柴田治三郎
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柴田 治三郎(しばた じさぶろう、1909年2月17日 - 1998年7月27日)は、日本の文学研究者、ドイツ文学者、東北大学名誉教授。
来歴[編集]
青森市出身。東北帝国大学法文学部ドイツ文学科卒。東北帝大助教授、東北大学文学部教授、1972年定年退官、名誉教授。レーヴィット、モーツァルト、ブルクハルトなどを翻訳した。
著書[編集]
- 『モーツァルト 運命と闘った永遠の天才』岩波ジュニア新書 1983
翻訳[編集]
- フゥケー『水妖記 ウンディーネ』岩波文庫 1938、改版1978
- オイゲン・ヘリゲル『日本の弓術』岩波書店 1941、岩波文庫(改訳)1982
- カール・レヴィット『ヨーロッパのニヒリズム』筑摩書房 1948、改版1974
- アレクセイ・トルストイ『ドン・ジュアン 劇詩』要書房 1949、岩波文庫 1951
- カール・レヴィット『ウェーバーとマルクス』脇圭平・安藤英治共訳 弘文堂・アテネ新書 1949
- カール・レヴィット『実存主義の哲学的背景 ハイデッガーとパスカル』弘文堂 1950 未來社 1967
- ラーゲルレーヴ『巴旦杏の花咲く頃』みすず書房 1950
- カール・レヴィット『ヘーゲル・マルクス・キェルケゴール』要書房 1951
- カール・レヴィット『ヘーゲルからニーチェへ-十九世紀の思想における革命的決裂 マルクスとキェルケゴール』岩波書店(Ⅰ・Ⅱ) 1952、新版1992
- ツルゲーネフ『ハムレットとドンキホーテ 他二篇』河野与一共訳 岩波文庫 1955
- カール・レヴィット『世界と世界史』岩波書店 1959
- ビュルガー『空想男爵の冒険』少年少女世界文学全集 講談社 1960
- カール・レーヴィット『ニーチェの哲学』岩波書店 1960
- ヴィルヘルム・ディルタイ『体験と創作』小牧健夫共訳 岩波文庫(上・下) 1961、復刊1983・2016ほか
- ヤーコプ・ブルクハルト『イタリア・ルネサンスの文化』世界の名著45・中央公論社 1967
- ボンゼルス『みつばちマーヤの冒険』旺文社 1968
- アミーチス『クオーレ 愛の学校』旺文社文庫 1971
- カール・レーヴィット『神と人間と世界 デカルトからニーチェまでの形而上学における』岩波書店 1973
- 『モーツァルトの手紙 その生涯のロマン』岩波文庫(上・下) 1980
- フォルケル『バッハの生涯と芸術』岩波文庫 1988
資料[編集]
- 東北大学史料館(宮城県仙台市青葉区片平2-1-1)において「柴田治三郎文書」(小宮豊隆・河野與一等からの書簡、カール・レーヴィット関係)が保存・公開されている.