鈴村照男
| Teruo Suzumura | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 名前 | 鈴村 照男 |
| 生年月日 | 1940年3月24日（84歳） |
| 身長 | 168 cm (5 ft 6 in) |
| 体重 | 70 kg (154 lb) |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 愛知県 |
| 経歴 | |
鈴村 照男（すずむら てるお、1940年3月24日 - ）は愛知県出身のプロゴルファー。
来歴[編集]
愛知大学卒業後の1963年9月にプロ入り[1]し、1967年の関西オープン[2]で初優勝を飾る。同年の日本シリーズではシリーズ初登場の学士プロとして出場し、河野高明・橘田規・佐藤精一に次ぐと同時に宮本省三を抑え、杉原輝雄と並んでの4位タイに入った[3]。
1968年の日本プロでは、最終日の午前を69で回って通算5アンダーで首位に立つ[4]。最終18番パー5でバーディーを奪って通算5アンダーでホールアウトしたが、島田幸作に1打及ばず2位に終わった[4]。
1969年の中日クラウンズでは2日目に1、2番と連続バーディ発進の後、10番からも3ホール連続でバーディを奪う[5]。一時はコースレコード（64）の更新も考えられるほどの勢いであったが、14番で第2打を右の松の木に当て3オン[5]。30センチのパットも外し痛恨のダブルボギー、15番もボギーとしたが、それでもこの日ベストの68をマークし、通算4アンダーで首位に立った[5]。3日目には1番で30mのアプローチをカップインしイーグルスタートとなったが、2番でティショットが僅か10cmOBから出る不運もあり、この日68で1打差の2位となる[5]。最終日にはピーター・トムソン（オーストラリア）に1打差で食い下がったが、17番で60cmほどの第2パットを外し、2打差に開いた[5]。最終的にはトムソン、橘田に次ぐ3位に終わった[5]。
1970年の中日クラウンズでは3日目の決勝ラウンドに入ってから猛然と追い上げ、最終日には石井裕士・河野と共に安田春雄を急追[6]。鈴村は5番までで4バーディ、インでも15番の3打目を10cmにつけバーディ、16番も山越えに成功してワンオンで連続バーディを奪い、3打差まで詰め寄ったが、その後はバーディが続かず通算9アンダー止まり[6]で2位と涙を飲んだ。
1973年の全日空札幌オープンでは初日を中村通と共に首位竹安孝博から2打差の2位[7]でスタートし、2日目には強風で各選手が悩まされる中でパットに冴えを見せ、2バーディー、1ボギーの71で回り、2日間通算5アンダー139で首位に立つ[8]。3日目にはインでダブルボギーを叩いたのが災いし、鷹巣南雄・中村・陳清波（中華民国）と並んでの4位タイに後退[9]するが、最終日には中村・杉本英世と並んでの3位タイ[10]で終えた。
1978年の阿蘇ナショナルパークオープンでは初日を新井規矩雄・中村寅吉・藤間達雄と共に首位金井清一と2打差の2位タイ[11]でスタートし、最終日には上野忠美・藤間と1アンダー143で並んでサドンデスプレーオフとなったが、スタートの10番で上野がバーディを取って優勝し2位タイ[12]に終わる。
1980年の富山県オープンでは入江勉・内田繁を抑えるも井上幸一とのプレーオフで敗れて2位[13]、1983年の中部オープンでも中村彰男とのプレーオフで敗れて2位[14]、新潟オープン4位タイ[15]、マンシングクラシックでは最終日に67をマークし、草壁政治・新井規矩雄・海老原清治・陳志明（中華民国）に次ぐ5位[16]に入った。
1984年の中部オープンで17年ぶりの優勝と21年目にしてのツアー初優勝[17]を飾り、ミズノオープンでは新井・尾崎直道・三上法夫・中嶋常幸・山本善隆に次ぐと同時に藤木三郎・謝敏男（中華民国）・杉原・前田新作・河野と並んでの6位タイ[18]、デザントカップ北国オープンでは前田・許勝三（中華民国）・海老原・草壁に次ぐと同時に泉川ピートと並んでの6位タイ[19]に入った。
1985年には関西プロで前田・中村・石井・山本を抑えて井上と並ぶ2位タイ[20]、マルマン日本海オープンではブライアン・ジョーンズ（オーストラリア）に次ぐと同時に杉原・重信秀人・友利勝良・中村・前田・新井・時任宏治・倉本昌弘・吉川一雄・土山録志を抑えての2位に入った[21]。同年の静岡オープンでは17番ホールでプロ23年目にして初のホールインワンを達成し、100万円を獲得[22]。
1989年の中部オープンを最後にツアーから引退[23]し、シニア転向後の2003年には日本プロスポーツ大賞功労賞を受賞[24]。
1999年には全日空・石垣島シニアプロアマで石井・宮本省・菊地勝司に次ぐ5位[25]に入り、2006年の日本プログランドシニアでは矢部昭・小林富士夫・古市忠夫・長谷川勝治・松本紀彦・村上隆・松井利樹を破り、16年ぶりの優勝を飾った[26]。
2010年の三重県シニアオープンでは16番でバーディを奪い首位タイのイーブンパーで迎えた18番、第2打をピン80cmに付け鮮やかにバーディを決める[27]。70歳でエージシュートには1打足りなかったが、逆転総合優勝[27]を飾った。
主な優勝[編集]
レギュラー[編集]
- 1967年 - 関西オープン
- 1984年 - 中部オープン
シニア[編集]
- 1990年 - 鳳凰カップ
- 2006年 - 日本プログランドシニア
- 2010年 - 三重県シニアオープン
脚注[編集]
- ^ Untitled
- ^ 大会概要（大会歴史） | 関西オープンゴルフ選手権
- ^ ゴルフ日本シリーズの歴史 第4回 – GOLF報知
- ^ a b 第36回日本プロゴルフ選手権（1968年）
- ^ a b c d e f 中日クラウンズ | CBCテレビ | クラウンズの歴史
- ^ a b 中日クラウンズ | CBCテレビ | クラウンズの歴史
- ^ 朝日新聞縮刷版p198 昭和48年7月6日朝刊18面「”無名”の竹安首位 全日空札幌ゴルフ」
- ^ 朝日新聞縮刷版p235 昭和48年7月7日朝刊19面「鈴村が首位に 全日空札幌ゴルフ2日目」
- ^ 朝日新聞縮刷版p271 昭和48年7月8日朝刊19面「ファンセス一気に首位 全日空札幌ゴルフ・第3日」
- ^ 朝日新聞縮刷版p303 昭和48年7月9日朝刊19面「尾崎、ジャンボな逆転 最終日 12位から一気に優勝 全日空札幌ゴルフ」
- ^ 朝日新聞縮刷版p299 昭和53年4月9日朝刊19面「金井がリード 阿蘇オープン初日」
- ^ 朝日新聞縮刷版p331 昭和53年4月10日朝刊19面「上野が初栄冠 阿蘇オープン」
- ^ 朝日新聞縮刷版p509 昭和55年7月13日朝刊17面
- ^ 鈴村 照男選手 ツアー通算データ - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 朝日新聞縮刷版p934 昭和58年7月25日朝刊18面
- ^ 朝日新聞縮刷版p240 昭和58年11月7日夕刊12面
- ^ 山下和宏が今週も上位で週末へ 過去の“最遅”初勝利はだれ？
- ^ 第14回 1984年（昭和59年）｜ゴルフ｜ミズノ公式オンライン
- ^ 朝日新聞縮刷版p615 昭和59年7月16日朝刊19面
- ^ フルリーダーボード - 関西プロ選手権 1985 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード - マルマン日本海オープン 1985 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 鈴村照男 男子プロゴルファー 静岡オープンゴルフ 第３日
- ^ 鈴村 照男選手 年度別大会成績 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 鈴村 照男ｽｽﾞﾑﾗ ﾃﾙｵ TERUO SUZUMURA
- ^ 全日空,石垣島シニアプロ／アマトーナメント
- ^ PGAシニアツアー成績表
- ^ a b 三重県シニアオープンゴルフ選手権競技 歴代優勝者