朝尾直弘

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朝尾 直弘
あさお なおひろ
文化功労者顕彰に際して公表された肖像写真
人物情報
生誕 (1931-12-17) 1931年12月17日(90歳)
日本の旗 日本大阪府吹田市
国籍 大日本帝国の旗 大日本帝国日本の旗 日本
出身校 京都大学文学部史学科卒業
京都大学大学院文学研究科国史学専攻修士課程修了
学問
研究分野 日本近世史
研究機関 京都大学
指導教員 小葉田淳
主な受賞歴 毎日出版文化賞特別賞
紫綬褒章
文化功労者
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朝尾 直弘(あさお なおひろ、1931年12月17日 - )は、歴史学者日本近世史)、京都大学名誉教授文化功労者大阪府吹田市出身。住友史料館館長[1]

京都大学の小葉田淳(鉱山史)に学び、『近世封建社会の基礎構造』や『日本近世史の自立』で幕藩制社会の構造を研究し、それは江戸時代の特徴を「兵農分離石高制鎖国」とする通説となった。その後、岩波講座日本歴史に寄せた「豊富政権論」をきっかけに近世初期の研究を始め、「幕藩制と天皇」、「鎖国制の成立」などを併せて『将軍権力の創出』を著し、織豊政権から徳川家康江戸幕府創設、幕藩体制の完成に至るまでの基礎的な研究を行った。西洋史学から社会史が紹介されると、身分制に着目し始め、被差別民や近世都市の研究を切り開いた[2]

経歴[編集]

受賞・受章歴[編集]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『近世封建社会の基礎構造 畿内における幕藩体制』(御茶の水書房、1978年)
  • 『日本近世史の自立』(校倉書房、1988年)
  • 『大系 日本の歴史〈8〉天下一統』(小学館、1988年) のちライブラリー
  • 『将軍権力の創出』(岩波書店、1994年)
  • 『都市と近世社会を考える―信長・秀吉から綱吉の時代まで』(朝日新聞社、1995年)
  • 朝尾直弘著作集』全8巻(岩波書店,2003~4年)
    • (1)近世封建社会の基礎構造
    • (2)畿内からみた幕藩制社会
    • (3)将軍権力の創出
    • (4)豊臣・徳川の政治権力
    • (5)鎖国
    • (6)近世都市論
    • (7)身分制社会論
    • (8)近世とはなにか

共著[編集]

編著[編集]

記念論集[編集]

  • 『日本国家の史的特質 近世・近代』朝尾直弘教授退官記念会編 思文閣出版 1995
  • 『日本社会の史的構造 近世・近代』朝尾直弘教授退官記念会編 思文閣出版 1995

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 日本歴史775、2012年12月、「はがき通信」欄。
  2. ^ 『日本近世史の自立』(校倉書房)、永原慶二『20世紀日本の歴史学』。