「山本直樹」の版間の差分
47行目: | 47行目: | ||
* [[安住の地]] |
* [[安住の地]] |
||
* お家につくまでが遠足です |
* お家につくまでが遠足です |
||
* [[堀田(漫画 |
* [[堀田 (漫画)|堀田]] |
||
* 破戒 ~ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました~(原作:[[松尾スズキ]]) |
* 破戒 ~ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました~(原作:[[松尾スズキ]]) |
||
* [[のんきな姉さん]] |
* [[のんきな姉さん]] |
2010年7月11日 (日) 04:47時点における版
Template:漫画 は 廃止されました |
---|
山本 直樹(やまもと なおき、1960年2月1日 - )は、日本の漫画家。北海道松前郡福島町出身。北海道函館中部高等学校、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。劇画村塾3期生。水瓶座、血液型AB型。主に青年漫画を執筆。別に、「森山 塔」(もりやま とう)と、「塔山 森」(とうやま もり)の名義を持つ。
概要
1984年、森山塔名義で『ピンクハウス』(日本出版社)に掲載の「ほら、こんなに赤くなってる」でデビュー。同年、山本名義でも『ジャストコミック』(光文社)に掲載の「私の青空」でデビュー。以降、大胆な性描写とシャープな演出センスで問題作を発表し続ける。愛とセックスに溺れる弱い人間たちが織り成す悲哀を過激に、シニカルに、そしてややユーモラスに描く。
1991年 、『Blue』が初めて東京都青少年保護育成条例で有害コミック指定を受け、当時沸き起こりつつあった有害コミック論争の中心的存在となる。しかし、有害コミック論争以降も山本の作風は変わらず、『ありがとう』では更に過激な描写を見せた。家が不良に占拠され、レイプ、新興宗教、いじめと、さまざまな困難が怒涛の如く押し寄せた一家。それでも決して屈せずに奮闘した父を描き、「家族とは何か」という重い問いを今一度投げかけた同作は、高く評価された。続いて連作短編『フラグメンツ』では、絵はさらに繊細になっている。
2000年からは、漫画雑誌『マンガ・エロティクス』(現・『マンガ・エロティクス・エフ』、太田出版)の監修も務める。
技術的な面としては、かなり早くから漫画にMacintoshによる作画(CG)を取り入れていることが挙げられる。「Aldus SuperPaint」という現在では発売中止になった(開発元のAldusがAdobeに買収されたため)ソフトを使い、近年はアシスタントを雇わないで、独力で執筆している。
同じく漫画家の吉田戦車とは友人である。ミュージシャンのムーンライダーズ、フランク・ザッパのファンである。奥浩哉・山本夜羽音・猫島礼は、かつて山本のもとでアシスタントを務めた。
略歴
- 1978年 - 北海道函館中部高等学校卒業。
- 1982年 - 小池一夫が主催する「劇画村塾」に入塾する。同期に堀井雄二、大野安之、とがしやすたかなどがいる。
- 1983年 - 早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。
- 1984年 - 森山塔名義で『ほら、こんなに赤くなってる』でデビュー。
- 1984年 - 山本直樹名義で『私の青空』でデビュー。
- 1986年 - 『極めてかもしだ』が有害(不健全)指定を受ける。
- 1991年 - 『Blue』が初めて東京都条例で有害コミック指定を受ける。
- 1992年 - 発起人となり「コミック表現の自由を守る会」が発足される。
作品リスト
山本直樹名義
- まかせなさい!
- はっぱ64
- きまぐれハーベストホーム
- 極めてかもしだ
- ごめんねBボーイ
- あさってDANCE
- BLUE
- YOUNG&FINE
- フレイクス
- 僕らはみんな生きている(原作:一色伸幸)
- 夢で逢いましょう
- 夏の思い出
- 君といつまでも
- こけティッシュ
- ありがとう
- フラグメンツ
- 守ってあげたい
- 学校
- ビリーバーズ
- テレビばかり見てると馬鹿になる
- 安住の地
- お家につくまでが遠足です
- 堀田
- 破戒 ~ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました~(原作:松尾スズキ)
- のんきな姉さん
- Red
エッセイ
- テレビを消しなさい
- ラジオの仏 山本の夢辞書 1975-2004
森山塔名義
- よい子の性教育
- とらわれペンギン
- ラフ&レディ
- キはキノコのキ
- ペギミンH
- 桃色、大好き!
- 準子さんの肖像
- さくらんぼ倶楽部
- 新・さくらんぼ倶楽部
- そしてイイ気分
- 真夜中のクロール
- 夜のお楽しみ袋
- ずっと朝まで…
- なんかヘンな気…
- じっとしててね
- あとは寝るだけ
塔山森名義
- 死ぬなミミズ
- お姫さまといろいろ
- 誘ってあげる
- こんな娘といいな
映画化された作品
- あさってDANCE
- BLUE ある女子校生たちの物語
- 1994年、神野太監督
- 夏の思い出 異常快楽殺人者
- 1995年、斎藤久志監督
- 君といつまでも
- 1995年、廣木隆一監督
- ありがとう
- 1996年、小田切正明監督
- のんきな姉さん
- 2002年、七里圭監督
- 眠り姫
- 2005年、七里圭監督
- テレビばかり見てると馬鹿になる
- 2007年、亀井亨監督
オリジナルビデオ化された作品
- どれいちゃんとごしゅじんさまくん
- アダルトビデオの作り方
- 2008年、城定秀夫監督、若菜ひかる主演
- アダルトビデオができるまで
- 2008年、城定秀夫監督、鈴木杏里主演
アニメーション
- ボディジャック 楽しい幽体離脱
- くりいむレモン
- 5時間目のヴィーナス
- 放課後XXX
- そうかもしんない
外部リンク
- ファンサイト
- 山本直樹インタビュー