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韓国シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

韓国シリーズ(かんこくシリーズ、: 한국시리즈: Korean Series)は、韓国プロ野球KBOリーグの最終的な優勝球団を決定するために2つのチームが対戦する一連の野球の試合である。つまり、最終的な勝利を手にするには韓国シリーズに進出する必要があり、このように進出した二球団がお互いに相手して最終的な勝負するシステムである。現在の制度上では、韓国シリーズに進出するために次の2つの条件のいずれかを満たす必要がある。一つはポストシーズンのプレーオフで勝利することであり、もう一つはレギュラーシーズンで1位通過することである。

大会概要

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韓国プロ野球所属のチームがレギュラーシーズンを終えた後、1位で通過したチームとプレーオフで勝利したチームが7戦4先勝制の試合を行い、優勝チームを決める。1982年から開始された。

なお試合開催球場については、日本シリーズワールドシリーズのように進出した2チームそれぞれの本拠地だけで行うという方式である場合と、収容能力によって上記2球場+第5試合以後、ソウル特別市蚕室野球場でのセントラル開催となる場合とがあるが、2016年度からは前者のみとなる(詳しくはKBOリーグ#ポストシーズンの開催球場にも詳述)

1982年 - 1984年
  • 前・後期各40試合ずつ行われ、各期の1位チームが韓国シリーズを行う。同一チームの場合は韓国シリーズは行わず、そのチームが当該年度の優勝チームとなる。
  • 1983年までは第1戦を前期リーグ1位チームのホームスタジアム、第2戦を後期リーグ1位チームのホームスタジアム、残りの試合をソウルで行った。
  • 1984年からは第1、2戦を前期リーグ1位チームのホーム球場、3、4戦を後期リーグ1位チームのホーム球場、残りの試合をソウルで行った。
1985年

(基本パターン)

  • 前・後期リーグ優勝チームと前・後期総合勝率1位チームがそれぞれ異なる場合は、前・後期優勝チーム同士で5戦3勝制のプレーオフを行い、その勝利チームが総合勝率1位チームと韓国シリーズを行う。
プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A(5戦3勝制)
 前期1位チーム  
(7戦4勝制)
 後期1位チーム  
 Aの勝者  
 年間勝率1位チーム  
 
   
    
    

(特殊パターン)

  • 前・後期リーグ優勝チームのいずれかが前·後期統合勝率1位であり、他のチームが2位であれば、プレーオフを行わずに前期リーグ優勝チームと後期リーグ優勝チームが韓国シリーズを行う。
  • 前・後期リーグ優勝チームのいずれかが前·後期統合勝率1位であり、他のチームが3位以下であれば、統合勝率が低いチームが統合勝率2位のチームとプレーオフを行い、その勝利チームと前·後期の統合勝率1位のチームが韓国シリーズを行う。
プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A(5戦3勝制)
 年間総合勝率2位チーム  
(7戦4勝制)
 ステージ1位で勝率の低いチーム  
 Aの勝者  
 ステージ1位で勝率の高いチーム  
 
   
    
    
  • 1つのチームが前・後期リーグ完全優勝を果たした場合、韓国シリーズは行われず、チームをその年の優勝チームとして定める。
1986年 - 1988年

(基本パターン)

プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A(5戦3勝制)
 前期1位チーム  
(7戦4勝制)
 後期2位チーム  
 Aの勝者  
B(5戦3勝制)
 Bの勝者  
 後期1位チーム  
 前期2位チーム    
    
    
  • 前・後期1、2位のチームがたすけがき方式でプレーオフを行った後、各勝利チーム同士の韓国シリーズを行う。
    • 1チームが前・後期ともに2位以内に入っている場合は、そのチームは自動的に韓国シリーズ進出で、残りの2つのチームでプレーオフを行い、もう1つのシリーズ進出枠を争う。
    • 同じ二つのチームが前・後期リーグで1位と2位を占めた場合、プレーオフ無しで韓国シリーズを行う。特定のチームが前・後期リーグの両方を1位で終了しても関係ない。
1989年 - 1992年

(基本パターン 以後1999・2000年を除き2014年まではこのパターンに準じる 韓国シリーズ以外の試合・勝ち抜け数は本文参照)

準プレーオフ(1回戦) プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
                   
A
 勝率4位チーム  
B
 勝率3位チーム  
 Aの勝者  
 勝率2位チーム
 
(7戦4勝制)
 
 Bの勝者  
 勝率1位チーム  
 
 
 
 
   
      
      
  • レギュラーシーズン3位・4位のチームが3戦2先勝制の準プレーオフを行い、その勝利チームがレギュラーシーズン2位のチームと5戦3先勝制のプレーオフを行う。プレーオフの勝者がレギュラーシーズン1位のチームと韓国シリーズを行う。
1993年 - 1998年
  • 準プレーオフが行われる場合は1989年体制と同じだが、レギュラーシーズン3位・4位のチーム間の直接のゲーム差が3ゲーム差以内である場合のみに準プレーオフを行う。
  • 準プレーオフが行われない場合はプレーオフを7戦4勝制で進行する。
1999年 - 2000年

(基本パターン すべて7戦4勝制)

プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A
 ドリームリーグ1位  
0
 マジックリーグ2位  
 Aの勝者  
B
 Bの勝者  
 マジックリーグ1位  
 ドリームリーグ2位    
    
    
  • ドリームリーグ·マジックリーグの2リーグ制で試合を運営することにより、各リーグの1位チームが相手リーグの2位チームと7戦4先勝制のプレーオフを経て、勝利チームが韓国シリーズに上がる。

(特殊パターン)

  • どちらかのリーグの3位チームの勝率が他のリーグ2位のチームよりも高い場合は3戦2先勝制の準プレーオフを行い、その勝者は3位のチーム所属リーグの1位チームとプレーオフを行う。
2001年
  • 単一のリーグに還元されることによってレギュラーシーズン3位・4位のチームがゲーム差にかかわらず、3戦2先勝制の準プレーオフを経て勝利チームがプレーオフに上がって、ペナントレース2位のチームと5戦3先勝制のプレーオフに臨む。プレーオフの勝者が韓国シリーズに上がることになる。
  • 韓国シリーズの第1・2戦は、1位チームのホーム球場、第3.4戦は、プレーオフの勝利チームのホーム球場、第5・6・7戦はソウル特別市の蚕室球場で開かれる。
2002年 - 2004年
  • 2001年の規定と同じであるが、一方のチームが蚕室球場を本拠地とする2チームのうちのいずれかで、もう一方が3万人以上の収容規模のホーム球場である場合、および双方とも3万人以上収容球場を本拠とするソウル以外のチーム同士で競うことになる場合には、第1・2・6・7戦はペナントレースの勝率が高いチームのホームスタジアム、3・4・5戦は勝率が低いチームのホーム球場で開かれる。
2005年
  • 準プレーオフの試合数を3戦2勝制から5戦3先勝制に増やした。
2006年 - 2007年
  • 準プレーオフは3戦2勝制に戻された。
2008年
  • 準プレーオフの試合数を3試合から5試合に、プレーオフの試合数を5試合から7試合に伸ばし、それぞれ3勝、または4勝を先に収めるチームは、次のステップに進むことになる。
2009年
  • プレーオフは5戦3先勝制に戻された。
2010年-2014年
  • 地方球場の韓国シリーズ開催の資格スタンドベースが3万人から2万5千人に変更された。ただし、LGツインズ斗山ベアーズのどちらかがプレーオフを経て韓国シリーズへ進出した時は第1・2・6・7戦は地方球場で、第3・4・5戦は蚕室野球場で開催される。同じソウルを本拠とするネクセン・ヒーローズが進出した場合は木洞野球場が3万人未満なので、この場合の球場は2001年の項に記した方式に準じる形となる。
2015年
  • ポストシーズンが決勝の韓国シリーズを含め4段階に拡大された。
プレーオフワイルドカード代表決定戦(1回戦) 準プレーオフ(2回戦) プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A(アドバンテージ付き2戦2勝制)
 勝率5位チーム  
B(5戦3勝制)
 勝率4位チーム  
 Aの勝者  
 勝率3位チーム
 
C(5戦3勝制)
 
 Bの勝者  
 勝率2位チーム  
 
 
 
   
 
D(7戦4勝制)
 
 Cの勝者  
 勝率1位チーム  
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      
      

ポストシーズンへはレギュラーシーズン5位までのチームが出場でき、まず1回戦「ワイルドカード代表決定戦」で勝率4位と5位のチームが2戦2勝制で行うが、4位のチームに1勝分のアドバンテージをあらかじめ与えることにし、第1戦で5位チームが勝利し、かつ第2戦引き分けにより1勝1敗1引き分けとなった場合、もしくは第1戦で4位チームが勝利するか、引き分けとなった場合(この場合は第2戦を行わない)は4位チームの勝ち抜けとみなし、3位チームとの準プレーオフを行う。以後は2014年度までと同じだが、準プレーオフ(2回戦)、プレーオフ(準決勝)までは5戦3勝制、決勝戦の韓国シリーズのみ7戦4勝制(準プレーオフ以後はアドバンテージなし)とする。[1]

2016年-
  • ポストシーズンの優勝決定制度自体は2015年と同じだが、韓国シリーズでの蚕室野球場での中立地開催が廃止される。

シリーズ年度別結果

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  • 星取表は勝利チームから見た結果。○は勝利、●は敗戦、△は引き分け。
勝利チーム優勝回数成績星取表相手チーム最優秀選手
11982年OBベアーズ初優勝4勝1敗1分け△●○○○○サムスン・ライオンズ金裕東(キム・ユドン、外)
21983年ヘテ・タイガース初優勝4勝1分け○○○△○MBC青龍金奉淵(キム・ボンヨン、指)
31984年ロッテ・ジャイアンツ初優勝4勝3敗○●○●●○○サムスン・ライオンズ柳斗烈(ユ・ドゥヨル、外)
41985年サムスン・ライオンズの前・後期統合優勝のため未開催。サムスンの初優勝。
51986年ヘテ・タイガース3年ぶり2度目4勝1敗○●○○○サムスン・ライオンズ金正洙(キム・ジョンス、投)
61987年ヘテ・タイガース2年連続3度目4勝0敗○○○○サムスン・ライオンズ金準桓(キム・ジュンファン、外)
71988年ヘテ・タイガース3年連続4度目4勝2敗○○○●●○ビングレ・イーグルス文煕秀(ムン・ヒス、投)
81989年ヘテ・タイガース4年連続5度目4勝1敗●○○○○ビングレ・イーグルス朴哲祐(パク・チョル、指)
91990年LGツインズ初優勝4勝0敗○○○○サムスン・ライオンズ金龍洙(キム・ヨンス、投)
101991年ヘテ・タイガース2年ぶり6度目4勝0敗○○○○ビングレ・イーグルス張彩根(チャン・チェグン、捕)
111992年ロッテ・ジャイアンツ8年ぶり2度目4勝1敗○○●○○ビングレ・イーグルス朴東煕(パク・ドンヒ、投)
121993年ヘテ・タイガース2年ぶり7度目4勝2敗1分け○●△●○○○サムスン・ライオンズ李鍾範(イ・ジョンボム、遊)
131994年LGツインズ4年ぶり2度目4勝0敗○○○○太平洋ドルフィンス金龍洙(投)
141995年OBベアーズ13年ぶり2度目4勝3敗●○○●●○○ロッテ・ジャイアンツ金敏浩(キム・ミンホ、遊)
151996年ヘテ・タイガース3年ぶり8度目4勝2敗○●○●○○現代ユニコーンズ李強喆(イ・ガンチョル、投)
161997年ヘテ・タイガース2年連続9度目4勝1敗○●○○○LGツインズ李鍾範(遊)
171998年現代ユニコーンズ初優勝4勝2敗○○●○●○LGツインズ鄭珉台(チョン・ミンテ、投)
181999年ハンファ・イーグルス初優勝4勝1敗○○●○○ロッテ・ジャイアンツ具臺晟(ク・デソン、投)
192000年現代ユニコーンズ2年ぶり2度目4勝3敗○○○●●●○斗山ベアーズトム・クィンラン(三)
202001年斗山ベアーズ6年ぶり3度目4勝2敗●○○○●○サムスン・ライオンズタイロン・ウッズ(指)
212002年サムスン・ライオンズ17年ぶり2度目4勝2敗○●○○●○LGツインズ馬海泳(マ・ヘヨン、指)
222003年現代ユニコーンズ3年ぶり3度目4勝3敗○●●○○●○SKワイバーンズ鄭珉台(投)
232004年現代ユニコーンズ2年連続4度目4勝2敗3分け○△●△○●△○○サムスン・ライオンズ趙容浚(チョ・ヨンジュン、投)
242005年サムスン・ライオンズ3年ぶり3度目4勝0敗○○○○斗山ベアーズ呉昇桓(オ・スンファン、投)
252006年サムスン・ライオンズ2年連続4度目4勝1敗1分け○●○○△○ハンファ・イーグルス朴鎮萬(パク・チンマン、遊)
262007年SKワイバーンズ初優勝4勝2敗●●○○○○斗山ベアーズ金宰炫(キム・ジェヒョン、指)
272008年SKワイバーンズ2年連続2度目4勝1敗●○○○○斗山ベアーズ崔廷(チェ・ジョン、三)
282009年起亜タイガース12年ぶり10度目4勝3敗○○●●○●○SKワイバーンズ羅志完(ナ・ジワン、外)
292010年SKワイバーンズ2年ぶり3度目4勝0敗○○○○サムスン・ライオンズ朴正権(パク・チョングォン、一)
302011年サムスン・ライオンズ5年ぶり5度目4勝1敗○○●○○SKワイバーンズ呉昇桓(オ・スンファン、投)
312012年サムスン・ライオンズ2年連続6度目4勝2敗○○●●○○SKワイバーンズ李承燁(イ・スンヨプ、一)
322013年サムスン・ライオンズ3年連続7度目4勝3敗●●○●○○○斗山ベアーズ朴漢伊(パク・ハニ、外)
332014年サムスン・ライオンズ4年連続8度目4勝2敗●○○●○○ネクセン・ヒーローズヤマイコ・ナバーロ (二)
342015年斗山ベアーズ14年ぶり4度目4勝1敗●○○○○サムスン・ライオンズ鄭秀彬(チョン・スビン、外)
352016年斗山ベアーズ2年連続5度目4勝0敗○○○○NCダイノス梁義智(ヤン・ウィジ、捕)
362017年起亜タイガース9年ぶり11度目4勝1敗●○○○○斗山ベアーズ梁玹種(ヤン・ヒョンジョン、投)
372018年SKワイバーンズ8年ぶり4度目4勝2敗○●○●○○斗山ベアーズ韓東旻(ハン・ドンミン、外)
382019年斗山ベアーズ3年ぶり6度目4勝0敗○○○○キウム・ヒーローズ呉在一(オ・ジェイル、一)
392020年NCダイノス初優勝4勝2敗○●●○○○斗山ベアーズ梁義智(ヤン・ウィジ、捕)
402021年KTウィズ初優勝4勝0敗○○○○斗山ベアーズ朴慶洙(パク・ギョンス、二)
412022年SSGランダース4年ぶり5度目4勝2敗●○○●○○キウム・ヒーローズ金江珉(キム・ガンミン、外)
422023年LGツインズ29年ぶり3度目4勝1敗●○○○○KTウィズ呉智煥(オ・ジファン、外)
432024年起亜タイガース7年ぶり12度目4勝1敗○○●○○サムスン・ライオンズ金善彬(キム・ソンビン、二)
442025年LGツインズ2年ぶり4度目4勝1敗○○●○○ハンファ・イーグルス

脚注

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