母乳 (アルバム)

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母乳
レッド・ホット・チリ・ペッパーズスタジオ・アルバム
リリース 1989年8月22日
録音 オーシャン・ウェイ・レコーディング
ジャンル ロック
時間 45分2秒
レーベル キャピトル・レコード
プロデュース マイケル・バインホーン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 52位(アメリカ)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ 年表
ジ・アップリフト・モフォ・パーティ・プラン
(1987年)
母乳
(1989年)
ブラッド・シュガー・セックス・マジック
(1991年)
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母乳 - Mother's Milk』は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバム。

オーディションの結果、ジョン・フルシアンテチャド・スミスが加入。スティーヴィー・ワンダーの「ハイヤー・グラウンド - Higher Ground」やジミ・ヘンドリックスの「ファイア - Fire」などをカバーしているが、ドラッグ中毒で死亡したヒレル・スロヴァクに贈られた「ノック・ミー・ダウン - Knock Me Down」などの楽曲が揃う作品となった。 しかし、バンドは、レコーディング中、マスタリングや楽曲の作風やアレンジなどをめぐって、しばしばバインホーンと意見の食い違いが生じ、激しく対立。特にレコーディングの経験のないジョンとは、しょっちゅう喧嘩が絶えなかったらしい[1]。このため、バンドのメンバーとの関係が険悪化し、最終的には彼と袂を分かった。また、バインホーンとの関係の悪化は、キャピトル・レコードを離れる一因ともなった。

収録曲[編集]

オリジナル盤[編集]

  1. グッド・タイム・ボーイズ - "Good Time Boys" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 5:02
  2. ハイヤー・グラウンド - "Higher Ground" (Wonder) - 3:23
    シングルカット。スティーヴィー・ワンダーのカバーであり、大胆にもスラップを骨組みにした曲調はスティービー本人にも大ウケだったらしい。「ノック・ミー・ダウン」に続き、バンド初のスマッシュヒット曲となった。
    2012年にロックの殿堂入りを果たし、4月14日の授賞式でレッチリは、スモール・フェイセズ/フェイセズロン・ウッドケニー・ジョーンズジョージ・クリントンガンズ・アンド・ローゼズスラッシュグリーン・デイビリー・ジョー・アームストロングによるオールスター・フィナーレでこの曲を披露した。
  3. サブウェイ・トゥ・ヴィーナス - "Subway to Venus" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 4:25
  4. マジック・ジョンソン - "Magic Johnson" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 2:57
    歌詞で歌われているのは、アンソニーとフリーが大ファンのレイカーズについて。
  5. ノーバディ・ウィアード・ライク・ミー - "Nobody Weird Like Me" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 3:50
  6. ノック・ミー・ダウン - "Knock Me Down" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 3:45
    先行シングルカット。アンソニーの自伝曰く「初めてコンスタントにラジオで流れた俺たちの曲」。
  7. テイスト・ザ・ペイン - "Taste the Pain" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 4:32
    シングルカット。曲中でトランペットを吹いているのはフリー。
  8. ストーン・コールド・ブッシュ - "Stone Cold Bush" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 3:06
    テクニカルなフリーのベースソロとタッピングを使ったジョンのギターソロが大きな特徴。
  9. ファイア - "Fire" (Hendrix) - 2:03
    ジミ・ヘンドリックスのカバー。ギターは生前のヒレルによるもの。後にフルシアンテ復帰後、ウッドストック 1999で演奏した際に盛り上がった観客による火災事件が起きた。アンソニーは自伝で「ライブを見てもいない全く関係のない人間が起こした小火」と語っているが、当時の地元メディアには彼らのせいだと報道された。しかし、そもそもメンバーはこの曲を演奏する気は無く、ライブ直前にジミ・ヘンドリックスの妹に頼まれた為に演奏していた。
  10. プリティ・リトル・ディッティ - "Pretty Little Ditty" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 3:07
  11. パンク・ロック・クラシック - "Punk Rock Classic" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 1:47
    曲のラストでガンズ・アンド・ローゼズの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」のイントロのリフが使われている。
  12. セクシー・メキシカン・メイド - "Sexy Mexican Maid" (Peligro/Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 3:23
  13. ジョニー・キック・ア・ホール・イン・ザ・スカイ - "Johnny, Kick a Hole in the Sky" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 5:12

リマスター再発売盤ボーナス・トラック[編集]

  1. ソング・ザット・メイド・アス・ホワット・ウイ・アー・トゥデイ (デモ) - "Song That Made Us What We Are Today (demo)" (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 12:56
  2. ノック・ミー・ダウン (オリジナル・ロング・ヴァージョン) - "Knock Me Down" (original long version) (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 4:44
  3. セクシー・メキシカン・メイド (オリジナル・ロング・ヴァージョン) - "Sexy Mexican Maid" (original long version) (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 3:59
  4. サルート・トゥ・カリーム (デモ) - "Salute to Kareem" (demo) (Flea/Frusciante/Kiedis/Smith) - 3:24
  5. 砂のお城 (ライヴ) - "Castles Made of Sand" (live) (Hendrix) - 3:19
  6. クロスタウン・トラフィック (ライヴ) - "Crosstown Traffic" (live) (Hendrix) - 2:53

参照[編集]

  1. ^ Jeff Apter著『Fornication: The Red Hot Chilli Peppers Story』の188ページ。また、このことはアンソニーの自伝『スカー・ティッシュ』にも言及されている。