「プロクター・アンド・ギャンブル」の版間の差分
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2015年5月31日 (日) 05:56時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | ニューヨーク証券取引所 (NYSE: PG) |
略称 | P&G(ピーアンドジー) |
本社所在地 |
アメリカ合衆国 オハイオ州シンシナティ市 |
業種 | 化学、紙パルプ |
事業内容 | 家庭用製品、化粧品、工業用製品の製造、販売 |
代表者 | A. G. ラフリー (A. G. Lafley)CEO |
売上高 | 831億ドル(2014年)[1] |
純利益 | 153億ドル(2014年)[1] |
従業員数 | 118000人 |
外部リンク | 公式サイト |
プロクター・アンド・ギャンブル(The Procter & Gamble Company)は、アメリカ合衆国に本拠を置く世界最大の一般消費財メーカーである。略称はP&G(ピーアンドジー)。日本でもプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンを展開している。
概要
1837年にローソク業者のウィリアム・プロクターと石鹸業者のジェームス・ギャンブルの共同出資[2]により設立。洗剤や化粧品などの一般消費財を製造販売する企業で、世界最大の一般消費財メーカーである。ホームケア製品、紙製品(パンパース)、化粧品(マックスファクター)、ヘアケア製品(ヴィダルサスーン、パンテーン、h&s、ハーバルエッセンス、ウエラ)、ヘルスケア製品(歯磨剤 Crest)など多数の事業を保有し、世界180カ国以上で事業展開している。世界でも収益性の非常に優れた企業として知られている。マーケティングに極めて力を入れる企業として知られ、社内でのブランド・マネジャー相互の競争はきわめて激しいという。ビジネス誌フォーチュンにて、「社員の能力」が業種を超えて世界ランキング第1位に選ばれた、人材輩出企業としても評価が高い。P&Gのブランド戦略は、MBAのケーススタディの題材としてもよく取り上げられる。日本本社は神戸市にある。
紙・パルプ業界でも有名な企業で、2011年現在、紙・パルプ関連売上高において世界第2位の規模を持つ[3]。
プロクター・アンド・ギャンブルの評価
- 米国フォーチュン誌が発表する2008年フォーチュン・グローバル500では売上高ランキングで世界79位、純利益ランキングで世界39位。
- 英国フィナンシャル・タイムズ紙が発表する世界の企業の時価総額をランキングする2008年フィナンシャル・タイムズ・グローバル500では世界10位。
- 米国フォーブス誌が発表する売上高、利益、資産、時価総額の4つの要素を基にランキングしている2008年フォーブス・グローバル2000では世界31位。
これまで買収した企業
- リチャードソン・ヴィックス(英: Richardson-Vicks)社(医薬品・日本では日本ヴィックスとして営業していた) - 1985年買収
- マックスファクター社(化粧品・現在同社の化粧品事業と一部家庭用品事業を担う) - 1991年買収
- クレイロール(英: Clairol)(米医薬品大手ブリストルマイヤーズ・スクイブの化粧品事業。但し、シーブリーズは資生堂に売却された)
- アイムスカンパニー(英: Iams)(ペットフード・日本ではアイムスジャパンとして営業していた) - 1999年買収
- ウエラ(ヘアケア用品・日本法人はウエラジャパンとして営業していた) - 2003年買収
- ジレット社(替刃式剃刀のジレット、電気式髭剃りのブラウン、乾電池のデュラセル) - 2005年買収
これまで売却した事業
日本市場における事業売却はプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン#歴史を参照。
- クレアラシル (2000年に英: ブーツ・ヘルスケアに売却後、同社ごと英国レキットベンキーザーに買収される)
- プリングルズ (2012年にシリアル食品大手の米国ケロッグ社に売却)
- 医療用医薬品 (2009年に米国ワーナー・チルコット社に売却)
- 一般用医薬品 (2011年にイスラエル・テヴァ製薬産業のOTC事業と統合し、PGTヘルスケアを設立)
- アイムス、ユーカヌバなどのペットフード事業(2014年にペットフード大手の米国マースに売却)
関連項目
脚注
- ^ a b http://www.pginvestor.com/CorporateProfile.aspx?iid=4004124
- ^ ウィリアムとジェームスの妻同士が姉妹の関係にあったのが、事業を始めるきっかけとなった。
- ^ “製紙産業の現状 世界の主要企業”. 日本製紙連合会. 2012年11月10日閲覧。