那珂川 (九州)

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那珂川
Nakagawa River2010A.jpg
須崎橋より河口を望む
水系 二級水系 那珂川
種別 二級河川
延長 35 km
平均の流量 -- m³/s
流域面積 124 km²
水源 脊振山(福岡県)
水源の標高 1,055 m
河口・合流先 博多湾(福岡県)
流域 福岡県
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西大橋からキャナルシティ方面(上流側)を望む

那珂川(なかがわ)は、那珂川水系の本流で主に福岡県を流れ博多湾に注ぐ二級河川である。

地理[編集]

流域のほとんどが福岡県であるが、支流の大野川が一部佐賀県(神埼郡吉野ヶ里町松隈)に入っている。

上流域[編集]

福岡市早良区大字板屋脊振山に源を発し南東に流れ、那珂川市佐賀県神埼郡吉野ヶ里町との県境付近を通り[1]那珂川市大字五ヶ山の五ケ山ダムから北に流れを変え、南畑ダムを経由して那珂川市を南北に貫いている。老司・警弥郷で福岡市内に入り、博多南線山陽新幹線の支線)と平行する形で流れる。途中、グリーンピアなかがわ、筑紫耶馬溪、裂田の溝、番托井堰などがある。

下流域[編集]

福岡市博多区住吉キャナルシティ博多近くから2手に分流して中州を形成。ここがいわゆる中洲地区であり、福岡県のみならず九州最大の歓楽街として知られる。東側の分流が博多川であり、下流の須崎橋付近で本流と合流する。また、中洲の対岸が繁華街天神となっている。

博多区築港本町と中央区那ノ津の境界から博多湾(博多港)に注ぐ。

主な支流[編集]

  • 大野川(佐賀県)、倉谷川
  • 西畑川、豆谷川、萩ノ原川
  • 梶原川
  • 若久川、薬院新川

洪水被害[編集]

昭和28年西日本水害 - 番托井堰が決壊
流域浸水面積 : 36.5 ha (ヘクタール)
  • 1983年(昭和58年)6月24日-7月28日
流域浸水面積 : 16.6 ha
  • 1985年(昭和60年)5月27日-7月24日
流域浸水面積 : 6.4 ha
流域浸水面積 : 13.3 ha
  • 2003年(平成15年)7月19日
  • 2009年(平成21年)7月19日-7月26日
平成21年7月中国・九州北部豪雨 - 那珂川町(現・那珂川市)では役場や公共施設などが浸水した。また南畑ダムの貯水率が140%となり決壊の危険性が生じたため、ただし書き操作を行う決定がなされたが、雨量の減少により緊急放水は見送られた。

治・利水施設[編集]

上流から

水上バス[編集]

那珂川を上る水上バス。

2011年3月27日より那珂川を中心に水上バス「福博みなとであい船」が運行されている[2][3]が、ベイサイドプレイス博多埠頭 - 天神の航路は2014年10月末を以て休止となった[4]。現在は能古島航路だけである。

航路

  • 天神中央公園(福博であい橋) - 能古島 (B)
    土日祝日のみ、日中に3往復。
  • ベイサイドプレイス博多埠頭 - 天神中央公園(福博であい橋) (A) (休止)
    日中を中心に6往復していた。
  • 天神中央公園(福博であい橋)発着 (休止)
    • 南行き: キャナルシティ博多付近までの遊覧運行。夜間に5便。 (A)
    • 北行き: 博多湾方面への遊覧運行(詳細未定)。木曜~土曜のみ夜間に3便。 (不明)

船舶の運行会社

  • (A) 「ベイサイドサファイア号」(日本海洋観光(株))
  • (B) 「花天神号」((株)能古マリーン)

なお、2010年に試験運行されていた[5]

並行・交差する交通[編集]

那珂川に架かり博多中洲と天神を繋ぐ国道202号の春吉橋(左)と中洲懸橋(右)。現在の春吉橋がつくられたとき元の橋が中洲懸橋として残された。

道路[編集]

鉄道[編集]

流域の自治体[編集]

福岡県
佐賀県

橋梁[編集]

上流から。本流。

  • 竹屋敷橋(那珂川市道東小河内1号線、新設)[6]
  • 国道385号佐賀大橋(新設)
  • 佐賀橋 (支流大野川、五ケ山ダムに水没[7]
  • 大野橋(国道385号、同じく水没[7]
  • 国道385号五ヶ山大橋、網取大橋(新設)
  • 大野大橋(支流大野川)
  • 共栄橋
  • 橋本橋
  • 荻原橋(福岡県道56号
  • 松尾橋(国道385号)
  • 現人橋
  • 那珂川橋(いちょう通り)
  • 天徳橋(福岡県道575号)
  • 今光橋(福岡県道577号)
  • 警弥郷橋(福岡県道49号
  • 下曰佐橋(福岡外環状道路
  • 不明(横手中央通り)
  • 井尻橋(高宮通り)
  • 五十川塩原大橋(福岡市都市計画道路御供所井尻線)
  • りぼん橋(竹下駅西側の人道橋。ネーミングライツ募集中)
  • きよみ立体橋(きよみ通り)
  • 清美大橋(国道385号)
  • 百年橋(百年橋通り)
  • 柳橋(住吉通り)
  • 住吉橋(福岡県道553号)
  • 春吉橋(国道202号)
  • 中洲新橋、博多橋(支流博多川)
  • 福博であい橋(であい橋通り)
  • 西大橋(明治通り)
  • 西中島橋(昭和通り)
  • 弁天橋(弁天橋通り)
  • 那の津大橋(那の津通り)
  • 須崎橋(福岡県道602号後野福岡線
  • みなと大橋(福岡高速1号香椎線

流域の名蹟[編集]

  • 脊振山上宮
  • 蛤水道(支流・大野川。なお蛤水道により大野川から分流し、筑後川田手川水系坂本川・支流に灌いでいる。)
  • 網取遺跡
  • 不動岩
  • 鮎返滝
  • 筑紫耶馬渓
  • 中ノ島公園

流域の主な行事[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 五ケ山ダムの竣工によりダム湖が形成される以前は、那珂川本流と、那珂川支流の大野川(佐賀県)・同大野川支流が県境を形成していたが、現状では県境を形成している流域は約1km弱(直線距離)となっている
  2. ^ http://sankei.jp.msn.com/life/news/110223/trd11022316270004-n1.htm
  3. ^ http://yokanavi.com/jp/waterbus/
  4. ^ 水上バス休止のお知らせ
  5. ^ 福岡ウォーカープラス・ニュース「10/31(日)まで、エコな水上バスが運航中!」
  6. ^ http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/286815_52921014_misc.pdf
  7. ^ a b 那珂川と支流の大野川の合流地点付近にあり、那珂川市五ヶ山と吉野ヶ里町を結んでいた。現在はダム湖底に沈んでおり、ダム周辺の付替道路が多数の大規模な道路橋を伴い建設された。