椎木樹人

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椎木 樹人(しいき みきひと、1985年8月30日 - )は、日本の俳優福岡劇団万能グローブ ガラパゴスダイナモス」主宰。福岡若手演劇協会代表理事。スリーオクロック所属。[1]身長178cm。B型。

略歴[編集]

山口県下関市生まれ。父が転勤族だったため東京岡山などへ引越し、8歳から福岡へ定住。福岡大学附属大濠高等学校入学後すぐに演劇部に入部し、演劇の世界へ入る。 2001年10月21日、福岡県高校演劇大会、福岡東地区大会にて初舞台。その時の演目『丘の上から』は小山田壮平(元andymori、現AL)作、演出。地区大会を突破し県大会に進出。

2004年6月、演劇部の先輩の川口大樹、後輩の松野尾亮らを誘い万能グローブガラパゴスダイナモスを結成。2005年3月に第0回公演『ザ・グラマーボーイズ』(作・演出、川口大樹)を行い、同年6月に『ガラパゴスダイナモス』(作・演出、松野尾亮)で劇団旗揚げ。旗揚げ後すべての公演に出演。

2016年10月により福岡の若い表現者のレベルを上げるため、表現者に活動・活躍の場を作るため、表現者が表現を生かした仕事を獲得するため、そして、福岡演劇がより一層盛り上がるために、様々なアプローチから仕掛けを起こす 『表現者の作る、表現者のための、表現者視点による、表現者組織』 として「福岡若手演劇協会」を立ち上げ代表理事を務めている。[2]

人物・エピソード[編集]

  • 趣味はプロレス鑑賞、特技はバスケットボール。[3]
  • 無類のカエル好きとして知られており、誕生日にはカエルグッズが集まってくる。カエル好きが高じて劇団員の竹内元一と『カエル軍団』という音楽ユニットを結成している。[4]
  • 2007年9月KBCテレビアサデス KBC』の新人リポーターオーディションに合格、出演。その後同局の『気ままにLB』にリポーターとしてレギュラー出演。
  • テレビ出演時のキャッチフレーズは「やるき・げんき・しいき!」
  • あだ名は苗字のまま「椎木」と呼ばれることが多い。たまに「ミッキー」と呼ぶ人もいる。[5]
  • 2017年4月よりテレビ西日本ももち浜ストア』のキャスターとして月〜金曜日レギュラー出演。番組冒頭コーナー、『朝刊ココ見て』コーナーを担当。2020年3月をもって同番組卒業。[6]
  • 2021年4月よりFM佐賀『CHANGE』(16:00~18:55)の水曜パーソナリティーとして出演中。

活動概要[編集]

舞台[編集]

『万能グローブガラパゴスダイナモス』公演[編集]

  • 第0回公演「ザ・グラマーボーイズ」(2005年3月、甘棠館show劇場)-村田役
  • 旗揚げ公演「ガラパゴスダイナモス」(2005年6月、ぽんプラザホール)-瀬戸役
  • 第2回公演「レモン・サイダー・バカンス 木下登編/リコシェ編」(2005年11月、ぽんプラザホール)-積瀬(木下登編)、諸見里(リコシェ編)役
  • 第3回公演「暴投タワリッシ」(2006年6月、ぽんプラザホール
  • レッツSAGA演劇大作戦「レモン・サイダー・バカンス リコシェ編」(2006年5月、エスプラッツホール)-諸見里役
  • 第4回公演「インディゴブルーの本当」(佐賀公演2006年12月 STAGEMARO、福岡公演2007年2月 甘棠館show劇場)-ハクホウ役
  • 久留米演劇祭「モーター・サイクル・BGM」(2007年8月、石橋文化センター
  • 第5回公演「よれた僕らの水平思考」(2007年5月-6月、ぽんプラザホール)-青山役
  • 第6回公演「惑星クレイジー」(2007年12月、甘棠館show劇場)-ソメヤ役
  • 第7回公演「ひとんちで騒ぐな」(2008年10月、ぽんプラザホール)-権藤役
  • 第8回公演「ボスがイエスマン」(2009年3月、ぽんプラザホール)-小出役
  • 5周年記念公演「馬鹿野郎そこは掘るな!」(2009年10月、甘棠館show劇場)-ショウゴ役
  • 札幌福岡演劇交流プロジェクトMeets!2009 脚本共作公演「鍋のナカ」(2010年3月、福岡公演 ぽんプラザホール、札幌公演 生活支援型文化施設コンカリーニョ、劇団yhsと脚本共作)-
  • 第10回公演「すごくいいバカンス」(2010年5月、イムズホール)-堤役[7]
  • 第11回公演「ひとんちで騒ぐな」(2010年12月、福岡公演 ぽんプラザホール、東京公演 こまばアゴラ劇場)-権藤役
  • 第12回公演「グンナイ」(2011年5月、イムズホール)-井出役[8]
  • 番外公演「おわせてくれよ!」(2012年1月、ぽんプラザホール)-松本ロックンヒロシ/松本タカシ役
  • ガラ博(2012年7月、甘棠館show劇場)
    • 「たんぐる」作・演出
    • 「仏の顔も三度まで」出演
  • 第13回公演「この中に裏切り者がいますよ」(福岡公演2012年10月、ぽんプラザホール、大阪公演2012年11月、in→dependent theatre 2nd、宮崎公演2012年11月、メディキット県民文化センター)-ツクネ役
  • 第14回公演「星降る夜になったら」(2013年5月、イムズホール)-ソメヤ役[9]
  • 第15回公演 ガラパ年越しツアー2013「ナイスコントロール」(福岡公演2013年11月 ぽんプラザホール、東京公演2013年12月 こまばアゴラ劇場、宮崎公演2014年1月 三股町立文化会館)-乾役
  • 第16回公演 ガラパコレクションvol.1「レモンサイダーバカンス」(2014年5月、博多リバレインホール)-諸見里役
  • 第17回公演 ガラパコレクションvol.2「よれた僕らの水平思考」(2014年6月、ぽんプラザホール
  • 第18回公演 ガラパコレクションvol.3「馬鹿やろう、そこは掘るな」(2014年8月-9月、甘棠館show劇場)
  • 第19回公演 ガラパコレクションvol.4「ボスがイエスマン」(福岡公演2014年11月 大野城まどかぴあ、東京公演12月11日〜12月14日 王子小劇場
  • 第20回公演 万能グローブガラパゴスダイナモス10周年記念公演「ひとんちでさよなら」(2015年6月、イムズホール
  • 第21回公演 ビバ!10周年冬休み返上ツアー「西のメリーゴーランド」(福岡公演2015年12月 ぽんプラザホール、大阪公演2015年12月 in→dependent theatre 2nd、東京公演2016年1月 下北沢駅前劇場
  • 第22回公演「月ろけっと」〜熊本・福岡・東京・宮崎4都市ツアー〜(熊本公演2016年12月 熊本市男女企画センターあもにい、福岡公演2016年12月 ぽんプラザホール、東京公演2017年1月 下北沢駅前劇場、宮崎公演2017年1月 三股町立文化会館)
  • 第23回公演「星降る夜になったら」(2017年5月3日、キャナルシティ劇場
  • 第24回公演 イムズパフォーミングシリーズ2017 vol.3 ガラパ冬の3都市ツアー「ハダシの足」(2017年11月15日-19日 イムズホール、11月24日-26日 in→dependent theater 2nd、12月27日-30日 下北沢駅前劇場)
  • 第25回公演 ~平成駆け抜けツアー~「溺れるクジラ」(2019年2月1日-3日 イムズホール、2月8日-10日 in→dependent theatre 2nd、2月14日-18日 下北沢駅前劇場)
  • 15周年記念プロジェクト第1弾 イムズ芝居 2019 vol.4「ナイス・コントロール」(2019年7月3日-7日 イムズホール)
  • 第26回公演 15周年記念プロジェクト第2弾 福北縦断ツアー「甘い手」(2020年1月29日-2月2日 下北沢駅前劇場、2月12日-16日 福岡市美術館ミュージアムホール)

演劇ユニット『生前葬』公演[編集]

  • 遺作その1「笑って!タナトスくん」(2013年1月、東京公演 絵空箱、福岡公演 ぽんプラザホール

外部出演[編集]

  • E-1グランプリ2003-04九州大会「タイタニック」(九州大会2004年5月、ぽんプラザホール、決勝大会2004年7月、西鉄ホール)-劇団どデブ名義
  • 制作集団アントンクルー第6回公演「〜TENJINKI〜」(2004年11月、NTT夢天神ホール)-醍醐天皇役
  • 非・売れ線系ビーナス第4回公演「千鳥ヶ池」(2004年6月、ぽんプラザホール)-伊織/高遠役
  • E-1グランプリ番外編 非・売れ線系ビーナス×万能グローブガラパゴスダイナモス「況わんや、百年振りの粗探し」(2005年4月、西鉄ホール)-ひとつ上野男
  • ボルカニック シチュエーション オーケストラVOL.1「扇の的」(2005年4月、アクロス福岡 円形ホール)
  • IMS SUMMER FESTA 2005 SPECIAL「東京物語」(2005年7月、イムズホール)
  • E-1グランプリ2005-06九州決勝大会「アームストロング・コンプレックス」(2006年1月、西鉄ホール)-劇団どデブ名義[10]
  • 北九州芸術劇場リーディングセッションVol.6「近代能楽集 班女」(2006年8月、北九州芸術劇場 小劇場、演出:鐘下辰男)-吉雄役
  • シアターラボ2006「Re:Reset」(2006年2月、北九州芸術劇場 小劇場)-一樹役
  • 藍色りすと「デコラヴ。」(2006年5月、西鉄ホール)-井ノ口良平役
  • 2007福岡舞台芸術シリーズ「遠州の葬儀屋」(2007年9月、ぽんプラザホール、作:土田英生
  • 北九州芸術劇場プロデュース「青春の門 放浪篇」(北九州公演2008年3月、北九州芸術劇場 小劇場、東京公演2008年3月、あうるすぽっと、原作:五木寛之、演出:鐘下辰男)-伊吹信介役[11]
  • 北九州芸術劇場リーディングセッションVol.11「伝染病」(2008年4月、北九州芸術劇場 小劇場、演出:本谷有希子)-救い主役
  • 劇団太陽族「往くも還るも」(2008年8月、大阪公演 AI・HALL、福岡公演 西鉄ホール、三重公演 三重県文化会館、作・演出:岩崎正裕)-田代恭介役
  • 劇団爆走蝸牛 第3回公演「兄弟船」(2009年4月、湾岸劇場 博多扇貝、作:岩井秀人)-山田役
  • 北九州芸術劇場リーディングセッションVol.15「番長皿屋敷」(2009年11月、北九州芸術劇場 小劇場、演出:加納幸和
  • 神戸アートビレッジセンタープロデュース 劇団太陽族「往くも還るも」(2010年1月、神戸アートビレッジセンターKAVホール、作・演出:岩崎正裕)
  • 甘棠館show劇場設立10周年記念公演 劇団ショーマンシップmeetsネクストジェネレーション「アームストロング・コンプレックス」(2010年7月、甘棠館show劇場)
  • 北九州芸術劇場リーディングセッションVol.16「オーバーペイ症候群について」(2010年9月、北九州芸術劇場 小劇場、演出:岩井秀人)-岩井役
  • 犬と串 case.6「愛・王子博」(2011年7月27日〜31日、王子小劇場
  • のこされ劇場≡「ア・ミッドサマー・ナイツ・ドリーマー」(2011年12月、ユメニティのおがた 小ホール)
  • 「演劇・時空の旅」シリーズ#4「フォルスタッフ/ウィンザーの陽気な女房たち」(2012年2月、宮崎公演、メディキット県民文化センター、三股公演、三股町文化会館、原作:ウィリアム・シェイクスピア、構成・演出:永山智行)-フォルスタッフ役
  • Fukuoka in Asia 舞台芸術創造発信プロジェクト 子どもとおとなのための舞台芸術「走れメロス」(2012年3月、パピオビールーム、原作:太宰治、演出:山田恵理香)
  • グレコローマンスタイル「黄昏のジャーマン・スープレックス・ホールド」(2012年6月、西鉄ホール)-穣役
  • のこされ劇場≡「紙風船」(2012年9月、アイアンシアター)
  • 北九州芸術劇場リーディングセッションVol.21「≪不思議の国のアリスの≫帽子屋さんのお茶の会」(2013年2月、北九州芸術劇場 小劇場、演出:近藤良平
  • INDEPENDENT:FUK 13「ヴァニシングポイント」(2013年8月、FUCA BASE、脚本・演出:竹内元一、原作:奥山貴宏)-一人芝居[12]
  • INDEPENDENT:13 「ヴァニシングポイント」(2013年11月、in→dependent theatre 2nd、脚本・演出:竹内元一、原作:奥山貴宏、同年8月の「INDEPENDENT:FUK 13」より選出)-一人芝居 
  • 犬と串 case.11「プラトニック・ギャグ」(2013年12月25日〜29日、下北沢駅前劇場
  • 北九州芸術劇場プロデュース「彼の地」(北九州公演2014年2月、北九州芸術劇場 小劇場、東京公演2014年3月、あうるすぽっと、作・演出:桑原裕子[13]
  • 北九州芸術劇場プロデュース「帽子屋さんのお茶の会」(北九州公演2014年10月、北九州芸術劇場 中劇場、東京公演2015年3月、あうるすぽっと、演出:近藤良平[14]
  • 不思議少年第8回演劇公演「水と油」(2015年2月、北九州芸術劇場 小劇場、作・演出 大迫旭洋)
  • 犬と串 case.14「ハワイ」(2015年8月、ゴールデン街劇場
  • 北九州芸術劇場プロデュース「彼の地」(北九州公演2016年2月、北九州芸術劇場 小劇場、東京公演2016年2月、あうるすぽっと、作・演出:桑原裕子[15]
  • 劇団ZIG.ZAG.BITE第2回公演「チクリトアオイ」(2016年7月、湾岸劇場博多扇貝)-ミネタ役
  • まどかぴあ舞台創造プログラム プロデュース公演「浮足町アンダーグラウンド」(福岡公演2016年9月、大野城まどかぴあ大ホール、八代公演2016年9月、八代市厚生会館、宮崎公演2016年9月、メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホール、作・演出:内藤裕敬中島かずき作「浮足町アンダーグラウンド」より)[16]
  • 北九州芸術劇場プロデュース「しなやか見渡す穴は森は雨」(北九州公演2017年2月-3月、北九州芸術劇場 小劇場、東京公演2017年3月、あうるすぽっと、作・演出:ノゾエ征爾[17]
  • インプロカンパニーPlatform第23回公演「オリニフレテ。」(2023年5月、JOYJOY THEATRE)-アマンダ(阿万田勇)役
  • 繁盛店にはわけがある(2023年12月、ぽんプラザホール、作・演出:川口大樹)[18]

テレビ出演[編集]

CM出演[編集]

映画出演[編集]

  • sleeping-rachael「バーバーライノ」(2006年4月上映、監督:高崎哲治、ひろしま映画展2007 グランプリ・企画脚本賞受賞作)[21]
  • TRAVEL HIGH 「movie jam #3ゴールドスピン」(初回上映2007年4月、監督・脚本:下本地崇[22]
  • ラーメン侍(2011年10月公開、監督:瀬木直貴、原作:香月均
  • タタミゼ「World's end Picnic」(2013年12月上映、監督:高崎哲治)
  • #ハンド全力(2020年7月31日公開、監督:松居大悟) - 担任ガッツ 役


ラジオ出演[編集]

  • FM佐賀『市村清からのメッセージ~いま心に刻む13の言葉~』(2021年3月)-市村清役
  • FM佐賀『CHANGE』(2021年4月~、水曜パーソナリティー)

脚注[編集]

  1. ^ 会社HP「所属俳優」参照
  2. ^ 福岡若手演劇協会HPより
  3. ^ 万能グローブガラパゴスダイナモス公式サイト「メンバー紹介」参照
  4. ^ YouTubeカエル軍団「すごくいいバカンス」参照
  5. ^ 彼の地公式ブログ「キャスト紹介」参照
  6. ^ 「ももち浜ストア」HP出演者紹介ページより
  7. ^ 第4回福岡演劇フェスティバル参加作品
  8. ^ 第5回福岡演劇フェスティバル参加作品
  9. ^ 第7回福岡演劇フェスティバル参加作品
  10. ^ E-1グランプリ2005-06九州決勝大会公式サイトより
  11. ^ 北九州芸術劇場プロデュースの舞台北九州芸術劇場ウェブサイトより
  12. ^ 最強の一人芝居フェスティバルインディペンデント参加作品
  13. ^ 第7回北九州芸術劇場プロデュース公演北九州芸術劇場ウェブサイトより
  14. ^ [1]北九州芸術劇場ウェブサイトより
  15. ^ 北九州芸術劇場プロデュース公演北九州芸術劇場ウェブサイトより
  16. ^ ステージナタリー作品ページより
  17. ^ 第9回北九州芸術劇場プロデュース公演 北九州芸術劇場ウェブサイトより
  18. ^ 博多とよ唐亭の実話が舞台化「繁盛店にはわけがある」作・演出はガラパ川口大樹”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年10月17日). 2023年10月17日閲覧。
  19. ^ グッドラックスリー作品ページより
  20. ^ YouTube「パルコみんなの宣伝部」より
  21. ^ 作品HPより
  22. ^ YouTubeより

外部リンク[編集]