大村友貴美

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大村 友貴美
(おおむら ゆきみ)
誕生 1965年????
岩手県釜石市
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 中央大学文学部
活動期間 2007年 -
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 第27回横溝正史ミステリ大賞
デビュー作 『首挽村の殺人』
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大村 友貴美(おおむら ゆきみ、1965年 - )は、日本小説家推理作家岩手県釜石市出身。中央大学文学部史学科卒業。

横溝正史好きで、20代半ばの時、横溝正史ミステリ大賞に応募。2003年、第23回の同賞で最終候補に残るが、同回は受賞作なし。2007年、「首挽村の殺人」で第27回の同賞の大賞を受賞し作家デビュー(桂美人の「ロスト・チャイルド」と同時受賞)。受賞作は綾辻行人に絶賛され、「21世紀の横溝正史」のキャッチコピーが付けられた。

『首挽村の殺人』、『死墓島の殺人』、『霧の塔の殺人』の3作は故郷の岩手県が舞台となっている。

デビュー作が「現代的な問題を抱えた地方社会を舞台に、横溝世界を2Ⅰ世紀に蘇らせた」といわれるように、その後も現代社会の宿痾に注視し、社会問題をベースとした作品を書いている。中でも、横溝色がない『犯罪に向かない男』、『存在しなかった男』は、社会派推理小説である。

『前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理』は、東日本大震災をきっかけに生まれた作品。震災後の5月、岩手県在住の12人の作家が印税を義援金にしようと、既に発表した自作短編を提供し、『12の贈り物 東日本大震災支援岩手県在住作家自選短編集』を刊行することになった。書き下ろしにしなかったのは、一刻も早く刊行するためといわれる。しかし、大村には短編作品がなかったため、急遽「キサブロー、帰る」を執筆。デジタル野性時代に掲載されたのち、『12の贈り物』へ提供された。その後、「キサブロー、帰る」のコンセプトに沿って4編を執筆し、『前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理』が刊行された。

作品リスト[編集]

アンソロジー

「」内が大村友貴美の作品

  • 12の贈り物 東日本大震災支援岩手県在住作家自選短編集「キサブロー、帰る」
  • あの日から 東日本大震災鎮魂岩手県出身作家短編集「スウィング」
雑誌紙面掲載
  • 「キサブロー、帰る」、デジタル野性時代(角川書店)、2011年第7号
  • 「ロスト・ヴィレッジ」、デジタル野性時代(角川書店)、2012年2月号
  • 「僕が殺された日」、デジタル野性時代(角川書店)、2012年4月号 
    • 上記3編と書き下ろし「虐げられた男は逆襲する」「また逢う日まで」2編を加え、『前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理』刊行
  • 「奇妙な遺産」、小説宝石(光文社)、2011年12月号 
  • 「聖なる殺人の書」、小説宝石(光文社)、2013年8月号
  • 「永遠のトレジャーハンター」、小説宝石(光文社)、2013年12月号別冊付録
  • 「ブラッディ・ウーマン」、小説宝石(光文社)、2014年4月号
    • 上記4編と書き下ろし「エデンの蛇」を加え、『奇妙な遺産 村主准教授のミステリアスな講座』刊行
  • 「ガーディアン」、岩手日報文化面、2014年5月1日~2015年5月6日連載
    • 単行本化に際し、『梟首の遺宝』と改題
  • 「スウィング」、小説すばる(集英社)、2015年9月号
    • 『あの日から 東日本大震災鎮魂岩手県出身作家短編集』に掲載。
  • 「太陽にふれる月」、小説すばる(集英社)、2016年2月号~2017年4月号連載
  • 「緋い川」、小説宝石(光文社)、2017年8月~2018年9月号連載

外部リンク[編集]