高松エクスプレス京都号

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高松エクスプレス京都号(西日本ジェイアールバス)
高松エクスプレス京都号(西日本ジェイアールバス)
高松エクスプレス京都号(京阪バス)
高松エクスプレス京都号(京阪バス)
高松エクスプレス京都号(四国高速バス)
高松エクスプレス京都号(四国高速バス)

高松エクスプレス京都号(たかまつエクスプレスきょうとごう)は、京都府京都市香川県高松市を結ぶ昼行高速バスである。

全便座席指定制で、乗車には予約が必要。

便名コードは390xx

概要[編集]

「高松エクスプレス京都号」はジェイアール四国バス[1]、西日本ジェイアールバス、四国高速バス、京阪バスの4社の共同運行で2001年3月に運行開始した路線である。本路線は大阪 - 高松線神戸 - 高松線の関係とは異なり[2]、運行開始からJRバス2社(ジェイアール四国バス・西日本ジェイアールバス)と民鉄系の四国高速バス・京阪バスできっぷ・回数券の共通化、予約・発券場所の共通化、乗車場所・時刻表の共通化を含めた完全な共同運行体制となっていて、愛称も各社とも「高松エクスプレス京都号」に統一されている。

運行会社[編集]

運行経路および停車停留所[編集]

※カッコ内の数字は駅コード

京都駅(25) - (名神高速道路) - 名神大山崎(24) - 名神高槻(23) - (新名神高速道路) - (山陽自動車道) - (神戸淡路鳴門自動車道) - (高松自動車道) - 鳴門西(14) - 高速引田(13) - 高速大内(12) - 高速津田(11) - 高速志度(10) - 高速三木(29) - 高松中央インターバスターミナル(09) - (国道11号) - ゆめタウン高松(07) - 栗林公園前(06) - 県庁通り(05) - 高松駅(04)

  • 途中室津PAで10分間休憩する。

運行回数[編集]

1日6往復

  • ジェイアール四国バス - 2往復
  • 西日本ジェイアールバス - 2往復
  • 四国高速バス - 1往復
  • 京阪バス - 1往復

過去に四国高速バスが2往復、ジェイアール四国バスが1往復だった時期もあった。

歴史[編集]

  • 2001年平成13年)
  • 2002年(平成14年)
    • 7月22日 - 高松道鳴門IC - 板野IC開通により経路変更。
    • 8月1日 - 鳴門西停留所を新設。
    • 11月1日 - 運行経路を小変更。ゆめタウン高松、高松中央インター南停留所を新設、高松中央インター口停留所を廃止。
  • 2005年(平成17年)10月1日 - 名神大山崎、名神高槻、高松中央インターバスターミナル(ただし乗車のみで、高松中央インター南停留所はこの時点ではそのまま)、栗林公園前停留所を新設。
  • 2006年(平成18年)7月1日 - 高松中央インターバスターミナル降車停留所新設。高松中央インター南停留所廃止。
  • 2007年(平成19年)2月26日 - 高速三木停留所を新設。
  • 2009年(平成21年)4月1日 - 土日祝のみ1日7往復に増便[4]
  • 2013年(平成25年)10月1日 - 高松駅前バスターミナルの高速バス乗り場が高松駅南口近くに変更。
  • 2020年令和2年)
  • 2022年(令和4年)6月30日 - ジェイアール四国バスのゆめタウンバスプラザ(「ゆめタウン高松」上り停留所前のバス乗車券販売所)を廃止[7]。同じ場所にある四国高速バスの窓口は営業継続。
  • 2023年(令和5年)4月1日 - 土日祝の増便を廃止(1日6往復体制に変更)[8]

車両[編集]

各社とも原則はハイデッカー車(続行便の一部車両はスーパーハイデッカー車)で運行。各社の主な使用車種は以下のとおり。

  • ジェイアール四国バス:三菱ふそう・エアロエース(2007年モデル)、三菱ふそう・エアロエース(2019年モデル)、日野・セレガ(2代目)
  • 西日本ジェイアールバス:日野・セレガ(2代目)、いすゞ・ガーラ(2代目)、三菱ふそう・エアロエース(2019年モデル)
  • 四国高速バス:日野・セレガ(2代目)、三菱ふそう・エアロエース(2007年モデル)
  • 京阪バス:三菱ふそう・エアロエース(2007年モデル)

車内設備[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 運行開始から2004年の分社化までは四国旅客鉄道自動車事業部。
  2. ^ 大阪 - 高松線神戸 - 高松線では四国高速バス・阪急バス/神姫バスと四国旅客鉄道(ジェイアール四国バス)・西日本ジェイアールバスは路線開設から2002年のフットバス参入対策による共同運行化(大阪 - 高松線は同年4月、神戸 - 高松線は同年11月)までは競合関係(ダブルトラック路線)であり、2023年現在もダブルトラック時代の名残としてJRバス2社は「高松エクスプレス大阪号/神戸号」、四国高速バスは「さぬきエクスプレス大阪/神戸」、阪急バスは「さぬきエクスプレス」、神姫バスは「ハーバーライナー」(高松線)と運行会社によって愛称が異なる。
  3. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '01年版』ジェー・アール・アール、2001年7月1日、193頁。ISBN 4-88283-122-8 
  4. ^ 当該便の運行は四国高速バス、京阪バスのいずれかが担当。
  5. ^ 新型コロナウイルス影響に伴う高速バスの運休及び一部発売見合わせについて”. ジェイアール四国バス (2020年4月9日). 2023年9月5日閲覧。
  6. ^ 高速バス運行状況のお知らせ - 新型コロナウイルスの影響に伴う運休・運行便について”. ジェイアール四国バス (2020年7月2日). 2023年9月5日閲覧。
  7. ^ ゆめタウンバスプラザの営業終了について”. ジェイアール四国バス (2022年5月20日). 2023年9月5日閲覧。
  8. ^ 高松エクスプレス大阪号、高松エクスプレス京都号、高松エクスプレス広島号、なんごくエクスプレス号の改正について(2023年4月1日)”. ジェイアール四国バス (2023年2月20日). 2023年9月5日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]