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日本パーカライジング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本パーカライジング株式会社
Nihon Parkerizing Co., Ltd.
昭和通り沿いの、日本パーカライジング本社ビル
昭和通り沿いの、日本パーカライジング本社ビル
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 4095
1961年10月2日上場
本社所在地 日本の旗 日本
103-0027
東京都中央区日本橋一丁目15番1号
設立 1928年昭和3年)7月12日
業種 化学
法人番号 1010001034994 ウィキデータを編集
事業内容 金属表面処理事業
代表者 里見多一代表取締役会長CEO
松本満(代表取締役社長COO
資本金 45億6039万円
発行済株式総数 13,260万4,524株
売上高 連結:1,090億63百万円
単独:425億96百万円
(2016年3月期)
営業利益 連結:157億66百万円
単独:48億2百万円
(2016年3月期)
純利益 連結:103億20百万円
単独:63億15百万円
(2016年3月期)
純資産 連結:1,378億90百万円
単独:699億2百万円
(2016年3月31日現在)
総資産 連結:1,893億77百万円
単独:961億33百万円
(2016年3月31日現在)
従業員数 連結:3,886名 単独:806名
(2017年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 日本生命保険相互会社
明治安田生命保険相互会社
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託
新日鐵住金退職金口再信託受託者資産管理サービス信託銀行株式会社
(2016年3月31日現在)
主要子会社 パーカー加工(株) 69.7%
パーカーエンジニアリング(株) 90.0%
関係する人物 佐藤乾太郎(元社長COO)
外部リンク https://www.parker.co.jp/
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日本パーカライジング株式会社(にほんパーカライジング、Nihon Parkerizing Co., Ltd.)は、東京都中央区日本橋に本社を置く、金属表面処理などを行う会社。

概要

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アルミステンレス亜鉛などの素材表面の強度向上をはじめ塗装品質性能アップなどはもちろん耐久消費財の美観の保護まで、多角的な経営展開と付加価値の高い製品開発を推進している。海外では、米国中国韓国台湾タイなどをはじめ世界11カ国に合弁企業または当社現地企業が稼働している。

主な事業内容

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  • 薬品事業 - 化成処理薬剤・圧延油・防錆油・無電解めっき液等の開発・製造・販売
  • 加工事業 - 防錆・処理・めっき・塗装等の受託加工
  • 装置事業 - 前処理/電着塗装装置・排水処理設備・粉体塗装装置・熱交換器等の製造・販売
  • その他の事業 - 鉄鋼製品の輸出、太陽光発電売電

主な取引銀行

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沿革

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  • 1928年昭和3年)7月12日 - 設立。米国のパーカー・ラストプルーフ社から技術導入。
  • 1931年(昭和6年)7月 - 東京工場を新設。
  • 1940年(昭和15年)10月11日 - 軍部の要請に基づき、傍系会社として株式会社日本パーカーライジング広島工場を設立。
  • 1948年(昭和23年)12月28日 - 株式会社城南パーカライジング工場(現・パーカー加工)を設立。
  • 1951年(昭和26年)8月23日 - パーカー商事株式会社(現・パーカーコーポレーション)を設立。
  • 1960年(昭和35年)3月 - 新東和通商株式会社(現・パーカーエンジニアリング)を買収。
  • 1961年(昭和36年)10月 - 東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年(昭和38年)5月 - 前橋工場を新設。
  • 1965年(昭和40年)9月 - 平塚第二工場を新設。
  • 1967年(昭和42年)
    • 2月 - 台湾に「中日金属化工有限公司」を設立。
    • 9月 - 東京証券取引所市場第二部から第一部へ市場変更[1]。伊丹工場を新設。
  • 1968年(昭和43年)
    • 4月 - 古河工場を新設。
    • 5月 - 九州第一工場・九州第二工場を新設。
  • 1969年(昭和44年)
    • 2月 - 勝田工場を新設。
    • 5月 - 平塚第一工場を新設。
  • 1970年(昭和45年)5月 - 大阪証券取引所市場第一部に上場。
  • 1971年(昭和46年)
    • 3月 - 船橋工場を新設。
    • 6月 - 福山工場を新設。
  • 1972年(昭和47年)5月1日 - パーカー興産株式会社を設立。
  • 1973年(昭和48年)12月 - 九州第三工場を新設。
  • 1978年(昭和53年)12月 - 仙台工場を新設。
  • 1979年(昭和54年)
    • 6月 - 米国に「ツルテック」を設立。
    • 7月 - タイに「タイパーカライジング」を設立。
    • 12月 - 宇都宮工場を新設。
  • 1981年(昭和56年)2月 - 新潟工場を新設。
  • 1988年(昭和63年)3月 - 愛知工場を新設。
  • 1989年平成元年)3月 - 関西工場を新設。
  • 1993年(平成5年)3月 - 富山工場を新設。
  • 1996年(平成8年)4月 - 秩父小野田株式会社(現・太平洋セメント)よりアイオニクス事業(粉体塗装機器の製造・販売)を買収。
  • 2002年(平成14年)6月 - 日本カニゼン株式会社を買収。

役員

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  • 代表取締役会長 - 里見多一 最高経営責任者
  • 代表取締役社長 - 佐藤乾太郎 最高執行責任者
  • 常務取締役 - 里見康夫 国際本部長
  • 常務取締役 - 荒木達也 製品事業本部長
  • 常務取締役 - 細金逸人 タイパーカライジング株式会社代表取締役社長
  • 取締役相談役 - 小野駿
  • 取締役 - 吉武教晃 技術本部長
  • 取締役 - 渡邊正高 加工事業本部長
  • 取締役 - 田村裕保 管理本部長
  • 取締役 - 小野岡泰宣 経営企画本部長
  • 取締役 - 吉田昌之 総合技術研究所長
  • 社外取締役 - 松本滿 監査等委員
  • 取締役 - 菅博敏 監査等委員
  • 社外取締役 - 武田嘉和 監査等委員
  • 社外取締役 - 西村光治 監査等委員

脚注

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  1. ^ 広告欄『朝日新聞』昭和42年9月1日朝刊、12版、15面

関連項目

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外部リンク

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