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宮の森ジャンプ競技場

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宮の森ジャンプ競技場
Miyanomori Ski Jump Stadium
宮の森ジャンプ競技場の位置(札幌市内)
宮の森ジャンプ競技場
施設情報
正式名称 札幌市宮の森ジャンプ競技場[1]
所在地
日本の旗 日本
自治体 札幌市
所在地 中央区宮の森1条18丁目
位置 北緯43度02分22秒 東経141度17分41秒 / 北緯43.03944度 東経141.29472度 / 43.03944; 141.29472座標: 北緯43度02分22秒 東経141度17分41秒 / 北緯43.03944度 東経141.29472度 / 43.03944; 141.29472
起工 1968年
開場 1970年
改修 1983年、1990年、2005年
所有者 札幌市
管理者 札幌振興公社(指定管理者[2]
サイズ
K点 90 m
ヒルサイズ 100 m
ヒルレコード 男子 104 m - 日本の旗 栃本翔平
女子 100 m - ノルウェーの旗 マーレン・ルンビ
サマー男子 103.5 m - 日本の旗 竹内択
サマー女子 100.5 m - 日本の旗 高梨沙羅
大会
オリンピック 1972年札幌オリンピック
世界選手権 2007年ノルディックスキー世界選手権札幌大会
ワールドカップ 2017/18 女子個人第7-8戦(NHx2)

宮の森ジャンプ競技場(みやのもりジャンプきょうぎじょう)は、札幌市中央区宮の森にあるスキージャンプ競技場(ノーマルヒル)。大倉山ジャンプ競技場とともにナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設になっている[3]

沿革

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1972年札幌オリンピック開催に向けて、当初は大倉山シャンツェに併設している雪印シャンツェを改修して使用する計画であったが、オリンピックで使用するには敷地が狭いことなどから[4]、70m級のジャンプ台を十二軒沢(現在の宮の森)に新設することになった[5]

大倉山共々ジャンプ台の老朽化が進んでおり、2024年11月に札幌市は大倉山にノーマルヒルを増設してデュアル化する一方で、宮の森については廃止する方向で検討していることを明らかにした。跡地の利用方法などは未定[12]

施設

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  • ジャンプ台
    • アプローチ : 91.8 m[6]
    • 助走路 : 80.12 m[9]
    • 助走路最大斜度 : 36°[9]
    • テイクオフ斜度 : 10.5°[9]
    • 着地斜面(ランディングバーン) : 142.9 m[6]
    • 着地斜面最大斜度 : 36.5°[9]
    • P点=標準点 : 81.95 m [9]
    • K点=極限点 : 90 m[6]
    • ブレーキングトラック : 100 m[6]
    • 標高差 : 104.4 m[6]
    • 全長 : 334.7 m[6]
  • 運営本部塔[6]
  • 審判台[6]

バッケンレコード

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「宮の森ジャンプ競技場のあゆみ」参照[13]
年月日 氏名 記録 大会名
K点86m
1970年1月24日 日本の旗 浅利正勝 85.0 m 第25回北海道スキー選手権大会
1970年1月28日 日本の旗 金野昭次 85.0 m 第11回雪印杯
1970年3月20日 日本の旗 青地清二 85.5 m 札幌オリンピック特別強化選手選考記録会
1973年1月14日 日本の旗 金野昭次 88.0 m 第14回雪印杯
1977年3月23日 日本の旗 久保田三知男 91.0 m 宮の森ナイタージャンプ公式記録会
1981年2月27日 ノルウェーの旗 T・クリスチャンセン 91.5 m 第52回宮様スキー大会
1983年改修 K点90m
1984年1月8日 日本の旗 秋元正博 93.5 m 第25回雪印杯
1984年1月14日 フィンランドの旗 V・アホネン 94.5 m 第12回札幌オリンピック記念
1984年3月2日 オーストリアの旗 エルンスト・フェットーリ 99.0 m 第55回宮様スキー大会
1990年 助走路をフロストレール化(人工霜製造装置付アルミレール)
1995年2月24日 日本の旗 西方仁也 100.0 m 第66回宮様スキー大会
1996年 助走路にセラミックトラック導入
2004年3月19日 日本の旗 葛西紀明 101.0 m 第28回伊藤杯宮の森ナイター
2006年1月7日 ノルウェーの旗 アンデシュ・バーダル 102.5 m 第34回札幌オリンピック記念
2012年1月7日 日本の旗 栃本翔平 104.0 m 第53回雪印杯

大会実績

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アクセス

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大倉山ジャンプ競技場まで車で約5分、徒歩で約30分の距離にある[14]。一般利用可能の駐車場はない。

脚注

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  1. ^ 札幌市ジャンプ競技場条例.
  2. ^ 指定管理者制度”. 札幌市. 2016年11月15日閲覧。
  3. ^ 札幌市ジャンプ競技場(大倉山、宮の森)”. 日本オリンピック委員会 (JOC). 2016年11月15日閲覧。
  4. ^ 大倉山〜いま・むかし…〜” (PDF). 広報さっぽろ. 札幌市. pp. 1-3 (2007年). 2016年11月16日閲覧。
  5. ^ 宮の森ジャンプ場設計・管理”. パシフィックコンサルタンツのあゆみ. パシフィックコンサルタンツ. 2016年11月16日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i 所管スポーツ施設等一覧 2016, p. 16.
  7. ^ 10年ぶりに点灯 - 北海道新聞1989年12月17日朝刊
  8. ^ 会社沿革”. 札幌振興公社. 2016年11月16日閲覧。
  9. ^ a b c d e f ジャンプ競技の概要.
  10. ^ 大倉山ジャンプ競技場ほかクリーングシステム整備工事”. 工成舎. 2016年11月16日閲覧。
  11. ^ 【スキー・ジャンプ】国内2例目の新計測システムが大倉山でお披露目”. スポーツ報知. 2020年11月2日閲覧。
  12. ^ 大倉山ジャンプ競技場に”ノーマルヒル”併設へ オリンピック招致停止も、事業は計画通り進める方針…宮の森ジャンプ競技場は取り壊す見通し 札幌市 - HBCテレビ・2024年11月28日
  13. ^ 施設ガイド”. 札幌大倉山展望台. 札幌振興公社. 2016年11月15日閲覧。
  14. ^ ジャンプ台紹介”. 雪印メグミルク. 2016年11月16日閲覧。

参考資料

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外部リンク

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