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* 『首長パンチ』--最年少市長GABBA奮戦記([[講談社]]、2010/12/8)ISBN 978-4062166768
* 『首長パンチ』--最年少市長GABBA奮戦記([[講談社]]、2010/12/8)ISBN 978-4062166768
* 『「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論』([[ベネッセコーポレーション]]、2008/1)ISBN 978-4828863412
* 『「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論』([[ベネッセコーポレーション]]、2008/1)ISBN 978-4828863412

== 関連事項 ==
* [[竹原信一]] - 同じ九州、ブログ市長とフェイスブック市長、乱暴な発言の癖、リコール経験と共通点が多い。違いはマスメディアの向ける態度ぐらいである。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2014年1月7日 (火) 16:39時点における版

樋渡啓祐
ひわたし けいすけ
生年月日 (1969-11-18) 1969年11月18日(54歳)
出生地 佐賀県武雄市
出身校 東京大学経済学部
前職 総務省官僚
所属政党 無所属
称号 学士(経済学)(東京大学・1993年
公式サイト 武雄市長物語

初代 武雄市長
当選回数 3回(2期)
在任期間 2006年4月16日 - (現職)
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樋渡 啓祐(ひわたし けいすけ、1969年(昭和44年)11月18日 - )は、日本政治家武雄市(2期目)である。宇多津町まちづくりアドバイザー[1]を兼務する。

来歴

人物

極端な政策や発言で物議を醸すことによって話題を集める事を好み[5]、その影響により武雄市には視察・取材(その表面的な「改革派」姿勢を最大限に好意的にとらえた報道が多い)が多く、その「改革派」のイメージに惹かれて賛同する首長・地方議員も多い[6]。話題作り自体が目的化したような政策内容を推進する事まである(例:市のホームページのフェイスブックへの「完全移行」[7]、一時的に設置され文字通り話題を集める事を目的とした「佐賀のがばいばあちゃん課」[8][9]武雄市MY図書館)。 政策については好意的な評価がある一方で、安全面や個人情報保護に関する問題点を残したまま行われる改革に対しての批判も多い。個人情報の運用に関するポリシーに、その実績面から強い疑問を持たれている。

また、タブレット端末「iPad」を好んでおり、必要性を別として、iPadを政策上のアピールポイントとして採用する傾向が顕著である[10]

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用を好み、2010年8月19日に「日本ツイッター学会」と自称する私的集団活動を開始[11]し、同年9月に武雄市職員390人へTwitterのアカウントを配布[12]する。2011年2月に「日本ツイッター学会」の主催でFacebook講習会を開催[13]して「日本フェイスブック学会」と自称する私的集団活動を開始し、市の公式Facebookページを開設させる。さらに、公私混同ならぬ「公私一体」のポリシー[14]を最大限に発揮した私企業「FB良品」を市の政策として推進する[15]

TSUTAYAおよびTポイントサービスを運営する民間企業カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を武雄市図書館・歴史資料館指定管理者とすることを推進し、2012年には議案が可決された。[16]

度々SNS上、講演会、市議会での問題発言を指摘されることが多い。2012年2月にはセキュリティ研究者の高木浩光に対して「君の上司(経済産業省)や国会議員に報告する」旨の投稿[17]を行い、2013年2月には同じくTwitter上で樋渡に批判的なユーザを「ゴキブリ以下」と言及[18]した。Facebook上では2013年12月、武雄市職員がGumblarウィルスに感染して他のユーザにスパムメッセージを発信してしまったことを指摘するユーザについて「ひまじんうんこ」と侮辱した[19]。これらSNS上での発言は自ら武雄市の「情報発信に関するガイドライン」[20]を破ったことになる。

高槻市へ出向時に奥本務市長の意を受け、学園まちづくり連絡協議会で関西大学との連携協定締結について発言した旨、2005年12月19日高槻市議会で答弁し、関西大学の高槻市進出(1994年)の契機となったと主張した。2008年11月17日に関西大学政策創造学部で「地域再生へのシナリオ~武雄市の戦略~」[21]を講演する。

受賞・選出

  • 2012年
    • 1月 - 「アエラが選ぶ 日本を立て直す100人」に選出(AERA:2012年1月2-9日合併号)
    • 10月 - 「次代を創る100人」に選出(日経ビジネス:2012年10月29日号)

著書

関連事項

  • 竹原信一 - 同じ九州、ブログ市長とフェイスブック市長、乱暴な発言の癖、リコール経験と共通点が多い。違いはマスメディアの向ける態度ぐらいである。

脚注

  1. ^ 広報うたづ 595号” (PDF). 宇多津町. p. 2 (2012年12月). 2012年12月30日閲覧。
  2. ^ 国定勇人三条市長の当選まで全国最年少市長。
  3. ^ 樋渡啓祐武雄市長が関西大学の客員教授に任命されました”. 武雄市 (2007年10月19日). 2012年12月30日閲覧。
  4. ^ 「関西大学|政策創造学部|教員紹介」”. 関西大学. 2012年12月30日閲覧。
  5. ^ 「地方にとって、無関心は最大の悪。」と言う自らのブログでもその姿勢が伺える 社団法人日本書籍出版協会への回答 - 武雄市長物語、2013年3月8日
  6. ^ 武雄市図書館~完全まとめ~
  7. ^ そのユーザビリティは、好意的に評価できるレベルに達していない
  8. ^ 単独コンテンツに対応するフィルム・コミッション相当部署を設置した全国でも稀有な例。武雄市には他にも話題目当てのユニークなネーミングの部署が見られる
  9. ^ 佐賀のがばいばあちゃん#テレビドラマのロケ協力は佐賀県フィルムコミッションであり、あくまで「ロケ応援」としてクレジットされているのみである。
  10. ^ MY図書館はiPadで使える図書館として当初喧伝された。現在もTSUTAYA図書館内の検索端末に採用されている。その使い勝手は別の話である。また武雄市独自の反転授業の重要なポイントとして登場する
  11. ^ 「日本ツイッター学会」 佐賀県武雄市で誕生”. 佐賀新聞 (2010年8月21日). 2012年12月30日閲覧。
  12. ^ 片瀬京子 (2011年3月2日). “全職員にツイッターのアカウントを配布した”. 日経ビジネスオンライン. 2012年12月30日閲覧。
  13. ^ 情報発信、交換に「フェースブック」を武雄で講習会”. 佐賀新聞 (2011年2月9日). 2012年12月30日閲覧。
  14. ^ 樋渡のツイッター発言
  15. ^ 他の多くの地方自治体が参加する、その呼び水となっているのは疑いの無いところである。
  16. ^ 佐賀県武雄市図書館の指定管理者にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を指定する議案が可決
  17. ^ 「国会議員に報告するぞ!」武雄市長がツイッターで一般人にブチギレ”. NAVERまとめ (2013年12月31日). 2014年1月1日閲覧。
  18. ^ 【君はゴキブリ以下】武雄市長 樋渡啓祐氏の煽りツイートまとめ【あはは。真に受けてる】”. NAVERまとめ (2013年12月31日). 2014年1月1日閲覧。
  19. ^ 篠原 修司 (2011年3月2日). “武雄市の樋渡市長、ユーザーを「ひまじんうんこ」と侮辱。自ら市のガイドライン破る”. Yahoo!ニュース. 2012年12月30日閲覧。
  20. ^ 武雄市における情報発信に関するガイドライン(PDF)
  21. ^ 学の実化 Vol.8 No.2データブック2009” (PDF). 関西大学. p. 117. 2012年12月30日閲覧。

外部リンク