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木浦宝城線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
木浦-宝城間鉄道
オレンジ(木浦-宝城間鉄道)と水色の線を合わせて「南海岸鉄道」と呼ぶ。緑と水色の線が慶全線
オレンジ(木浦-宝城間鉄道)と水色の線を合わせて「南海岸鉄道」と呼ぶ。緑と水色の線が慶全線
基本情報
韓国
起点 任城里駅
終点 宝城駅
開業 2022年予定
所有者 韓国鉄道施設公団
運営者 韓国鉄道公社
路線諸元
路線距離 82.5km
軌間 1,435 mm (標準軌)
線路数 単線
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木浦宝城線
各種表記
ハングル 목포-보성간철도(남해안철도)
漢字 木浦-寶城間鉄道(南海岸鉄道)
発音 モッポ-ポソンガンチョルド(ナメアンチョルド)
日本語読み: もっぽ-ほうじょうかんてつどう(みなみかいがんてつどう)
英語 Mokpo-Poseong Line(South coast Line)
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木浦宝城線(モッポポソンせん)とは、大韓民国全羅南道木浦市にある任城里駅宝城郡にある宝城駅を結ぶ計画の、韓国鉄道公社鉄道路線である。

概要

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2003年から工事が始まり、以降収益性が悪いという理由で何年も工事が中断されたが、2015年11月から工事が再開された経緯がある。[1] 2022年頃開通予定。

この路線の統一した正式名称はまだ存在せず、この路線の呼称はメディアによってまちまちであり、慶全線の一部ないし支線として扱われたり、慶全線とは別の路線として見なされることもある。[2][1][3]

この路線と、慶全線の宝城-釜山区間を合わせて「南海岸鉄道[1]」とも呼ばれる。一部では、この南海岸鉄道の方が慶全線の本線になり、従来の光州松汀-宝城区間の方は支線扱いになるという予測も存在する。

それまでこの路線は非電化として2020年完成を目途に工事が進められていたが、2019年末にて慶全線と一緒に電化路線となることが決定された。[4]同時に完成予定も2022年に延期された。

この路線を含む「南海岸鉄道」全区間が電化路線として完成すると、従来の慶全線(光州経由)で7時間35分以上かかっていた木浦から釜山までの移動時間が3時間57分まで[5](ソースによっては2時間30分まで[3])短縮できるといわれている。

ちなみにこの路線と直結する予定である慶全線の場合は、順天駅より東側(概ねに慶南道内)と西側(全南道内)とは改良工事のペースに違いが出るものの、概ね2025年まで全ての区間が電化路線として改良が完了する予定である。[6][7][8]特に人口過疎地域ゆえに長いとき改良予定がなかった順天-宝城の区間は、木浦宝城線および慶全線東側区間との直結を念頭に置いて優先的に着工し、2023年まで改良が完了する見込みである。[9]

歴史

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  • 2003年 着工
  • 2007年4月 工事中断
  • 2015年11月 工事再開
  • 2022年 (電化路線として)竣工予定

駅一覧

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駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km)
等級
駅種別 接続路線 所在地
日本語 ハングル 英語
任城里駅 임성리역 Imseong-ri 0.0 0.0     韓国鉄道公社:湖南線 全羅南道 木浦市
霊岩駅 영암역 Yeongam           霊岩郡
海南駅 해남역 Haenam           海南郡
康津駅 강진역 Gangjin           康津郡
長興駅 장흥역 Jangheung           長興郡
長東駅 장동역 Jangdong          
宝城駅 보성역 Boseng   82.5     韓国鉄道公社:慶全線 宝城郡

脚注

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  1. ^ a b c “南海岸鉄道の木浦-宝城区間、8年ぶりに工事再開” (朝鮮語). 京郷新聞. (2015年11月12日). http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201511122159435&code=620114 
  2. ^ “宝城-任城里間鉄道工事着工式” (朝鮮語). 海南ウリ新聞. (2015年11月10日). http://www.hnwoori.com/news/articleView.html?idxno=114856 
  3. ^ a b “鉄道公団、慶全線の宝城-任城里区間の工事を再開” (朝鮮語). 国土日報. (2015年1月13日). http://www.ikld.kr/news/articleView.html?idxno=43183 
  4. ^ 木浦-宝城 南海岸鉄道、電鉄化確定…釜山まで2時間40分” (朝鮮語). hankyung.com (2019年11月27日). 2020年5月26日閲覧。
  5. ^ 宝城~木浦の鉄道全区間、本格的に着工” (朝鮮語). 鉄道情報産業センター(韓国) (2015年11月12日). 2018年6月7日閲覧。
  6. ^ “慶全線の「光州~順天」、88年ぶりに電鉄化「始動」” (朝鮮語). Newsis. (2018年12月8日). https://news.v.daum.net/v/20181208125752067 
  7. ^ “鉄道公団、慶全線の光陽-晋州区間の電化を推進” (朝鮮語). 聯合ニュース. (2017年10月11日). http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/10/11/0200000000AKR20171011084900063.HTML 
  8. ^ “昌原~金海~釜山をつなぐ「広域電鉄」(複線)、2020年まで開通” (朝鮮語). 慶南新聞. (2016年11月1日). http://www.knnews.co.kr/news/articleView.php?idxno=1195766 
  9. ^ 여운창 (2019年12月19日). “慶全線の光州-順天区間、電鉄化確定… 宝城-順天区間を優先的に着工、2023年にて南海岸鉄道と同時開通” (朝鮮語). 聯合ニュース. 2020年5月26日閲覧。

関連項目

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