 6-3, 6-3
- 男子ダブルス: ケン・フラック& リック・リーチ vs. マルティン・ダム& カレル・ノバチェク 6-7, 6-4, 6-2
- 女子ダブルス: アランチャ・サンチェス・ビカリオ& ヘレナ・スコバ vs. アマンダ・クッツァー& イネス・ゴロチャテギ 6-4, 6-2
- 混合ダブルス: トッド・ウッドブリッジ& ヘレナ・スコバ vs. マーク・ウッドフォード& マルチナ・ナブラチロワ 6-3, 7-6
みどころ
[編集]- 女子シングルスで、伊達公子が日本人女子選手として史上初のベスト8進出を果たした。この大会ではノーシード選手であった伊達は、3回戦で第9シードのアンケ・フーバーを 6-3, 6-2 で破り、4回戦では当年度のウィンブルドン準優勝者ヤナ・ノボトナを 6-4, 6-4 で破って勝ち進んだが、準々決勝で第11シードのマニュエラ・マレーバ・フラニエールに 5-7, 5-7 で敗れた。伊達のこの活躍をきっかけに、日本女子テニス界の躍進にさらなる弾みがついた。
- 男子シングルス優勝者のピート・サンプラスは、大会最年少優勝記録を樹立した1990年以来3年ぶり2度目の優勝。サンプラスはウィンブルドンに続く4大大会2連勝をマークした。準優勝者のセドリック・ピオリーンは、4回戦で第1シードのジム・クーリエを破って世界的な知名度を獲得したが、フランス人の男子テニス選手として1928年のアンリ・コシェ(1901年 - 1987年)以来69年ぶりとなる全米優勝のチャンスを逃した。
- この大会では、ヘレナ・スコバが女子シングルス・女子ダブルス・混合ダブルスの3部門で決勝に進出した。スコバは女子ダブルスと混合ダブルスの2部門で優勝したが、女子シングルスではシュテフィ・グラフに敗れた。これでスコバは全豪オープンで1984年と1989年、全米オープンで1986年と1993年の準優勝になり、4大大会の女子シングルスは4度の準優勝で止まった。
外部リンク
[編集]先代 1993年ウィンブルドン選手権 |
テニス4大大会 1993年 - 1994年 |
次代 1994年全豪オープン |
先代 1992年全米オープン |
全米オープン 1993年 |
次代 1994年全米オープン |