山北 (津山市)

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山北
津山市役所
津山市役所
山北の位置(岡山県内)
山北
山北
山北の位置
北緯35度04分16秒 東経134度00分12秒 / 北緯35.07111度 東経134.00333度 / 35.07111; 134.00333
日本の旗 日本
都道府県 岡山県
市町村 津山市
行政地区(広域) 津山
行政地区 西苫田
人口
2021年令和3年)1月1日現在)[1]
 • 合計 2,774人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
708-0004(津山郵便局管区)[2]
市外局番 0868[3]
ナンバープレート 岡山

山北(やまきた)は岡山県津山市にある町丁である。同市市役所所在地。また、旧苫田郡西苫田村の役場所在地でもあった。かつての西北条郡山北村にあたる。郵便番号は708-0004[2]

概要[編集]

中心市街の北部にある地域で、鶴山の北にあたる。 もとは西北条郡山北村と称した[4]

当地には十六夜山という丘があり、丘上には津山城築城の際に鶴山から移した鶴山八幡神社が鎮座する。八幡神社の本殿、その他の社殿と境内にある薬祖神社社殿は、岡山県指定重要文化財[4]

また、当地には、旧津山藩主の別荘および大名庭園であった衆楽園がある[4]

さらには美作高校、津山工業高校、津山商業高校などの教育機関が集まっているほか、学校や企業、公的機関の官舎・宿舎も多い[4]

沿革[編集]

歴史[編集]

古代においては、苫西郡田中郷の一部であったとされ、美作国域の中でも中枢にあたる一帯であった[4]

江戸時代には、津山藩領分。『作陽誌』に、租税647石6斗、戸数95、人数483人と載っている[4]

村内に八子(やご)町という南北に長い家並があるが、これは森忠政津山城下町をつくるとき、のちの桜馬場と呼ばれる所に八子という集落があったため、その集落を当地へ移したものである。町の長さは180間と『作陽誌』にある[4]

明治22年6月、町村制施行を受けて、小田中村など同郡4村と合併して西苫田村を新設し、当地へ役場を構えた。昭和4年2月、津山町が西苫田村他周辺部を編入合併し、市制施行、津山市となった。同57年に当地へ市役所を移転した[4]

地名の由来[編集]

津山城下のすぐ北方にあたることから、津山城のある鶴山の北方という意味で、「山北」と称されたといわれる。

年表[編集]

地理[編集]

吉井川の支流宮川の西に接するように位置する。津山市役所の他、高校を中心に市内の教育機関が多く存在する。

河川[編集]

山岳[編集]

世帯数と人口[編集]

2021年(令和3年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
山北 1,351世帯 2,774人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

番地 小学校 中学校
八子、山北一区、山北緑ヶ丘 津山市立北小学校 津山市立鶴山中学校
山北二区、山北三区 津山市立東小学校 津山市立北陵中学校

交通[編集]

道路[編集]

主要施設[編集]

公的施設
教育施設
医療・福祉施設
金融機関
一般企業・商店
神社仏閣・その他宗教施設
史跡
ほか

脚注[編集]

  1. ^ a b 住民基本台帳による町別男女別人口、世帯数”. 津山市オープンデータポータル「dataeye」. 2022年2月15日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2022年2月15日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年2月15日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h 巌津政右衛門 『岡山地名事典』日本文教出版社(1974年)
  5. ^ a b c 津山市例規内 総規より
  6. ^ 津山市立小・中学校の通学区域”. 津山市. 2022年2月15日閲覧。

参考文献[編集]

  • 和泉橋警察署 『新旧対照市町村一覧』第2冊(東京:加藤孫次郎, 1889(明22))
  • 地名編纂委員会 『角川日本地名大辞典33 岡山県』(角川学芸出版, 1989, ISBN 4040013301
  • 『県別マップル岡山県道路地図』昭文社(2013年)
  • 巌津政右衛門 『岡山地名事典』日本文教出版社(1974年)

外部リンク[編集]

関連項目[編集]