菅聡子
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人物情報 | |
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生誕 |
1962年8月 福岡県福岡市 |
死没 |
2011年5月14日 埼玉県さいたま市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | お茶の水女子大学 |
学問 | |
研究分野 | 日本近代文学 |
学位 | 博士(人文科学) |
菅 聡子(かん さとこ、1962年8月 - 2011年5月14日)は、日本近代文学研究者・文芸評論家[1]。お茶の水女子大学教授。
経歴・人物
福岡県福岡市生まれ[2]。福岡県立修猷館高等学校[3]を経て、お茶の水女子大学文教育学部人文科学科を卒業し、同大学院博士課程人間文化研究科修了[4]。
2000年、「尾崎紅葉・樋口一葉の文学」で人文科学博士号取得。
お茶の水女子大学助教授を経て、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授[5]。専門は日本近現代文学。特に樋口一葉など女性文学研究を中心とする[5]。
文芸評論家としても活動しており、あさのあつこ『新ほたる館物語』(ポプラ文庫ピュアフル)[6]や阿川佐和子『屋上のあるアパート』(講談社文庫)[7]、林真理子『白蓮れんれん』[8]などの解説を担当している。ミステリー愛読者でもあり[9]、森博嗣『詩的私的ジャック』『赤緑黒白』『ηなのに夢のよう』(いずれも講談社文庫)[10][11][12]や西澤保彦『異邦人 fusion』(集英社文庫)[13]などの解説を担当している。
2005年下期の『文學界』「新人小説合評」を佐々木敦とともに担当。
2011年5月14日、さいたま市の病院で死去。48歳没[1]。
著書
- 樋口一葉 われは女なりけるものを 日本放送出版協会 1997(NHK文化セミナー 明治文学をよむ)
- 時代と女と樋口一葉 漱石も鴎外も描けなかった明治 日本放送出版協会 1999(NHKライブラリー)
- メディアの時代 明治文学をめぐる状況 双文社出版 2001
- 女が国家を裏切るとき 女学生、一葉、吉屋信子 岩波書店、2010
編著
- 新日本古典文学大系 明治編 樋口一葉集 関礼子共校注 岩波書店 2001
- 女性作家《現在》(国文学解釈と鑑賞別冊) 至文堂 2004
- 息子より父母へ 家族へ-女性作家より 小平麻衣子共編 ゆまに書房 2004
- 樋口一葉小説集 ちくま文庫 2005
- セクシュアリティ(コレクション・モダン都市文化) ゆまに書房 2006
- 日本女性文学大事典 市古夏生共編 日本図書センター 2006
- 田辺聖子 戦後文学への新視角(国文学解釈と鑑賞別冊) 至文堂 2006
- 「少女小説」ワンダーランド 明治から平成まで 明治書院 2008
脚注
- ^ a b “一葉研究の菅聡子さんが死去 48歳”. 日刊スポーツ. (2011年5月16日)
- ^ 女が国家を裏切るとき 女学生、一葉、吉屋信子 : 菅聡子/著
- ^ 東京修猷会 第519回二木会(2005年3月10日(木))
- ^ 女が国家を裏切るとき / 菅 聡子【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
- ^ a b 『女が国家を裏切るとき 女学生,一葉,吉屋信子』
- ^ (P[あ]1-8)新ほたる館物語 :あさの あつこ | ポプラ社
- ^ 『屋上のあるアパート』(阿川佐和子, 菅聡子):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部
- ^ 白蓮れんれん| 林 真理子| 集英社文庫(日本)|BOOKNAVI|集英社
- ^ お茶の水学術事業会会報
- ^ 浮遊工作室 (ミステリィ制作部)
- ^ 浮遊工作室 (ミステリィ制作部)
- ^ 浮遊工作室 (ミステリィ制作部)
- ^ 異邦人/fusion| 西澤 保彦| 集英社文庫(日本)|BOOKNAVI|集英社