榛原町 (奈良県)
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はいばらちょう 榛原町 | |||||
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廃止日 | 2006年1月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 榛原町、大宇陀町、菟田野町、室生村 → 宇陀市 | ||||
現在の自治体 | 宇陀市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 奈良県 | ||||
郡 | 宇陀郡 | ||||
市町村コード | 29383-1 | ||||
面積 | 64.41 km2 | ||||
総人口 |
18,670人 (2004年10月1日) | ||||
隣接自治体 | 奈良市、桜井市、宇陀郡大宇陀町、菟田野町、室生村、吉野郡東吉野村 | ||||
町の木 | ヒノキ | ||||
町の花 | ヤマツツジ | ||||
鳥 | ウグイス | ||||
榛原町役場 | |||||
所在地 |
〒633-0292 奈良県宇陀郡榛原町下井足17-3 | ||||
座標 | 北緯34度31分41秒 東経135度57分08秒 / 北緯34.52808度 東経135.95231度座標: 北緯34度31分41秒 東経135度57分08秒 / 北緯34.52808度 東経135.95231度 | ||||
ウィキプロジェクト |
榛原町(はいばらちょう)は、かつて奈良県にあった町。2006年(平成18年)1月1日に合併で宇陀市が発足し、自治体としての榛原町も廃止された。
2011年(平成23年)3月までは宇陀市の地域自治区として榛原区が存在した。
静岡県の榛原町(現・牧之原市)と区別するため、大和榛原(やまとはいばら)と呼ばれることもある。[1]
地理
[編集]奈良県の中東部に位置し、四方を山地に囲まれていた。町の北部を近鉄大阪線や国道165号が横断していた。宇陀地区の中心となる町だった。
地形
[編集]大和高原の南端に位置していた。町内を流れる宇陀川・芳野川周辺の平坦地と、それを取り囲む山地で構成される。平坦地の部分でも海抜300m前後であり、周囲の山は600〜800mだった。
- 河川
- 宇陀川
- 芳野川
隣接していた自治体
[編集]気候
[編集]榛原町は大和高原の南端に位置し、奈良盆地との標高差も200m以上あることから盆地ではなく、高原性の気候区分に属する。夏場は奈良盆地に比べれば幾分涼しく、冬場には凍結、積雪などの状況にも見舞われる。また、雨量も比較的に多い。しかし、近年の温暖化のためか年々極寒の日は少なくなっている。
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、萩原村・下井足村・上井足村・足立村・福地村・長峯村・赤瀬村・額井村・戒場村・山辺三村・篠楽村・雨師村の区域をもって榛原村が発足。
- 1893年(明治26年)9月27日 - 榛原村が町制施行して榛原町となる。
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 伊那佐村および磯城郡桜井町の一部(笠間・安田)を編入。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 内牧村を編入。
- 1969年(昭和44年)4月1日 - 桜井市の一部(角柄・柳)を編入。
- 2005年(平成17年) - 榛原町役場が榛原萩原2019から新庁舎に移転。
- 2006年(平成18年)1月1日 - 大宇陀町・菟田野町・室生村と合併して宇陀市が発足。同日榛原町廃止。旧榛原町役場は宇陀市役所本庁舎となる。
- 2017年(平成29年) - 榛原リサイクルセンターとして活用されていた旧役場跡地が放火される。2018年(平成30年)に解体された。
行政
[編集]歴代町長
[編集]- 第29代〜第31代 高野隆雄 - 1947年2月16日〜1959年4月30日
- 第32代 前川秀一 - 1959年5月1日〜1963年4月30日
- 第33代 高野隆雄 - 1963年5月1日〜1967年4月17日
- 第34代 河井源次郎 - 1967年4月28日〜1969年4月14日
- 第35代〜第41代 福井茂弘 - 1969年5月25日〜1997年5月24日
- 第42代〜第45代 前田禎郎 - 1997年5月25日〜2005年12月31日
出典 : 宇陀市公式サイト[2]
姉妹都市・提携都市
[編集]合併問題
[編集]宇陀郡6町村による「宇陀地区合併協議会」を設置したが、曽爾村と御杖村が離脱して合併協議会が解散した。その後、残る4町村による合併協議会を設置され、2006年(平成18年)1月に宇陀市が誕生した。
経済
[編集]林業・農業を中心とする。これに加えて、軽工業の工場も散在している。
教育
[編集]小学校
[編集]- 榛原町立大王小学校
- 榛原町立伊那佐小学校
- 榛原町立榛原小学校
- 榛原町立東榛原小学校
- 榛原町立内牧小学校
中学校
[編集]- 榛原町立榛原中学校
高等学校
[編集]交通
[編集]鉄道
[編集]道路
[編集]施設
[編集]名所・旧跡・観光スポット
[編集]名所・旧跡
[編集]- 八咫烏神社 - 式内社。旧社格は県社。
- 宇太水分神社下社 - 式内社。旧社格は県社。
- 墨坂神社 - 健康の神を祀る神社としては日本最古とされる[4]。
- 仏隆寺 - 真言宗寺院。室生寺の末寺。石室は重要文化財。
- 戒長寺 - 真言宗寺院。銅鐘は重要文化財。
- 額井岳 - 標高812メートルの山。
- 山部赤人の墓(伝) - 東海自然歩道沿いにある五輪塔。
- 榛原空襲供養塔 - 1975年建立の供養塔[5]。11人の死者を出した1945年7月24日の榛原空襲を記念している。
- 伊勢本街道
観光スポット
[編集]- 鳥見山(鳥見山公園)
- 子供の森公園
出身有名人
[編集]- 津村重舎 - 実業家。ツムラの前身である中将湯本舗津村順天堂の創業者[6]。
- 山田安民 - 実業家。ロート製薬の前身である信天堂山田安民薬房の創業者[6]。
- 山田輝郎 - 実業家。ロート製薬会長。山田安民の息子。
- 田村元秀 - 天文学者。
- 水越潤 - サッカー指導者[7]。
- 染田賢作 - プロ野球選手[8]。
脚注
[編集]- ^ 旧郵政省で多用されており、町内に大和榛原郵便局があるほか、NTTの単位料金区域(MA)で「大和榛原MA」が存在し、榛原駅前にあるNTT西日本のビルは「NTT西日本大和榛原ビル」となっている。また、町内にはドコモショップ大和榛原店も存在する。
- ^ 旧榛原町の特別職 宇陀市公式サイト、2012年6月1日
- ^ 出典は『映画年鑑 1960年版 別冊 映画便覧 1960』時事通信社、1960年。同文献を出典とする1960年の映画館(近畿地方)「消えた映画館の記憶」を参照した。
- ^ 墨坂神社について 墨坂神社
- ^ 榛原空襲供養塔 総務省
- ^ a b 健幸都市ウェルネスシティ宇陀市〜健幸づくりでまちづくり〜 宇陀市
- ^ サッカー関西1部の奈良クラブ 新監督に矢部GM 朝日新聞、2013年11月3日
- ^ 元ベイスターズの乙訓・染田顧問、“交換日誌”でセンバツへアドバイス スポーツ報知、2018年3月12日