用瀬駅
用瀬駅 | |
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![]() 駅舎(2007年10月1日) | |
もちがせ Mochigase | |
◄鷹狩 (1.3 km) (3.8 km) 因幡社► | |
![]() | |
所在地 | 鳥取県鳥取市用瀬町用瀬501 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | B 因美線 |
キロ程 | 21.1 km(鳥取起点) |
電報略号 | モチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
66人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1919年(大正8年)12月20日 |
備考 | 無人駅 |
用瀬駅(もちがせえき)は、鳥取県鳥取市用瀬町用瀬にある西日本旅客鉄道(JR西日本)因美線の駅である。
恒例行事の「流しびな」によって知名度の高い駅だが、通常は特急列車は停車しない。ただし、旧暦の3月3日に行われる流し雛イベント時に一部の特急列車が臨時停車する。かつては急行停車駅であった。
歴史[編集]
- 1919年(大正8年)12月20日 - 因美軽便線(後の因美線)鳥取駅 - 用瀬駅間開業時に設置。当初は終着駅であった[1]。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 軽便線制度廃止により、因美軽便線が因美線に改称され、当駅もその所属となる。
- 1923年(大正12年)6月5日 - 因美線が当駅から智頭駅まで延伸、途中駅となる[2]。
- 1928年(昭和3年)3月15日 - 因美南線開業に合わせ、因美線が因美北線に改称され、当駅もその所属となる[3]。
- 1932年(昭和7年)7月1日 - 当駅を含む鳥取駅 - 津山駅間全通に伴い、因美北線が現在の因美線の一部となり、当駅もその所属となる[4]。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 用瀬町(第2次)成立に伴い、所在地表示が鳥取県八頭郡用瀬町用瀬になる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継。
- 2004年(平成16年)11月1日 - 用瀬町が鳥取市に編入され、所在地表示が鳥取県鳥取市用瀬町用瀬になる。
- 2014年(平成26年)2月12日 - 自動券売機を撤去。
駅構造[編集]
島式ホーム1面2線を有し、列車交換が可能な地上駅。駅舎側とホームは鳥取寄りの構内踏切で連絡している。駅舎側の1番線を上下本線、2番線を上下副本線とした一線スルーとなっており、通過列車は上下線ともその1番線を通過する。
木造駅舎が残っている。改札外に男女別の水洗式便所がある。鳥取鉄道部管理の無人駅であり、以前は駅舎内に自動券売機が設置されていたが、すでに撤去されている。(歴史欄参照)
のりば[編集]
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | B 因美線 | 下り | 智頭・上郡方面 | 一部2番のりば |
2 | 上り | 鳥取方面 |
通過列車は上下線とも1番線を通過するが、停車列車は原則として下りが1番のりば、上りが2番のりばを使用する。ただし、下り列車で対向列車が通過列車である場合などは2番のりばを使用する。2018年の集中豪雨復旧の時に、鳥取駅 - 当駅間の折り返しがあった。
利用状況[編集]
「鳥取市統計要覧」によると、2020年度の年間の乗車人員は2.4万人で、一日平均の乗車人員は66人と算出できる[5]。
近年の乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 年間 乗車人員 |
一日平均 乗車人員 |
一日平均 乗降人員[6] |
---|---|---|---|
2008年 | 4万 | 110 | |
2009年 | 4万 | 110 | |
2010年 | 4.2万 | 115 | |
2011年 | 4.2万 | 115 | 227 |
2012年 | 4.1万 | 112 | 227 |
2013年 | 4.1万 | 112 | 222 |
2014年 | 4.1万 | 112 | 172 |
2015年 | 3.1万 | 85 | 166 |
2016年 | 3万 | 82 | 166 |
2017年 | 3.3万 | 90 | 181 |
2018年 | 3.4万 | 93 | 184 |
2019年 | 3.0万 | 82 | 166 |
2020年 | 2.4万 | 66 |
駅周辺[編集]
- 流しびなの館
- 鳥取市シルバー人材センター用瀬取次所
- 鳥取市役所用瀬町総合支所
- 智頭警察署用瀬駐在所
- 用瀬郵便局
- 山陰合同銀行
- 鳥取市立用瀬図書館
- 鳥取市立千代南中学校
- 鳥取市立用瀬小学校
- 国道53号
- 国道373号
- 国道482号
- 鳥取県道174号用瀬停車場線
- 鳥取市用瀬町運動公園
バスのりば[編集]
バスのりばは跨線橋を渡った先の国道53号・国道373号・国道482号沿いに用瀬駅前バス停(バスターミナル)がある。「用瀬」バス停は、南側(智頭町側)へ1つ隣のバス停である。
乗り入れるバス・タクシー会社
- 日ノ丸自動車(日ノ丸バス)
- さじ未来号(乗合タクシー)
- いきいき社バス(乗合タクシー)
- 路線バス
のりば | 路線番号 | 会社名 | 行先・方面など | 備考 |
---|---|---|---|---|
用瀬駅前(構内・南行き方面) | 94 | 日ノ丸バス | 〔快速便〕用瀬 | |
93・93H | 日ノ丸バス | 用瀬 | ||
M1 | 日ノ丸バス・さじ未来号 | (用瀬経由)佐治町総合支所前 | ||
M1 | さじ未来号 | (用瀬・津無・佐治町総合支所前経由)津野 | 月曜・水曜・金曜(休日を除く)のみ運行 | |
M1 | 日ノ丸バス・さじ未来号 | (用瀬・佐治町総合支所前経由)余戸 | ||
M1 | 日ノ丸バス・さじ未来号 | (用瀬・佐治町総合支所前・余戸経由)栃原 | ||
M3 | 日ノ丸バス・いきいき社バス | (用瀬経由)用瀬小運動公園前 | 平日のみ運行 | |
M2 | 日ノ丸バス・いきいき社バス | (用瀬・用瀬小運動公園前・社経由)江波 | 平日のみ運行 | |
91・91H | 日ノ丸バス | (用瀬・用瀬小運動公園前・社・川中・市ノ瀬経由)智頭駅前 | ||
用瀬駅前(構内・北行き方面) | M3 | いきいき社バス | 鷹狩(大村地区公民館前) | 平日のみ運行。鷹狩駅前は停車しない。 |
M3 | 日ノ丸バス | (鷹狩(大村地区公民館前)経由)赤波 | 平日のみ運行。鷹狩駅前は停車しない。 | |
94 | 日ノ丸バス | 〔快速便〕(鷹狩駅前・国英駅前・福和田・河原口・鳥取南・南吉成・吉成経由)鳥取駅 | ||
91・93 | 日ノ丸バス | (鷹狩駅前・国英駅前・福和田・河原口・西円通寺・南吉成・吉成経由)鳥取駅 | ||
91H・93H | 日ノ丸バス | (鷹狩駅前・国英駅前・福和田・河原口・西円通寺・市立病院・南吉成・吉成経由)鳥取駅 | ||
93 | 日ノ丸バス | (鷹狩駅前・国英駅前・福和田・河原口・西円通寺・南吉成・東富安経由)鳥取駅 | 平日のみ運行 |
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ 『鉄道院告示第131号 官報第2212号(1919年12月17日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 『鉄道省告示第105号 官報第3249号(1923年5月31日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 『鉄道省告示第42号 官報第356号(1928年3月8日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 『鉄道省告示第192号 官報第1641号(1932年6月21日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 市勢要覧 - 鳥取市
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 用瀬駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道